Bot 間でデフォルトのパッケージ バージョンを更新する例

この例では、Control Room リポジトリ内の複数の Bot を一括更新して、Excel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージのデフォルト バージョンを使用する方法を紹介します。

前提条件

Bot をデフォルトのパッケージ バージョンに更新するには、パッケージの表示権限Bot の編集権限があることを確認します。

この例では、Excel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージを使用している公開リポジトリ内のすべての Bot を 1 回のアクションでデフォルト バージョンに更新する方法を示します。

手順

  1. Excel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージを使用する公開リポジトリ内のすべての Bot をデフォルト バージョンに更新するには、次の手順を実行します。
    1. [管理] > [Bot 更新] の順に移動します。
    2. [更新]Bot ドロップダウンをクリックし、[パッケージ バージョン] をクリックします。
    3. [更新 - パッケージ バージョン] > [設定] ページで、Excel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージを検索して選択します。
    4. 右矢印 ([]) をクリックして、Excel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージを選択項目として追加します。
    5. 選択リストでExcel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージを選択し、[次へ] をクリックします。
    6. 利用可能な Bot のリストから、パッケージ バージョンを更新する目的の Bot を選択します。
    7. 右矢印 ([]) をクリックして、選択を追加します。選択リストから Bot を選択し、[次へ] をクリックします。
    8. 選択した Bot と更新のために選択した依存関係を確認し、[更新 - パッケージ バージョン] をクリックします。
    Bot がチェックアウトされ、Excel の高度な操作およびメッセージ ボックス パッケージパッケージ デフォルト バージョンが設定されます。
  2. [Bot 更新リスト] ページで、目的の更新の横にある 3 つの点のアイコンをクリックし、[Bot[詳細] をクリックすると、詳細レポートが表示されます。
  3. [管理] > [監査ログ] の順に移動します。
  4. [監査ログ] ページで、イベント タイプで検索し、値 [デフォルト パッケージの更新] を選択します。
    ステータス、名前、開始時刻と終了時刻、更新に要した期間に加え、完了した項目数、失敗した項目数、スキップされた項目数、合計項目数、最終変更日時、パッケージの更新を開始したユーザーの詳細 (ユーザー名など) が表示されます。
    1. 必要なイベントの横にある 3 つの点のアイコンをクリックし、[イベントの詳細を表示] をクリックします。
      イベントの詳細:
      • [ステータス]: 成功
      • [項目名]: AAAb
      • [イベントを開始したユーザー]: doc-パッケージ
      • [時間]12:49:06IST2023-02-27
      • [オブジェクト タイプ]: イベント
      • [イベント タイプ]: デフォルト パッケージの更新
      • [送り元デバイス]: product-kernel-5cbc499957-ln4s8
      • [ソース]: Control Room
      • [リクエスト ID]: 83cfaceb03d4528fe4785d10f1e02ae6
      デフォルト パッケージの更新の詳細:
      • 要求の名前: Updatebots.doc-パッケージ.23.02.27.12.18.02
      • Bot パス: Bots\AAAb
      • [変更された内容]: パッケージ バージョン
      • パッケージの名前: MessageBox
      • 旧パッケージ バージョン: 2.1.0-20210118-185321
      • 対象パッケージ バージョン: 6.14.0-20221221-171419,3.5.0-20221223-065722
      • 旧 Bot バージョン: 1
      • 新 Bot バージョン: 2
    2. リクエスト ID (たとえば、83cfaceb03d4528fe4785d10f1e02ae6) を [デフォルト パッケージの更新] ページからコピーします。
    3. [監査ログ] ページで、[リクエスト ID] をフィルタして検索し、値 83cfaceb03d4528fe4785d10f1e02ae6 を入力します。
      次の図に示すように、[監査ログ] ページには、正常に更新されたものと更新プロセスに失敗したものを含め、すべての Bot が表示されます。
      パッケージ バージョンの一括更新プロセス
    4. 任意の Bot (たとえば、AddTwoNumber) をクリックして、デフォルト パッケージの更新の詳細を表示します。
  5. [監査ログ] ページから必要なイベント (たとえば、AddTwoNumber) を選択し、[チェックした項目を CSV にエクスポート] をクリックして、監査データを CSV ファイルにダウンロードします。
    一括パッケージ更新の監査ログのエクスポート