エクスプレス モードを使用する Control Room インストール

サーバーに管理者としてログインし、デフォルト設定を使用して、エクスプレス モードで Automation Anywhere Control Room をインストールします。

前提条件

エキスプレス モードのインストールでは、さまざまなコンポーネントのデフォルト パラメータで Control Room をすばやく設定できます。このインストール モードは、デモやトレーニングの目的に最適です。このインストール モードは、本番環境では推奨されません。

デフォルトのパラメーター

Microsoft SQL Server は、Control RoomBot Insight の両方のデフォルト データベースです。Oracle Server データベースは、カスタム モードを使用して Control Room をインストール でのみインストールできます。

デフォルトでは、次のパラメーターを使用してインストールが実行されます。

パラメーター デフォルト値
SQL データベース インスタンス SQLEXPRESS
認証タイプ Windows 認証
Control Room データベース CRDB-NEW
Bot Insightデータベース BIVisualization、BIVisualization-keyset、BIVisualization-scheduler、BIVisualization-upload、および BotInsight
ポート 1433
エクスプレス モードのインストール:
ログイン ユーザーの権限が使用されます。
2 つのデータベースが必要です。1 つの Control Room と 1 つの Bot Insight PostgreSQL Server データベースが作成されます。

インストール中に、Automation Anywhere Enterprise の必須データベースを作成および管理するために、ログオンしたユーザー以外のユーザーを指定するオプションがあります。このユーザーには、最低限のデータベース権限が必要です。必要な権限は、Automation Anywhere Enterprise バージョンと選択したインストール モードに応じて異なります。

データベース ユーザー条件 データベースに必要な権限 注記
カスタム、バージョン 11.3.4 以降、Microsoft SQL Server データベース 最低限のデータベース権限 (datareaderdatawriterddladmin) を設定できます。 Control Room をインストールする前に、Microsoft SQL Server を作成する必要があります。
カスタム、バージョン 11.3.4 以降、Oracle Database 最低限のデータベース権限を設定できます。GRANT CONNECTRESOURCECREATE TABLECREATE VIEW Control Room をインストールする前に、Oracle Database を作成する必要があります。
カスタム、バージョン 11.3.4 以降 データベース オーナー (DBO) の権限です。 Control Room のインストール時に作成されたデータベース

手順

エクスプレス モードで Automation Anywhere Control Room をインストールするには、次の手順に従います。

  1. Automation_Anywhere_Setup.zip ファイルからすべてのファイルを抽出します。
  2. AAE_MSSQL_Express_2014SP1.exe をダブルクリックします。
    インストール プロセスによって、Control Room データベースと Bot Insight データベースに使用する SQLEXPRESS インスタンスが作成されます。インストール プロセスはこのインスタンスを使用して、CRDB_NEW という名前のデータベースを作成し、Control Room のデフォルト データベースとして設定します。
  3. Automation Anywhere セットアップファイルを右クリックし、管理者として実行を選択します
    Version 11.3.2インストール プロセスによってサポート対象のオペレーティング システムと最小ハードウェア要件がチェックされ、要件を満たしていない場合は次のメッセージが表示されます。
    このシステムは、Automation Anywhere Enterprise をインストールするための OS またはハードウェアの最小要件を満たしていません。インストールを続行すると、一部の製品機能が想定どおりに動作しない可能性があります。注記: 最小システム要件については、「Control Room のインストールの前提条件」トピックを参照してください。
    Control Room の前提条件
  4. [セットアップ ウィザードへようこそ][次へ] をクリックします。
    次のコンポーネントが利用可能かどうかがインストール プロセスによってチェックされます。
    • Microsoft Visual C++ 2013 再頒布可能パッケージ
    • SQL Server 用 Microsoft OLEDB ドライバー
    上記のいずれかのコンポーネントが利用可能でない場合は、インストール ポップアップ ウィンドウにその旨が通知されます。両方のコンポーネントが正常にインストールされると、使用許諾契約画面が表示されます。
  5. 使用許諾契約に同意して [次へ] をクリックします。
    Version 11.3.3インストール前提条件確認画面が表示されます。
  6. お使いのシステムがインストールの前提条件をすべて満たしている場合は、[続行] をクリックします。
    インストールの前提条件が満たされていない場合は、必要なシステム アップデートを完了し、一部のリソースを解放して、[更新] をクリックしてからインストールを続行します。
    注: 前提条件がすべて満たされていない状態でインストールを続行すると、一部の Automation Anywhere Enterprise 機能が正しく動作しない可能性があります
  7. Version 11.3.5 [エクスプレス] オプションを選択します。[Elasticsearch 資格情報] 画面で、次の手順を実行します。
    1. Elasticsearch パスワードを入力します。
    2. [次へ] をクリックします。
      注: [バックアップ サーバーの最初のノードにインストールする場合、チェックする] チェック ボックスは、エクスプレス モードのインストールでは有効になりません。このモードでは Elasticsearch バックアップがサポートされていないためです。
  8. エクスプレス モードで Elasticsearch 資格情報を構成すると、[データベース構成] 画面が表示されます。以下の手順を実行します。
    1. データベース サーバーとの接続に使用するポートを [ポート] フィールドに入力します。
      これはデフォルトでは 1433 に設定されています。
    2. オプション: データベース サーバーとの接続に Windows 認証を使用する場合は [Windows 認証を使用] オプションを選択します。
      [ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが無効になります。
    3. オプション: データベース サーバーとの接続に SQL サーバー 認証を使用する場合は [SQL Server 認証] オプションを選択します。データベース サーバーに接続するために使用する資格情報を ユーザー名 および パスワード フィールドに入力します。
      注: データベース サーバーに接続するユーザーには、データベース作成者の権限が必要です。
    4. Control Room に使用するデータベースの名前を [Control Room データベースの名前] フィールドに入力します。
    5. Bot Insight に使用するデータベースの名前を [Bot Insight データベースの名前] フィールドに入力します。
  9. [次へ] をクリックします。
    [プログラムのインストール準備完了] スクリーンが表示されます。
  10. インストールをクリックし、インストールプロセスを完了させます。

    Version 11.3.4サービス ユーティリティ パネルには、インストールされている Automation Anywhere Windows サービスがリストされます。サービスを開始できない場合は、赤い「X」が表示されます。

    [InstallShield ウィザードの完了] 画面が表示されます。
  11. [完了] をクリックします。
    デフォルトでAutomation Anywhereの起動が有効になっています。
    デフォルトのブラウザで Control Room が起動し、[Control Room 設定を構成] ページが表示されます。
    Show installer settings を有効にして、aae-installsummary.html ファイルを開きます。デフォルトでは、このファイルは C:\Program Files\Automation Anywhere\Enterprise\ にあります。このファイルを使用して、インストールの概要を確認します。

次のステップ

Control Room 設定と検証を完了します。

Control Room インストール後の設定
Control Room をインストールした後で、タイムリーな Automation Anywhere コミュケーションが指定されるように構成設定を完了し、Automation Anywhere サービスが実行され、Access Manager リバース プロキシと Control Room 認証オプションが設定されていることを確認して、ライセンスをインストールします。
Control Room インストール後の検証
Enterprise クライアント をインストールし、インストール後のタスクを完了した後で、Control Room にログインしてライセンスをインストールすることで Enterprise クライアント を検証します。Control Room に初めてアクセスすると、認証方法の設定手順が表示されます。

ユーザーの準備

ユーザー管理の概要
Control Room 管理者として、ユーザー アカウントを作成、表示、編集、削除、有効化または無効化することができます。ユーザー アカウントの作成は、非 Active Directory か、Active Directory か、それとも IdP サーバーからのシングル サインオン (SSO) 資格情報かによって異なります。
Enterprise クライアント をインストール
サポートされたオペレーティング システムで実行するマシンで Enterprise クライアント をインストールするための、インストールの主要なタスクとトピックを確認します。