自分で作成した変数 (ユーザー定義)
- 最終更新日2022/09/07
ユーザーおよび一部の アクション は、一時的に値を保持するためのユーザー定義変数を作成します。値をアクション (ウィンドウのタイトル、ログイン資格情報、またはファイル パス) に入力したり、アクション (ファイルまたは Boolean 戻り値から読み取った値) の出力を受け入れたりするには、このような変数を使用します。
回避策: .txt ファイルなどで、Bot 出力をデバイスに保存します。出力を複数の Bot Runner で共有する必要がある場合は、出力を共有ドライブに保存します。
変数型
変数のデータ型は、変数に格納されている値が持つことができるデータの種類を決定する属性です。データ型には、整数、文字列、文字などの格納の分類があります。ディクショナリ、レコード、リスト、テーブルなどの変数は、複数のデータ型を格納することができます。
ほとんどの変数型には、類似した名前のパッケージがあります。このパッケージには、変数に格納されている値に操作を実行するために使用するアクションが含まれています。たとえば、文字列変数を操作するには 文字列 パッケージ の アクション を使用します。同様に、数値変数を操作する場合には 数字 パッケージ の アクション を使用します。ある変数型の値を別の変数型に変換する方法については、「変数の命名
変数名には、数字 (0~9)、ラテン文字 (A~Z、a~z)、特殊文字 (- および _) を含む最大 50 の Unicode 文字を含めることができます。変数名には、中国語、日本語、韓国語などの 2 バイト文字を使用できます。変数でサポートされる Unicode 範囲
変数名にはキャメル ケースを使用し、範囲とデータ型を示すために変数名にプレフックスを付けることをお勧めします。たとえば、入力を提供するのに使用するファイル タイプ変数の場合は iFileEmailAttachment のような名前にします。
iStrAuditLogPath: 呼び出し元のタスクから受け取った文字列型変数oNumReturnValue: 呼び出し元のタスクに返した数値型変数ioStrStatus: 呼び出し元のタスクから受け取って、呼び出し元のタスクに返した文字列cStrNull: 値を格納しない文字列。たとえば、値が存在するかどうかを確認するための文字列を比較するのに便利です。
範囲の詳細については、「タスク Bot パッケージ」を参照してください。この標準を使用すると、型ごとに変数を検索できます。たとえば、oStr は出力文字列値を保持するのに使用される変数を返します。
変数型
| 変数型と推奨される名前 | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
| 任意 Any |
Boolean、データ テーブル、日時、ファイル、番号、記録、文字列、またはウィンドウのデータ タイプを格納します。この変数型は、アクションで出力されるデータ タイプが不明な場合に使用します。 | [実行] アクション の使用例 |
| Boolean Bool |
True または False の値を格納します。 | |
| 資格情報 Cred |
文字列値を安全に格納し、値がメッセージ ボックスに表示されたり、ファイルに書き込まれることを防ぎます。値は 資格情報 Vault から選択するか、ユーザーが指定します。 | |
| 日付時刻 Date |
単一の日付と時間の値を含む値を格納します。 | 定義済みのフォーマットを選択するか、カスタム フォーマットを指定して、値をフォーマットできます。 |
| ディクショナリ Dict |
キー/値ペアのフォームでデータを格納します。値は Boolean、数値、または文字列です。 | |
| ファイル File |
ファイル パスを格納します。 | |
| フォーム Form |
インタラクティブ フォーム フィールドに入力された値を格納します。 | |
| リスト List |
Boolean、数値、文字列値のシーケンスを格納します。 | |
| 数字 Num |
数値 (整数および小数) を格納します。-9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807 の範囲の小数点以下最大 15 桁までの値を保持します。 この変数にはランダムに生成された値を割り当てることができます。 |
値を文字列に変換する際に、小数点以下の桁を削除できます。 |
| レコード Rec |
テーブルから抽出された値の単一行を格納します。値は Boolean、日時、数値、または文字列です。 | ワークシートから Web フォームへのデータ入力例 |
| セッション Sess |
Excel の基本操作、Excel の高度な操作 または ターミナル エミュレータ パッケージ からのセッション名を保存します。親から アクション の子 Bot にこの変数を渡して、親 Bot で開いたファイル内のデータを子 Bot が処理できるようにします。 注: 子 Bot でこの変数を初期化する場合、[入力として使用] を選択します。 |
Bot 間で Excel セッションを共有する例 |
| 文字列 Str |
英数字、特殊文字、空の値を格納します。UTF-8 文字を最大 65,535 文字まで保持できます。文字列変数には、複数のテキスト行を含めることができます。 | 文字列変数の値を空の文字列変数と比較できます。 |
| テーブル Table |
行や列のテーブルに複数の値を格納します。値は Boolean、日時、数値、または文字列です。 | CSV/TXT ファイル、Excel ファイル、または Web フォームから値を抽出して、テーブル変数に割り当てます。 |
| ウィンドウ Win |
ウィンドウ タイトルと URL を格納します。 ウィンドウ型の変数を作成する場合、デフォルト値として [ブラウザ] を選択すると、Google Chrome のタブのみがサポートされ、デフォルト値として [アプリケーション] を選択すると、あらゆるアプリケーション ウィンドウがサポートされます。 |
一部の アクション ([キャプチャ] アクション など) では、指定したウィンドウ タイトルと URL を格納するウィンドウ変数が作成されます。 |
変数を削除
- 1 つの変数を削除: [変数] パレットで、変数名の右にある縦の 3 点リーダーをクリックして [変数を削除] をクリUックします。
- 未使用の変数を削除: [変数] パレットで、[未使用の変数を削除] をクリックし、削除する変数を選択して [削除] をクリックします。