システム変数 - システム設定/パラメーターに固有
- 最終更新日2020/05/06
システム変数 - システム設定/パラメーターに固有
システム関連のシステム変数を使用して、特定のコンピューターに関連するパラメーターをオートメーション タスクに含めることができます。
これらの変数は、RAM、CPU および RAM の使用量、合計 RAM など、実際のシステム設定およびパラメーターを返します。
一般的なユース ケース
これらの変数は、負荷テストなど、アクティビティ中にシステムのパフォーマンスを追跡する必要がある場合に便利です。
次のマトリックスは、説明とシステム変数の用途の例を示しています。
変数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
マシン | マシン名が返されます | ファイルに記録コマンドで使用すると、Bot が実行されたマシン名を記録できます。 |
Clipboard | クリップボードのテキスト データが返されます。 | クリップボードにコピーまたはメッセージ コマンドで使用すると、クリップボードにコピーされたテキストを表示できます。 |
システム | システム名が返されます | ファイルに記録コマンドで使用すると、Bot が実行されたシステム名を記録できます。 |
AAApplicationPath | 製品のアプリケーション パスが返されます。 | タスクを実行コマンドで使用すると、アプリケーション パスからタスクを選択できます。 |
AAInstallationPath | 製品のインストール パスが返されます。 | メッセージコマンドで使用すると、AAE Client のインストール パスを表示できます。また、ファイルに記録コマンドで使用すると、AAE Client のインストール パスを記録できます。 |
AATaskName | 実行中のタスクの名前とそのパスが返されます。 | コメントまたはメッセージコマンドで使用すると、タスクの名前とそのアプリケーション パスを表示できます。 |
AATaskExecutor | Client または Control Room からタスクを実行したユーザーの名前が返されます | 通知で使用すると、オートメーションを実行したユーザーと、どこから起動したかを知ることができます。 |
AAControlroom | Bot が接続された Control Room の URL が返されます | E メール オートメーションコマンドで使用すると、Bot Runner が接続されている Control Room の URL を送信できます。 |
CPUUsage | CPU 使用量がパーセンテージで返されます。 | ファイルに記録コマンドで使用すると、実行中の Bot (タスク) 内の特定の操作の CPU 使用率データを記録できます。 |
RAMUsage | RAM 使用量の統計値が MB 単位で返されます。 | ファイルに記録コマンドで使用すると、実行中の Bot (タスク) の特定の操作の RAM 使用量データを記録できます。 |
TotalRAM | RAM の総容量が MB 単位で返されます。 | ファイルに記録コマンドで使用すると、システムで使用可能な RAM の総容量データを記録できます。 |
OSName | オペレーティング システム名が返されます。 | ファイルに記録コマンドで使用すると、Bot (タスク) が実行されたシステムで使われているオペレーティング システム (OS) 名を記録できます。 |
ArrayRows | 選択された配列変数の行数が返されます。 | IF コマンドで使用すると、配列変数の行数に基づいて変数の条件を指定できます。 |
ArrayColumns | 選択された配列変数の列数が返されます。 | IF コマンドで使用すると、配列変数の列数に基づいて変数の条件を指定できます。 |
WorkItem | 選択されたキューの個々の属性のデータが読み取り専用形式で返されます。 | 作業項目を挿入コマンドのみで使用でき、選択されたキューの属性を読み取ることができます。 |
システム関連変数を選択する手順:
- F2 を押すと、[変数を挿入] ウィンドウが表示されます。
- 必要な変数を選択して、[挿入] をクリックします。注: システム関連変数とシステム変数を混同しないでください。システム関連変数からシステムを選択するには、次のセクションを参照してください。
システム関連変数からシステムを選択する手順
- F2 を押すと、[変数を挿入]ウィンドウが表示されます。
- [システム] を選択して [挿入] をクリックすると、システム変数オプション のポップアップ ウィンドウが表示されます。注: COMPUTERNAME のシステム変数が、コンピューター名の最初の 15 文字を大文字で返します。
- [OK] をクリックして、システム変数を挿入します。
エラーのトラブルシューティング
エラー: メッセージ ボックスで $CPUUsage$ 変数を使用してエラー メッセージが表示された場合、次の操作を実行して、システムのカウンターをリセットする必要があります。
コマンド プロンプトを開き、次の 2 つのコマンドを入力します。
cd\windows\system32 [enter]
lodctr /R [enter]
例
タスクの実行可能ファイル (EXE) を作成する場合、EXE のパスを使用して、ファイルをログに記録したり、フォルダー内のファイルを参照したりすることができます。この場合、AAApplicationPath 変数を使用して、EXE が保存されている任意の場所から EXE のパスを選択します。これにより、EXE に静的パスを使用する必要がなくなります。
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次のコマンドを使用すると現在のアプリケーション パスをログ ファイルに保存できます。[ファイルに記録] コマンドをタスクにドラッグ アンド ドロップし、F2 キーを押して、$AAApplicationPath$ 変数を挿入します。
ファイルに記録:Automation Anywhere アプリケーションパス:$AAApplicationPath$ in "C:\Variable Operation.txt"
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次のコマンドを使用すると、現在の RAM 使用量と CPU 使用量をログ ファイルに保存できます。[ファイルに記録] コマンドをタスクにドラッグ アンド ドロップし、F2 キーを押して、$RAMUsage$ 変数と $CPUUsage$ 変数を挿入します。
ファイルに記録: CPU 使用率: $CPUUsage$RAM Usage:$RAMUsage$ in "C:\Variable Operation.txt"
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次のコマンドを使用すると、現在のタスクのパスをログ ファイルに保存できます。[ファイルに記録] コマンドをタスクにドラッグ アンド ドロップし、F2 キーを押して、$AATaskName$ 変数を挿入します。
ファイルに記録:Automation Anywhere アプリケーションパス:$AATaskName$ in "C:\Variable Operation.txt"