SAP 統合コマンド
- 最終更新日2020/09/28
SAP 統合コマンド
Automation Anywhere は、SAP 統合コマンドを使用して SAP システムのタスクやプロセスを自動化します。
このソリューションを使用し、フロントエンド、バックエンド、ビジネス ルールを通じて SAP 環境のタスクを自動化させ、最適な結果が得られます。
- 異なるシステムのデータを組み合わせるのに必要な時間を短縮する
- ヒューマン エラーを排除し、効率性を向上する
- トランザクション処理数を増加する
- さまざまな関係者にリアルタイムの情報を提供する
- 包括的なレポートによって意思決定能力を向上する
詳細については、「SAP の活用: SAP 統合によるプロセスの自動化」コース (Automation Anywhere University: RPA Training and Certification (A-People login required) に掲載) を検索してください。
ライセンス要件
SAP システムでタスクを自動化するために、個別のライセンスは必要ありません。ただし、SAP システムに接続するには、Microsoft .Net (NCo 3.0.21.0) 用の SAP コネクタが必要です。
SAP サーバーへの接続時に SAP コネクタ DLL が見つかりませんのエラーが発生する場合、SAP Integration - Connect Command Gives The 'SAP Connector DLL Not Found' Error (A-People login required) を参照してください。
SAP 自動化の方法
SAP システムでタスクまたはプロセスを自動化するには、次のいずれかの方法を使用できます。
MetaBotMetaBot GUI で SAP の VB スクリプトを活用することで、フィールドからの読み取り、フィールドでのデータの入力、CSV ファイルへのエクスポートなど、さまざまなタスクを自動化できます。MetaBot はオフラインで自動化する機能も提供します。これにより、SAP から画面をキャプチャし、タスクを自動化することができます。この機能は、SAP システムへのアクセス時間が限られている場合に役立ちます。「MetaBot を使用して SAP でタスクを自動化する」をご覧ください。
Automation Anywhere は、SAP の 標準 API と統合するためにさまざまな SAP 統合コマンドを提供します。この統合方法は、SAP システムで GUI スクリプトが無効な場合や、GUI を使用しない自動化に利用できます。「BAPI を使用して SAP でタスクを自動化する」をご覧ください。
またキーストロークを使用して、SAP システムのタスクを自動化できます。この方法では、SAP GUI の構造化された、かつ一貫性のあるレイアウトを使用して自動化のソリューションを作成します。このメソッドは、GUI スクリプトが無効で、SAP プラグインがインストールされていない場合に使用します。
- SAP アプリケーションのオブジェクト (テキスト ボックス、コンボ ボックス、ボタンなど) をキャプチャします。
- クリック、テキストの設定など、キャプチャされたオブジェクトのさまざまなアクションを実行します。
「GUI オートメーションを使用」をご覧ください。