アップグレードの考慮事項
- 最終更新日2021/06/09
アップグレードの考慮事項
Automation Anywhere Enterprise バージョン 11.3.x へ確実にアップグレードするために、アップグレード プロセスを開始する前に、ここに示す考慮事項を確認しておいてください。
Automation Anywhere Enterprise クライアント へのアップグレード
- 既存の Enterprise クライアント (11.3 より前のバージョン) をアンインストールします。
- 11.3 Enterprise クライアント のフルバージョンをインストールします。
- 提供されたセットアップ ファイルを使用して、新しい 11.3.x.x バージョンをインストールします。
Enterprise クライアント は以前と同じリポジトリ パスをポイントするため、Bot へのアクセスが維持されます。
Automation Anywhere Control Room へのアップグレード
- バージョン 11.3.5
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- Control Room を バージョン 11.3.5.2 へアップグレードするとき、ダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムを回避するには、次のアクションを実行します。
- アップグレードを開始する前に WLM キューをすべて一時停止し、進行中の 作業項目 が存在しないようにします。
- Enterprise クライアント は、アップグレード中に Control Room から切断される場合があります。アップグレードが完了したら、すべてのデバイスに再度ログインします。
- システムにアクティブなスケジュールが存在する場合は、バージョン 11.3.5.1 パッチをインストールする前に次の追加のステップを実行します。
- Control Room インストール フォルダー内の config フォルダーに移動します。
以下に例を示します。C:\Program Files\Automation Anywhere\Enterprise\config
- quartz.properties というファイル名でプロパティ ファイルを作成します。
プロパティ ファイル名では大文字と小文字が区別されます。
このプロパティ ファイルが既に存在している場合は、編集モードで開きます。
- 各ノードの quartz.properties ファイルに、次のプロパティを追加します。プロパティのキーと値では、大文字と小文字が区別されます。
org.quartz.scheduler.instanceName=scheduler
- ファイルを保存します。
- 手順に従って、バージョン 11.3.5.1 パッチをインストールします。
- Control Room インストール フォルダー内の config フォルダーに移動します。
- バージョン 11.2.x から バージョン 11.3.5 にアップグレードすると、FQDN (完全修飾ドメイン名) フェッチ ジョブが失敗する可能性があります。これは、アップグレードによって Active Directory 接続が失敗し、LDAP 認証情報を再度設定する必要があることが原因です。LDAP 認証情報を設定した後、次の Control Room のサービスを再開します。FQDN フェッチ ジョブが自動的に再開されます。
- Automation Anywhere Control Room Messaging
- Automation Anywhere Control Room Reverse Proxy
- Automation Anywhere Control Room Service
- Automation Anywhere Control Room Caching
- バージョン 11.3.x から、クラスター内に 3 つ以上のノードを持つ バージョン 11.3.5 にアップグレードする場合は、バージョン 11.3.5 をインストールする前に追加のステップを実行する必要があります。追加のステップについては、次の記事を参照してください: How to perform V11.3.5 Upgrade with 3+ Nodes in Cluster (A-People login required)。
- Control Room を バージョン 11.3.5.2 へアップグレードするとき、ダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムを回避するには、次のアクションを実行します。
- バージョン 11.3.4
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- Control Room を バージョン 11.3.4、バージョン 11.3.4.1、バージョン 11.3.4.2、バージョン 11.3.4.3 から バージョン 11.3.4.5 にアップグレードするときに、ダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムを回避するには、次のアクションを実行します。
- アップグレードを開始する前に WLM キューをすべて一時停止し、進行中の 作業項目 が存在しないようにします。
- Enterprise クライアント は、アップグレード中に Control Room から切断される場合があります。アップグレードが完了したら、すべてのデバイスに再度ログインします。
注: Control Room を バージョン 11.3.4.4 から バージョン 11.3.4.5 にアップグレードする場合は、ダウンタイムが発生しません。 - Control Room を バージョン 11.3.4.4 へアップグレードするとき、ダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムを回避するには、次のアクションを実行します。
- アップグレードを開始する前に WLM キューをすべて一時停止し、進行中の 作業項目 が存在しないようにします。
- Enterprise クライアント は、アップグレード中に Control Room から切断される場合があります。アップグレードが完了したら、すべてのデバイスに再度ログインします。
- バージョン 11.3.4.2 パッチに バージョン 11.3.4.3 パッチを上書きインストールすることはできません。現在 バージョン 11.3.4.2 パッチを使用している場合は、次の手順を実行します。
- 既存の バージョン 11.3.4.2 パッチをアンインストールして、バージョン 11.3.4.1 パッチに戻します。
- バージョン 11.3.4.3 パッチをインストールします。
- バージョン 11.3.4.1 パッチを使用している場合は、バージョン 11.3.4.3 パッチに直接アップグレードできます。
- 高可用性セットアップで Control Room を バージョン 11.3.4.3 にアップグレードしているときに、 Enterprise クライアント が Control Room から切断されることがあります。アップグレードが完了したら、すべてのデバイスに再度ログインします。
- Control Room を バージョン 11.3.4、バージョン 11.3.4.1、バージョン 11.3.4.2、バージョン 11.3.4.3 から バージョン 11.3.4.5 にアップグレードするときに、ダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムを回避するには、次のアクションを実行します。
- バージョン 11.3.3
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- バージョン 11.3.3.2 またはそれ以降のパッチを バージョン 11.3.3.1 パッチに適用していた場合、アンインストールすることはできません。ベースの バージョン 11.3.3 に バージョン 11.3.3.2 またはそれ以降のパッチをインストールすることをお勧めします。現在 バージョン 11.3.3.1 パッチを使用している場合は、次の手順を実行します。
- 既存の バージョン 11.3.3.1 パッチをアンインストールして、ベース バージョン 11.3.3 に戻します。
- バージョン 11.3.3.2 またはそれ以降のパッチをインストールします。
- バージョン 11.3.3 のアップグレード プロセスは迅速で、必要な入力が最小限に抑えられています。以前の設定が表示されるためその内容を確認して、必要に応じて更新することが可能です。「より新しい 11.x バージョンへのアップグレード」を参照してください。
- バージョン 11.3.3.2 またはそれ以降のパッチを バージョン 11.3.3.1 パッチに適用していた場合、アンインストールすることはできません。ベースの バージョン 11.3.3 に バージョン 11.3.3.2 またはそれ以降のパッチをインストールすることをお勧めします。現在 バージョン 11.3.3.1 パッチを使用している場合は、次の手順を実行します。
- バージョン 11.3.2
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- バージョン 11.3.2.1 および バージョン 11.3.2.2 のパッチに バージョン 11.3.2.4 パッチを上書きインストールすることはできません。このパッチを適用しようとすると、警告メッセージが表示され、バージョン 11.3.2.1 または バージョン 11.3.2.2 パッチに バージョン 11.3.2.4 パッチが上書きインストールされないようにします。
現在 バージョン 11.3.2.1 または バージョン 11.3.2.2 パッチを使用している場合は、次の手順を実行します。
- 現在のパッチをアンインストールして、ベース バージョン 11.3.2 に戻します。
- バージョン 11.3.2.4 パッチをインストールします。
現在ベース バージョン 11.3.2 を使用している場合は、バージョン 11.3.2.4 パッチを直接適用できます。
- Control Room インストーラーは、バージョン 11.3.2.3 のリリースには利用できません。
- 以前の Control Room パッチがすでにインストールされている場合は、Control Room バージョン 11.3.2.2 パッチをインストールする前に、そのパッチをアンインストールする必要があります。
- Control Room バージョン 11.3.2.2 パッチをアンインストールした後でサーバーを再起動して、特定のバイナリを保持しているプロセスがすべて解放されるようにします。
- アップグレードした Control Room の バージョン 11.3.2 を使用して IQ Bot の既存のバージョンにアクセスするには、次の手順に従って認証を無効にします。
- Control Room インストール フォルダー内の config フォルダーに移動します。
- cluster.properties ファイルの各ノードに次のプロパティを追加します。
ignite.security.disable=true
- 分散環境では、cluster.properties ファイルを開いて、プロパティを追加します。
- スタンドアロン環境では、cluster.properties ファイルを作成してプロパティを追加し、ファイルを config フォルダーに保存します。
- 各ノードのサービス コンソールから、Bot Insight および Control Room Windows サービスを再起動します。サービスのリストについては、「Automation Anywhere Windows サービスの確認」をご覧ください。
- バージョン 11.3.2.1 および バージョン 11.3.2.2 のパッチに バージョン 11.3.2.4 パッチを上書きインストールすることはできません。このパッチを適用しようとすると、警告メッセージが表示され、バージョン 11.3.2.1 または バージョン 11.3.2.2 パッチに バージョン 11.3.2.4 パッチが上書きインストールされないようにします。
Control Room を バージョン 11.3.2 にアップグレードする場合は、マシンで実行している Java アプリケーションをすべて閉じます。
- バージョン 11.3.1
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- ベース Control Room の バージョン 11.3.1.10 バージョン 11.3.1 アップデートが利用可能です。
パッチを Control Room バージョン 11.3.1 に適用するには、セットアップ ファイルを実行して、既存の Control Room データベースをポイントします。
- ベース Control Room の バージョン 11.3.1.9 バージョン 11.3.1 アップデートが利用可能です。
パッチを Control Room バージョン 11.3.1 に適用するには、セットアップ ファイルを実行して、既存の Control Room データベースをポイントします。
- Control Room バージョン 11.3.1.7 のアップデートには 2 種類のインストーラーがあります。1 つはベース バージョン 11.3.1.2 用で、もう 1 つはベース バージョン 11.3.1 用です。現在お使いのベースのバージョンに応じて適切なインストーラーをダウンロードします。
パッチを バージョン 11.3.1 および バージョン 11.3.1.2 に適用するには、セットアップ ファイルを実行して、既存の Control Room データベースをポイントします。
- ベース バージョン 11.3.1 には、Control Room バージョン 11.3.1.5 のアップデートを利用できます。
パッチを Control Room バージョン 11.3.1 に適用するには、セットアップ ファイルを実行して、既存の Control Room データベースをポイントします。
- Control Room バージョン 11.3.1.4 のアップデートには 2 種類のインストーラーがあります。1 つはベース 11.3.1 および 11.3.1.1 用で、11.3.1.4 (ベース 11.3.1) と呼ばれ、もう 1 つはベース 11.3.1.2 用で、11.3.1.4 (ベース 11.3.1.2) と呼ばれます。現在お使いのベースのバージョンに応じて適切なインストーラーをダウンロードします。
パッチを Control Room バージョン 11.3.1、バージョン 11.3.1.1、および バージョン 11.3.1.2 に適用するには、セットアップ ファイルを実行して、既存の Control Room データベースをポイントします。
- Control Room インストーラーは、バージョン 11.3.1.3 のリリースには利用できません。
- 完全なセットアップを使用して Control Room バージョン 11.3.1.2 にアップグレードするには、セットアップ ファイルを実行して、既存の Control Room データベースをポイントします。
- パッチを Control Room バージョン 11.3.1 に適用するには、既存のバージョンをアンインストールしないでください。Control Room バージョン 11.3.1.x のセットアップファイルを実行し、既存の Control Room データベースを指定します。バージョン 11.3.1 より前のバージョンがインストールされている場合は、バージョン 11.3.1 11.3.1.x パッチ リリースのベース バージョンである Control Room を最初にインストールします。
- ベース Control Room の バージョン 11.3.1.10 バージョン 11.3.1 アップデートが利用可能です。
アップグレード後のデータの移行については、「移行の概要」をご覧ください。