Discovery Bot を使用したプロセス ディスカバリー

Discovery Bot を使用して、自動化できるビジネス プロセスを識別できます。Discovery Bot は、プロセスに関するさまざまなシステムとのユーザー インタラクションを記録および分析し、これらのプロセスを自動化することで得られる潜在的な ROI を比較し、プロセスを自動化するための Bot を作成することで、そのようなプロセスを特定します。

プロセスディスカバリーとは

プロセスディスカバリーは、ビジネスで自動化できるプロセスを識別する、オートメーションの最初のステップです。プロセスディスカバリーは、さまざまなシステムとのユーザー インタラクションを記録し、記録されたインタラクションを分析してパターンを識別することにより、ビジネス プロセスを明らかにする方法です。次のいずれかのタイプのシステムとのユーザー インタラクションを記録し、分析することができます。
  • ERP、CRM、ビジネス プロセス管理 (BPM)、ECM などのエンタープライズ ソリューション
  • Microsoft Excel および Outlook などの個人用生産性アプリケーション
  • Citrix XenApp およびリモート デスクトップなどの端末環境と仮想環境

Discovery Bot を使用する理由

多くの企業は、手動によるプロセスディスカバリーとドキュメンテーションでオートメーション プロジェクトを開始します。プロセス ドキュメンテーションの手動レビューでは、ビジネス ユーザーへのインタビューおよびワーク フローのマッピングを行いながら、追加リソースを必要とする日常業務を実行する必要がありますが、これはビジネスにとって時間のかかる作業です。このような付加的な取り組みにより、企業がプロセスを自動化するという決定を下したり、オートメーションのメリットを享受したりするのを妨げたり、遅らせたりする可能性があります。その結果、多くのオートメーションのオポチュニティが発見されないままになります。Discovery Bot では、ビジネス プロセスの自動化の決定と実装に役立つ潜在的なオポチュニティから ROI を評価できます。

機能

Discovery Bot は次のように役立ちます。
  • プロセスのドキュメント化と分析を自動化し、時間とリソースを削減
  • ビジネス ユーザーと市民開発者にとって適切なオートメーションのプロセスを識別します。
  • ビジネス アナリストおよび RPA 開発者がオートメーションを加速し、RPA ROI を最大化できるようにします。
  • オートメーションのオポチュニティをプロトタイプに変換し、Bot オートメーション開発者がさらに開発およびデプロイできるようにします。

Discovery Bot の使用方法

管理者は Discovery Bot プロセスを作成し、E メールの招待状を通じてビジネス ユーザーにこれらのプロセスの記録への参加を依頼します。ビジネス ユーザーは、さまざまなビジネス プロセスに対して実行するステップを記録します。Discovery Bot は記録を集約し、提案されたワーク フローを生成します。ビジネス アナリストは、ワーク フローを調整してステップを選択し、異なる記録からブランチにマージできます。ワーク フローから、アナリストは ROI に基づいて潜在的なオートメーションのオポチュニティを特定し、優先度を設定します。オポチュニティがアナリストによって承認されると、Discovery Bot はオポチュニティをデプロイのために TaskBot に変換します。

次の画像は、Discovery Bot が、プロセスディスカバリーから Bot の作成までのオートメーション プロセスをサポートする方法を示したものです。

Discovery Bot のプロセス フロー

Discovery Bot タスクをインタラクティブなビジュアル形式で表示するには、Discovery Bot を開始する を参照してください。

Discovery Bot の使用方法の概要については、次のビデオをご覧ください。

Discovery Bot の概要」を参照してください。