リスト型変数
- 最終更新日2020/05/06
リスト型変数を使用すると、複数の値を 1 つずつ取得できます。これは、基本的には、データの 1 次元のプレースホルダーです。
リスト型変数を使用する状況と目的
リスト型変数の一般的な用途は次のとおりです。
- 複数の受信者に E メールを送信する
- ループ内で異なる値を渡す
- 複数の Web アドレスを検索する
値は、テキストと数値いずれかのデータを表します。
作成した変数は、さまざまなワークベンチ コマンドに挿入して使用できます。変数の値を変更すると、値の変更はタスクで以降に実行するすべてのコマンドに反映されます。
リスト型変数の作成方法
リスト型変数は、直接割り当てまたはファイル割り当ての 2 通りの方法で作成できます。
直接割り当て
変数の値が固定で、タスクを実行しながら 1 つずつ取得する必要がある場合は、直接割り当てを使用してリスト型変数を作成します。
直接割り当てを使用してリスト型変数を作成するには、次の手順に従います。
- ワークベンチで、上部または右側のタブにある [変数マネージャー] アイコンをクリックします。
- [追加] ボタンをクリックします。[新しい変数を作成] オプションが選択された状態で [変数を追加] ウィンドウが表示されます。
- 型として [リスト] を選択します。
- 変数名を入力します。名前の先頭はアルファベットとし、空白を含めることはできません。
- [値] ラジオ ボタンを選択します。これはデフォルトです。
- 表示されたフィールドでリスト値を指定します。値には文字または数字を使用できます。
- [リストに追加] ボタンをクリックします。
- 手順 5 と 6 を繰り返してリストを完成させます。
- [保存] をクリックします。
[ランダムにする] チェックボックスを使用して、タスクの実行中に、値をランダムに呼び出すこともできます。
このオプションをオフにしておくと、入力した順に値が取得されます。
保存した変数は、変数マネージャーの [ローカル変数] セクションに表示されます。
リスト型変数の例:
名前:
E メールアドレス
値: products@automationanywhere.com, support@automationanywhere.com, john.smith@automationanywhere.com
ファイル割り当て
タスクの実行中にテキスト ファイルから変数の値を取得する必要がある場合は、ファイル割り当てを使用してリスト型変数を作成します。
テキスト ファイルはリスト変数の定義に使用されます。Loop コマンドを使用すると、値のリストを簡単に処理できます。
一般的なユース ケース: テキスト ファイルにデータを抽出する
ファイル割り当てを使用してリスト型変数を作成するには、次の手順に従います。
-
値の割り当てに使用するテキスト ファイルを決定します。
変数名に加え、その後に続く '=' 演算子とカンマ区切り値のリストがテキスト ファイルに記載されていることを確認します。
値のリストを記載したテキスト ファイルの例: 変数名: products
products.txt
ファイルには次が含まれます:products = オートメーション、testing、PI、SAP- 自動化、ERP- 自動化
- ワークベンチで、上部または右側のタブにある [変数マネージャー] アイコンをクリックします。
- [追加] ボタンをクリックします。[新しい変数を作成] オプションが選択された状態で [変数を追加] ウィンドウが表示されます。
- 型として [リスト] を選択します。
- 変数名を入力します。名前の先頭はアルファベットとし、空白を含めることはできません。
- [テキスト ファイルから読み取る] ラジオ ボタンを選択します。
- [ファイルを選択] フィールドで、必要なテキスト ファイルを参照するか、そのファイル パスを入力します。選択したテキスト ファイルを表示するには、[ファイルを開く] ボタンを使用します。
- [保存] をクリックします。
保存した変数は、変数マネージャーの [ローカル変数] セクションに表示されます。