タイム ゾーンの設定

デフォルトの UTC タイム ゾーンは、AEST、SGT、CST などの別のタイム ゾーンに変更できます。[操作]、[ビジネス]、[COE] のダッシュボードには、設定したタイム ゾーンに基づいて時刻が表示されます。

前提条件

バージョン 11.3.4.4 または バージョン 11.3.5.2 をインストールします。
[エクスプレス モード] を使用して バージョン 11.3.4.4 または バージョン 11.3.5.2 Control Room をインストールするときに、以下のハードウェア要件が欠けている場合は、Bot Insight の一部の機能が期待どおりに動作しないことがあります。次の要件を満たしていることを確認しまてください。
  • 8 コア Intel Xeon プロセッサー
  • 32GB の RAM
  • 500GB のストレージ
  • 1GbE のネットワーク
注: タイム ゾーンの変更は、[監査] ダッシュボードには適用されません。また、バージョン 11.3.4.4 をインストールしている場合は、その変更は Oracle データベースではサポートされません。

Control Room バージョン 11.3.4.4 または バージョン 11.3.5.2 パッチを、バージョン 11.3.4バージョン 11.3.5 などのベース バージョンのいずれかにアップグレードすると、ダッシュボードには UTC 形式でのみタイム ゾーンが表示されます。タイム ゾーンを設定するには、次の手順に従ってください。

手順

  1. Control Room のインストール パスに移動します。
    例: C:\Program Files\Automation Anywhere\Enterprise\zoomdata\conf
  2. config フォルダー内のファイルのリストから、Notepad++ などの XML エディターで zoomdata.properties ファイルを開きます。
  3. zoomdata.properties ファイルで timezone.change.required プロパティを定義します。
    例: timezone.change.required=false
    デフォルト値は false で、タイム ゾーンは無効になっています。
  4. タイム ゾーンを変更できるようにするには、値を true に変更します。
    たとえば、インド標準時 (IST) でタイム ゾーンを設定するには、次の設定を使用します。
    oldTimeZone= +00:00
    timeZoneId= Asia/Kolkata
    timeZoneLabel= IST (UTC+05:30)
    • oldTimeZone は、グリニッジ標準時 (GMT) との既存の時差です (デフォルトは +00:00 に設定されています)。
    • timeZoneId は、地域と都市の一意の ID です。
    • timeZoneLabel は、既存または選択した国のタイム ゾーン コードです。
    timeZoneId と timeZoneLabel の設定方法の詳細については、次の記事を参照してください:

    How to configure time zone in Bot Insight (A-People login required)

  5. ファイルを保存します。
  6. Bot Insight サービスを再起動します。
    タイム ゾーンを変更するか、デフォルト値に戻す場合は、ステップ 1 ~ 6 を繰り返します。
    たとえば、タイム ゾーンを IST からオーストラリア東部標準時 (AEST) に変更する場合は、次のようにします。
    Old setting:
    oldTimeZone= +00:00
    timeZoneId= Asia/Kolkata 
    timeZoneLabel= IST (UTC+05:30)
    
    Modified settings:
    oldTimeZone= +05:30
    timeZoneId= Australia/Sydney
    timeZoneLabel= AEST (UTC+10:30)