ターミナル エミュレーター コマンド
- 最終更新日2021/05/04
ターミナル エミュレーター コマンド
[ターミナル エミュレーター] コマンドには、別のマシンに接続してタスクを自動化できる アクション が含まれています。リモート マシンにアクセスして操作を制御するには、これらのアクションを使用します。たとえば、別のオペレーティング システムでアプリケーションを実行してファイルにアクセスできます。
ターミナル エミュレータ では、マシンがコマンド ラインまたはグラフィカル インターフェースを使って別のマシンに接続して通信することができます。ターミナル エミュレータ は Telnet または SSH プロトコルを使って、その他のマシンと通信します。
ターミナル エミュレータ コマンドを使用して、その他のマシンに接続し、タスクを自動化することができます。このコマンドを使用して、リモート マシンにアクセスし、操作を制御することができます。
詳細については、Automation Anywhere University: RPA Training and Certification (A-People login required) の「ターミナル エミュレーターを使用したタスクの自動化」コースを検索してください。
下表では、Enterprise クライアント の 10.x バージョンと Enterprise クライアント の バージョン 11.3.4 が同じマシン上にインストールされているとき (デュアル Enterprise クライアント 環境) の、ターミナル エミュレータ コマンドの中の [接続] コマンドの動作について説明しています。
最初にインストールされた Enterprise クライアント のバージョン | 後でインストールされた Enterprise クライアント のバージョン | アンインストールされた Enterprise クライアント のバージョン | 動作 |
Enterprise クライアント バージョン 10.x | Enterprise クライアント バージョン 11.3.4 | なし | 問題なく動作。 |
Enterprise クライアント バージョン 10.x | Enterprise クライアント バージョン 11.3.4 | Enterprise クライアント バージョン 10.x | 問題なく動作。 |
Enterprise クライアント バージョン 10.x | Enterprise クライアント バージョン 11.3.4 | Enterprise クライアント バージョン 11.3.4 | 問題なく動作。 |
Enterprise クライアント バージョン 11.3.4 | Enterprise クライアント バージョン 10.x | Enterprise クライアント バージョン 10.x | 動作しない。 |
開始前
- [接続] コマンドを使用して、ホスト マシンとの接続を確立します。
ターミナル エミュレータ 関連のタスクを自動化するには、まずホスト マシンとの接続を確立する必要があります。接続の確立中に、ホスト マシンの詳細を指定し、セッション名に関連付けます。システムはその他のコマンドのセッション名を使用します。そのため、それらのコマンドのホスト マシンの詳細を再度提供する必要はありません。「接続コマンドを使用する」をご覧ください。
重要: 接続を確立する前にこのパッケージのその他のコマンドを使用する場合は、システムでエラーが発生します。 - タスクを自動化するには、その他の [ターミナル エミュレータ] コマンドを使用します。たとえば、特定のフィールドから値を取得するには、[フィールドを取得] コマンドを使用します。
- ターミナル エミュレータ 関連のすべてのタスクの自動化後、[接続解除] コマンドを使用してホスト マシンへの接続を終了します。
次のコマンドを使用できます。
- 接続
- 「接続コマンドを使用する」をご覧ください。
- コントロール
- ターミナル コンソールで次の操作を実行するオプションを提供します。
- ターミナルを表示: ターミナル スクリーンを表示します。このコマンドを使用して、[接続] コマンドから [ターミナル ウィンドウを表示] オプションが選択されていない場合にターミナル スクリーンを表示します。Bot が特定のタスクを実行している際にターミナル スクリーン非表示するのに便利です。
- ターミナルを非表示: ターミナル スクリーンを非表示にします。このコマンドを使用して、[接続] コマンドから [ターミナル ウィンドウを表示] オプションが選択されている場合にターミナル スクリーンを非表示にします。Bot が特定のタスクを実行している際にターミナル スクリーンを非表示にするのに便利です。
- ターミナルをクリア: ターミナルのスクリーンをクリアします。
- カーソル位置を設定: 指定する行と列の番号に基づいて、ターミナルのスクリーン上のカーソルの位置を設定します。注: カーソルを設定したい行と列の番号を指定するには、1 から 999 の値を入力します。
- 接続解除
- [接続] コマンドを使用して確立したその他のマシンとの接続を終了します。
- すべてのフィールドを取得
- すべてのフィールドの値を取得し、ターミナル タイプ TN3270 および TN5250 の配列変数に割り当てます。
- [接続] オプションでターミナルと接続を確立するときに使用した端末エミュレーター セッション名を指定します。
- 配列変数を選択して、[値を既存の配列変数に割り当てる] リストから取得したデータをストアします。この配列は各フィールドを行としてストアし、各フィールドの値は次の列にまとめられます。
- フィールド インデックス
- フィールド名
- フィールド値
- 編集可能 (はい/いいえ)
- 非表示 (はい/いいえ)
- フィールドを取得
- このコマンドは、[インデックス] または [名前] からフィールド値を取得し、ターミナル タイプ TN3270 および TN5250 の変数に割り当てます。
- テキストを取得
- ターミナルからテキストを取得し、変数に保管します。次のオプションを選択できます。
- 最終行: ターミナルの最終行からテキストを取得します。
- すべての行: ターミナルのすべての行からテキストを取得します。
- 行の範囲: ターミナルの行の指定範囲からテキストを取得します。[開始行] と [終了行] フィールドに値を入力して範囲を指定する必要があります。
- 列範囲のある行: ターミナルの列の指定範囲からテキストを取得します。[開始列] と [終了列] フィールドに値を入力して範囲を指定する必要があります。
注:- メインフレーム サーバーに接続する場合、[高度なテクノロジー] を使用する TN3270 および TN5250 ターミナル タイプで、TLS/SSL 接続に安全性の低い暗号がサポートされるようになりました。
- TN5250 ターミナルの場合、非表示フィールドにデータが存在し、かつ [非表示のテキストを含める] オプションと、[接続] コマンドから [高度なテクノロジー] オプションが選択されていない場合には、[テキストを取得] コマンドは不正確な値を返します。
- ANSI/VT ターミナル タイプで、フォント スタイル、サイズ、レイアウト、またはフォーマットを変更すると、画面上のテキストや [高度なテクノロジー] の [テキストを取得] 出力のテキストが、[レガシー テクノロジー] の場合と変わることがあります。
この問題は、[レガシー テクノロジー] が使用されている場合は発生しません。
- 検索フィールド
- 含まれるテキストに基づいてフィールドを検索します。フィールドを検索するテキストを指定し、フィールドのインデックスまたは名前を取得するかどうかを指定するオプションを選択することができます。 注: 複数のフィールドに同じテキストが含まれている場合、システムは同じテキストを含む最初のフィールドのみを返します。
- フィールドを設定
- 「フィールドを設定コマンドを使用」をご覧ください。
- テキスト送信
- 「テキストを送信コマンドを使用」をご覧ください。
- 待機
- 「Wait コマンドの使用」をご覧ください。