バージョン 11.3.4.5 リリース ノート

リリース日: 2021 年 6 月 8 日

Automation Anywhere Control RoomBot Insightバージョン 11.3.4.5 で変更された機能、修正された機能、既知の制限事項について説明します。このリリースでは、新機能またはセキュリティ修正はありません。

変更された機能

Control Room
構成設定でセッション タイムアウトを構成する (Service Cloud ケース ID: 00758230)

これで、非アクティビティ時間を Control Room 構成設定で 10~60 分の範囲で構成できるようになりました。デフォルトは 20 分です。設定した時間によっては、指定した非アクティブ時間 (分) が経過すると、ユーザーはタイムアウトになります。

構成設定

修正された機能

Control Room
Service Cloud ケース ID 説明
00758690 キューに挿入された 作業項目 が、問題なく展開されるようになりました。以前は、[実行準備完了] 状態の 作業項目 の展開に少し遅延がありました。
00689357 キュー内の [実行準備完了] 状態の 作業項目 を削除できるようになりました。
00718137 V2 API を使用して 作業項目 リストを取得するときの問題が発生しなくなりました。以前は、取得中にエラーが断続的に表示されていました。
00722351 プレーヤーの断続的な停止がなくなり、キュー内の 作業項目 が問題なく正常に展開されるようになりました。以前は、プレーヤーが断続的に停止していたため、[実行準備完了] 状態の 作業項目 が展開されませんでした。
-- WLM V2 API を使用して Swagger から 作業項目 ステータスを更新できるようになりました。以前は、WLM V2 API を使用して 作業項目 ステータスを変更しようとしたときに問題が発生していました。
00750032 キャッシュからキューを削除するときに、エラーが発生しなくなりました。以前は、展開中に継続的なエラーが記録され、ディスク容量の問題が発生していました。
00709303 スケジュールの 1 つのインスタンスがデータベース接続またはデータベースのダウンタイムに関連する問題の影響を受けた場合は、そのスケジュールの以降のすべてのインスタンスが AUTOMATION_MISFIRE 監査の対象でななくなります。
00625186、727810 API の POST メソッドおよび PUT メソッドを使用して 自動ログイン 資格情報の作成や更新を行う際に、データベースの CREDENTIAL_ATTRIBUTE_VALUES テーブルでの列値の作成と更新が正しく行われるようになりました。以前は、REST API を使用して 自動ログイン 資格情報を設定するとエラーが発生していました。
Bot Insight
Service Cloud ケース ID 説明
00707752, 00697289, 00697242, 00742972 COE ダッシュボードとビジネス ダッシュボードが正しく作成され、中国語ロケールのデータが正しく表示されるようになりました。以前は、中国語ロケール用の Oracle Database とともに Automation Anywhere Control Room をインストールしていた場合、Zoomdata データソース内の日付形式に問題があるため、ダッシュボードがレンダリングに失敗していました。
00730421, 00734144, 00761268 Bot Insight getbostrundata または gettaskvariableprofile API を使用して Oracle Database からデータを抽出できるようになりました。以前は、これらの API を使用してデータを取得しようとするとエラーが発生していました。

既知の制限事項

Control Room
Control Roomバージョン 11.3.4バージョン 11.3.4.1バージョン 11.3.4.2バージョン 11.3.4.3 から バージョン 11.3.4.5 にアップグレードするときに、ダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムを回避するには、アップグレードを開始する前に WLM キューを一時停止して、進行中の 作業項目 が存在しないようにします。
注: Control Roomバージョン 11.3.4.4 から バージョン 11.3.4.5 にアップグレードする場合は、ダウンタイムが発生しません。

アップグレードの考慮事項

Bot Insight
Bot Insight API の GET および POST メソッドを使用して Oracle Database から必要なデータを取得すると、BI_Service.log ファイルに「ORA-01873: 間隔の先行精度が小さすぎます」というエラー メッセージが表示されることがあります。このエラーを解決するには、次のステップに従います。
回避策: データベース ビューを変更するための [ビューを作成] スクリプトへのアクセス権があることを確認します。
  1. Oracle SQL 開発者ワークベンチを開いて、アクティブな Oracle Database サーバー接続を確認します。
  2. Control Room データベースに移動して、[ビュー] セクションを展開します。
  3. 右クリックして、API_JOBEXECUTION_USERS_DEVICES のコンテキスト メニューから [編集] オプションを選択します。[ビューの編集] ウィンドウが開きます。
  4. [ビューの編集] ウィンドウの [SQL クエリ] タブで、抽出方法の 8640024*60*60 で置き換えます。
  5. [テスト] ボタンをクリックして、更新された SQL クエリを検証します。
  6. [OK] をクリックします。
  7. API_JOBEXECUTION_USERS_DEVICES[表示] ウィンドウで [データ] タブをクリックし、取得したデータを確認します。
  8. Automation Anywhere Bot Insight Service を再起動します。