タスク Bot パッケージ
- 最終更新日2022/01/19
タスク Bot パッケージの [実行]、[一時停止]、[停止] アクションを使用して、1 つ以上の子 Bot の実行を親 Bot から管理したり、API を使用しているサードパーティ ソフトウェアで管理したりできます。
Login の子 Bot をビルドして、ユーザー名とパスワードを Web フォームに入力し、[送信] をクリックします。Login の子 Bot が親 Bot から資格情報を受け入れて、成功メッセージを返すと、親 Bot は後続の CreateInvoice 子 Bot を呼び出すことができます。Login の子 Bot には、資格情報が正しくない場合のエラー処理ロジックも含める必要があります。このように小規模な自己完結型 Bot をビルドすることで、ユーザーはより多くのタスクで Bot のロジックを再利用できるようになり、エラー処理とトラブルシューティングが容易になります。また、Bot のビルドとメンテナンスにかかる時間も短縮されます。その結果、組織はオートメーション イニシアチブを迅速に拡張できます。この例における Login の子 Bot は、Web サイト上のログイン ページに資格情報を提供するタスクに再利用できます。
停止を選択するまで自身を繰り返し呼び出す タスク Bot を実行すると、その Bot は無限に実行され、その結果、スタック メモリの問題に関連するエラーが発生します。親と子の Bot は異なる名前で作成し、親 Bot から子 Bot を実行することをお勧めします。
- CSV/テキスト ファイルおよびレコーダー セッションは、Bot で共有できません。Excel セッションは、セッション変数を使用することで Bot で共有できます。「Bot 間で Excel セッションを共有する例」を参照してください。
- タスクを実行 でファイル型変数を使用する場合は、変数にデフォルト値を設定していることを確認します。デフォルト値が存在しないと、Bot は実行時にエラーを表示します。
さらに、子 Bot を親 Bot から実行することで、以下のようにデータを詳細に管理できます。
- ユーザーは、次のオプションから選択して子 Bot の変数を構成し、情報を交換できる方向を制御できます。
- [入力として使用]: 変数は、子 Bot が親 Bot またはサードパーティ ソフトウェアから受け取る値を維持します。
- [出力として使用]: 変数は、子 Bot が親 Bot またはサードパーティ ソフトウェアに渡す値を維持します。
- [両方]: 値は両方方向に渡すことができます。
- [どちらも不可]: 変数は、この Bot に限定され、その他の Bot と共有することはできません。
- その他のユーザーは、コンテンツを表示せずに子 Bot を再利用できます。
タスク Bot パッケージ には以下の アクション が含まれています。
| アクション | 説明 |
|---|---|
| 一時停止 | 実行中の Bot を一時停止します。データの変更や、関連するコンポーネントのステータス検証には、[一時停止] アクションを使用します。 実行中に Bot が [一時停止] アクションに到達すると、[再開] ボタンが表示されます。[再開] をクリックすると、Bot が次の アクション に進みます。 |
| 実行 | 選択したタスクを、指定した回数または時間数にわたって複数回実行します。タスクは、ユーザーが停止を選択するまで繰り返すことができます。出力値はディクショナリ変数に保存できます。ディクショナリの各キーは、変数名と子 Bot からの対応する値です。Or, you can map each dictionary key to a variable to store the corresponding value. 注: 依存関係を持つ タスク Bot を作成する場合、親と子 Bot の両方が同じワークスペース (公開または非公開) にあることを確認します。非公開 Bot から公開 Bot を呼び出すことはできません。そのためには、最初に非公開ワークスペースに公開 Bot をチェックアウトするかクローンを作成してから、両方の Bot を公開ワークスペースにチェックインする必要があります。
「[実行] アクション の使用例」の例を参照してください。 |
| 停止 | 実行中の Bot を停止します。 たとえば、特定の条件が満たされた場合 (Bot が 100 MB 超えのファイルに遭遇した場合など) に、[停止] アクションを使用して Bot を停止できます。 |