保護された Bot の表示および再生
- 最終更新日2020/05/09
保護された Bot の表示および再生
Bot Store からダウンロードして保護された Bot のコードは、コピーして他人に配布することはできません。Automation Anywhere は Bot のコードを公開しないことで、デジタルワーカー または Bot の元の創作者の所有権 (IP) を保護することを支持します。
保護された Bot を表示
保護された Bot は、Enterprise クライアント のメイン ウィンドウのタスク リストにある [保護タイプ] 列に見つかります。タスク Bot の保護されている値および保護されていない値は、Bot Store フォルダーの下にあるマイ タスク サブフォルダーに表示されています。その他のフォルダー内にあるファイル値は、[N.A] と表示されています。
また、アップロードおよびダウンロードの依存関係テーブルには、保護された Bot が識別できるよう [保護タイプ] 列があります。ただし、この列には Bot Store フォルダー内にある Bot のみが表示されています。
デフォルトでは、[タスク リスト]で[保護タイプ] 列は非表示になっています。タスク リストに例を含めるには、「タスク リストのカスタマイズ」をご覧ください。
保護された Bot について、次の考慮事項をご確認ください。
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保護された Bot のコマンドは、表示、追加、編集、コピー、貼り付けることができず、コマンド リストはワークベンチの[アクション リスト]には表示されません。
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ワークベンチの[記録]、[フィルター]、[テキストを検索]、[アクション]、[デバッギングを有効化]、[SnapPoint を設定] オプションは、保護された Bot では使用できません。
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[変数マネージャー] には変数が表示され、次の操作を実行できます。
- 変数を表示し、変数値を変更する。
- 保護された Bot から変数をコピーし、保護されていない別の Bot に貼り付ける。
- アナリティクス用に変数にタグを付ける。
しかし、次の操作は実行できません。
- [追加] や [編集] オプションを使用して、新しい変数を追加したり、既存の変数の属性を編集したりする。
- 他の タスク Bot からコピーした変数を保護された Bot に変数を貼り付ける。
- [削除] オプションを使用して既存の変数を削除する。
保護された Bot には、変数マネージャー の クエリ カテゴリ リンクは無効になっています。
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保護された Bot の [Bot の依存関係] は表示されます。しかし、Bot の依存関係を追加、編集、削除することはできません。
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[編集]、[デバッグ]、[ファイル] -> [名前を付けて保存]、[ツール] -> [手順から実行]、[ツール] -> [スナップ画像ビューを無効化] メニュー オプションは無効になっています。
コマンド ラインから保護された Bot を XML ファイルとして保存することはできません。
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[可視化] タブは、保護された Bot の記録中は SnapPoint やキャプチャした画像を表示しません。代わりに、次のメッセージが表示されます。
この Bot は保護されているため SnapPoints を設定、または画像を可視化できませんが、変数値を変更または編集、あるいは Bot の依存関係のみを表示できます。
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保護された Bot が [エラー処理] コマンドを使用している場合、[エラー ビュー] にはアクションが表示されません。
保護された Bot は、以前の Enterprise クライアント バージョンでは表示されません。タスク ファイル形式が無効であることを示すエラー メッセージが表示されています。
保護された Bot を再生
Bot Creator または Bot Runner が保護された Bot を実行すると、Enterprise クライアント のプレーヤー ウィンドウにはコマンド情報や送信された情報が表示されず、実行時に生成されたログ ファイルには保管されません。
- 現在実行中の Bot のコマンドに関する情報は、Bot がスケジュール設定され、Control Room から展開されたとしてもプレーヤー ウィンドウには表示されません。
- プレーヤー ウィンドウには、実行された各コマンドのアクションに対し、「保護された Bot では利用できません」というメッセージが表示されます。このメッセージは、たとえ親 Bot が保護されていなくても、保護された子 Bot で表示されます。
しかし、保護された Bot でエラーが発生した場合、エラー メッセージには保護された Bot のコマンド ライン番号とコマンド情報が記されます。E メール通知には、エラーの説明とコマンド情報が記されます。