データベース要件

Automation Anywhere インストール中に、同じデータベース タイプの 2 つのデータベース インスタンスが作成されます。サポートされたデータベース、データベース サーバー タイプ、バージョン、ハードウェアとオペレーティング システムの要件、ならびにデータベース バックアップとリカバリー要件のリストを表示します。

Automation Anywhere データベース

Automation Anywhere インストールでは、分析ダッシュボード用の Bot データとメタデータを保管するためのデータベースが作成されます。

  • Control Room 用のデータベース
  • Bot InsightBot Insight メタデータ用のデータベース
注: Automation Anywhere は、ディスク スペースの使用量、メモリ、データベースに関連するその他のアラート メカニズムなど、データベース アクティビティのための監視機能は提供しません。これらは、当該のツールを提供するデータベース ベンダーや、第三者の独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) から取得可能な商用ツールです。

カスタム インストールの場合: バージョン 11.3.4 以降、インストール前に最小限のデータベース権限を持つユーザーにデータベースを作成してもらう必要があります。必要なデータベース権限については、資格情報要件 を参照してください。

コンポーネント用のデータベース デフォルトのデータベース名
Control Room CRDB-NEW
Bot Insight BotInsight
Bot Insight メタデータ BIVisualization

BIVisualization-scheduler

注: CRDB-NEW および BotInsight データベースの名前を変更できます。インストール中に BIVizualization データベースに提供される名前は、-Scheduler データベースのプレフィックスとして使用されます。したがって、-Scheduler データベースのサフィックス部分は変更しないでください。BIVizualization および BIVisualization-scheduler データベースは、Control Room インストール中に作成されます。

Automation Anywhere Control Room リリース 11.3.5 から、BIVisualization-keyset および BIVisualization-upload データベースが Bot Insight サービスに統合されます。

以前のバージョンの Automation Anywhere Control Room からアップグレードする場合、次のデータベースを使用できます。
  • BIVisualization
  • BIVisualization-scheduler
  • BIVisualization-keyset
  • BIVisualization-upload

データベース サーバーのハードウェア要件

コンポーネント サーバー プロセッサー RAM ストレージ ネットワーク
Microsoft SQL Server データベース 4 コア Intel Xeon プロセッサー 8 GB 500 GB 1 GbE
PostgreSQL Server データベース 2 コア Intel Xeon プロセッサー 4 GB 10 GB 1 GbE
Oracle Server データベース (1) 8 コア Intel Xeon プロセッサー 32 GB 500 GB 5 GbE
注: その他のアプリケーション データベースとともに Control Room データベースをホストする場合は、ハードウェア リソースが比例して増加することを確認します。
注記 1:
Oracle データベースでは、コンテナやプラグ可能なデータベースを使用しないでください。

データベース サーバー バージョンとオペレーティング システム要件

Microsoft SQL Server データベースまたは Oracle Database のいずれかが必要です。

データベース タイプ データベース バージョン データベース エディション インストール済みデータベース OS 構成要件
Microsoft SQL Server データベース

2012

2016

2014 SPI

2017

Microsoft Azure インストールの場合は、バージョン 2014、12.0.2000.8 (RTM) 以降を使用

Standard、Enterprise、および Express

Windows Server 2008 R2 Standard 以降 インストールおよび構成済みです。

エクスプレス インストールのみのオプション

名前付きパイプと TCP/IP のプロトコルを有効にします。

SQL Server を使用」をご覧ください。

Oracle Database

Version 11.3.419.3.0.0.0(1)

Version 11.3.318.0.0.0.ru-2019-07.rur-2019-07.r1

12.1.0.2.v13

Standard および Enterprise

Server 2016 Datacenter インストールおよび構成済みです。

カスタム インストールおよび非コンテナ データベースのみで許可されます。

Oracle DatabaseControl Room をインストールする場合、Bot Insight メタデータ データベースをサポートするには PostgreSQL Server が必要です。

Control Room サーバーに JDBC ドライバーをインストールします。

データベースにアクセスするための Automation Anywhere のユーザーを作成します。

PostgreSQL Server データベース 9.5.19 - Windows Server 2008 R2 Standard 以降、Red Hat Enterprise Linux、または Ubuntu LTS

必要に応じて Control Room と共にインストールされています。分析ダッシュボードのみに関連するメタデータをサポートします。

PostgreSQL Server を PaaS として構成し、SSL を有効にします。

Microsoft Azure インストールの場合は、SSL を無効にします。

  • 実稼働環境での使用には、エンタープライズ版または標準版の Microsoft SQL Server データベースを推奨します。また、HA および DR のデプロイでは、事業継続性を確保してください。Microsoft SQL Server の Express 版は、Automation Anywhere Enterprise テストおよび概念実証 (POC) を目的にして構成できます。
  • Version 11.3.4(1): Linux サーバー上でホストされている Oracle Database 19.3.0.0.0 もサポートされます。
  • Version 11.3.4Operations Manager のダッシュボード (ダッシュボード > ワークロード) にアクセスしてもデータは表示されません。警告メッセージが表示され、閉じることができます。

データベース バックアップ、リカバリー要件、スケジュール

データベース アクション 要件
バックアップ データベース プロセス
  • 標準のベスト プラクティスに従います。
  • データベース バックアップとファイル システム バックアップが同期していることを確認します。

    バックアップは、データベースとファイル システム間の一貫性を維持するために使用されます。データベース バックアップは、リカバリー プロセスに使用します。

バックアップ メンテナンス スケジュール
  • 毎週: データベースの完全バックアップです。
  • 3 日ごと: 差分バックアップです。
  • 毎日: 24 時間ごとの増分バックアップです。
  • 毎時: 1 時間ごとにトランザクション ログをバックアップします。
インストールおよび構成ファイルをバックアップ ファイル は Automation Anywhere の構成とプロパティ ファイル に一覧表示されています。次が含まれます:
  • Bot Creator スケジュールの設定ファイル
  • 自動ログインの設定ファイル
  • Enterprise クライアント の設定ファイル
  • データベースの設定ファイル