Active Directory 向けの Control Room の設定 - 自動モード

Version 11.3.2Enterprise Control Room が組織内のドメインとサイトを検出して一覧表示できるようにすることで、Active Directory を使用して Control Room がユーザーを認証するように設定できます。

初回起動時に Control Room を構成するには、次の手順に従います。

手順

  1. デスクトップの Automation Anywhere Control Room アイコンをダブルクリックします。

    [Control Room 設定を構成] ページが表示されます。

  2. リポジトリ パスを入力します。
    これは、MetaBotIQ Botタスク Bot など、アップロードしたオートメーション ファイルが保管されている場所です 。たとえば、C:\ProgramData\AutomationAnywhere\Server Files です。
  3. アクセス URL を入力します。
    これは、インストールした Control Room にユーザーがアクセスするための URL です。
  4. [保存して続行] をクリックします。
    警告: [保存して続行] をクリックすると、[戻る] ボタンが自動的に無効になります。これにより、生成される 資格情報 Vault マスター キー は、リポジトリ パスや Control Room のアクセス URL と確実に一致します。

    [Control Room 設定を構成] ページに戻るには、Ctrl+F5 を押して再起動します。

    [資格情報 Vault 設定] ページが表示されます。
  5. 次のオプションを選択できます。
    • エキスプレス モード: システムは 資格情報 Vaultに接続するためのマスター キーを格納します。このオプションは、本番環境ではおすすめしません。
    • 手動モード: マスター キーを保管し、資格情報 Vault がロックされたときにマスター キーを提供します。ユーザーは マスター キー を使用して 資格情報 Vault に接続し、タスク Bot を作成して実行する際は資格情報を保護してアクセスします。
      警告: キーを紛失すると、Control Room にはアクセスできなくなります。
  6. [保存して続行] をクリックします。
    警告: [保存して続行] をクリックすると、[戻る] ボタンが自動的に無効になります。Control Room の設定または 資格情報 Vault の設定は、これ以上変更できません。

    変更するには、Control Room を再インストールします。

    [Control Room ユーザーの認証タイプ] ページが表示されます。
  7. Active Directory を選択します。
    Automation Anywhereバージョン 11.3 より Active Directory をサポートするようになりました Control Room 用のマルチフォレスト認証です。認証タイプを指定する前に、次を確認します。
    • すべてのフォレスト間に一方向または双方向の信頼が設定されています。一方向の信頼の場合は、Enterprise クライアント フォレストから Control Room フォレストへとなっています (Control Room フォレストが常に信頼する側のフォレストです)。
    • 双方向の信頼は、フォレスト内のすべてのドメインに対して設定されています。
    • LDAP サーバーのルート証明書は、提供されている CertMgr ツールを使用し、コマンド経由でインポートされます。
    • フォレストごとに提供される LDAP URL は、ロード バランサーの背後にあってはなりません。また、すべての LDAP URL は、ルート (メイン) ドメイン コントローラーをポイントする必要があります。
    • Control Room を実行するノードは、Active Directory が実行されている同じドメイン ネットワーク内にあります。
    • Version 11.3.1ユーザーは親ドメイン内にあり、URL は親を指しています。

      これにより 2 つ以上のフォレストがあり、いずれかのフォレストに異なる名前空間を持つサブドメインがある場合、他のフォレストのユーザーにはそのサブドメインへのアクセス許可がないようにします。

  8. ドメイン ユーザー名の入力

    ユーザー プリンシパル名 (UPN) を username@domain.com 形式で使用します。

    入力するユーザー名は、同じ資格情報を使用してすべてのドメインにアクセスできるユーザーでなければなりません。

  9. ドメイン パスワードを入力します。
    このユーザーは Control Room を使用することを想定されていません。パスワードを更新するオプションはありますが、[有効期限のないパスワード] オプションを指定したアカウントを使用します。期限切れになった場合は更新できますが、ある程度のダウンタイムが発生します。
  10. [接続を探す] をクリックします。
    ドメインごとに 1 つ以上のサイトを持つ、検出されたすべての Active Directory ドメインが表示されます。
    デフォルトでは、すべてのドメインとサイトが選択されます。1 つのドメインとその下の 1 つのサイトだけが検出された場合は、読み取り専用モードで表示され、編集できません。
  11. 認証に使用するドメインとサイトを選択します。
    ドメインごとに少なくとも 1 つのサイトを選択します。
  12. 接続テスト をクリックして、認証に使用するサイトを登録します。
  13. [接続をチェック] をクリックします。

    Control RoomActive Directory データベースに接続できない場合は、エラー メッセージが表示されます。

    Version 11.3.2バージョン 11.3.2 で [接続をテスト] をクリックし、認証に使用するサイトを登録します。

  14. [次へ] をクリックします。
    Control Room の最初の管理者 ページが表示されます。
  15. ドロップダウン リストから Active Directory ドメイン を選択し、Control Room 管理者のユーザー名を入力します。
  16. [保存してログイン] をクリックします。

    Control Room に管理者としてログインされます。Control Room や Client で、RPA 環境全体を構成および管理できるようになりました。

次のステップ

Control Room の構成後に製品ライセンスをインストールします。「ライセンスをインストール」に進みます。