移行する Bot の選択

すべてまたは選択した Bot を移行元から移行先の Control Room に移行します。Bot を選択すると、その Bot に関連付けられたスケジュールも移行されます。

前提条件

このタブは、[設定] タブで [Bot とスケジュール] を選択した場合にのみ表示されます。

Bot を選択する前に、次の考慮事項を確認します。

  • 移行元の Control Room でバージョン管理が有効化されている場合:
    • BotBot の依存関係の両方のバージョン履歴が移行されます。
    • 最後に設定されたプロダクト バージョンが移行されます。移行元である 10.x のバージョン管理の設定は移行されないため、移行先の Control Room でバージョン管理を手動で設定します。
    • ロックされた Bot とファイルは、ロック解除されてから 11.x に移行されます。
    • 移行対象 Bot の各バージョンの [最後に変更したクライアント] フィールドと [変更者] フィールドは、移行処理を実行している現在の Control Room ユーザーの名前に設定されます。移行対象 Bot[変更者] フィールドは、このフィールドを参照しているユーザーが 11.x で移行されない場合は SYSTEM に設定されます。
    • フォルダーの作成日は、Bot が初めて移行された、移行先の Control Room への移行日に設定されます。Bot ファイルの日付は、Bot ファイルが移行元の Control Room にアップロードされたシステム日時に設定されます。バージョン管理が設定されている場合は、Bot ファイルの最新バージョンの日付が取得されます。デフォルトでは、バージョン管理は設定されていません。
  • 依存関係やスケジュールと関連する一部の Bot のみが移行されます。ロールとユーザーを個別に移行します。
  • Bot とそのスケジュールを移行するときに、スケジュールを作成したユーザーが 11.x に移行されない場合、または 10.x で削除された場合、そのスケジュールは移行されません。
  • Bot に関連する手動の依存関係も移行されます。
  • パスワード保護された Bot とそれに対応するスケジュールは、11.x ではサポートされておらず、移行できません。
  • また、パスワード保護されたスケジュールは移行されません。
  • フォルダーを移行することはできません。フォルダー内のすべてのファイルを移行するには、フォルダー内のすべてのファイルを選択します。
  • 移行する 10.x Bot が 11.x にすでに存在する場合、それは移行されません。
  • 11.x で同じ名前がある 10.x の Bot を選択した場合、その Bot とそれに対応するスケジュールは移行されません。
  • Bot の [変更者] フィールドの移行が失敗した場合、[マイ Bot および編集] ページのこのフィールドには「SYSTEM」と表示されます。
  • 次のオプションを選択した場合は、次の操作を実行します。
    • [MetaBot を除外] を選択した場合は、それらを個別に移行する必要があります。つまり、MetaBotタスク Bot の一部と依存関係にある場合、これらは移行されないことを意味します。また、「マイ MetaBot」フォルダーは、リポジトリの [フォルダー] リストには表示されません。
    • [Bot がすでに存在する場合は上書き] が選択されている場合、Bot が以前の移行の実行時に 10.x Control Room から移行されているならば既存の Bot は上書きされます。ただし、11.2 で作成またはアップロードされた同じ名前の Bot は上書きされません。これらの Bot の移行は失敗します。
      • システムによって Bot が上書きされる場合、依存サブタスク BotMetaBot、ファイルが上書きされますが、スケジュールは上書きされません。
      • 両方のシステムでバージョン管理が有効になっている場合、このオプションを選択するとバージョン履歴が上書きされ、Bot には新しいバージョン番号が割り当てられます。
    • Version 11.3.3[過去のアクティビティを含める] が選択されている場合、移行が正常に終了したら、選択された Bot とその依存関係のタスクの実行履歴は 10.x Control Room から 11.x バージョンに正常に移行されます。以前の移行で Bot がすでに移行されているが、履歴が移行されない場合は、次回にデータを移行する際に、移行処理は Bot の移行をスキップして対応するタスク実行履歴を移行します。過去のアクティビティの移行は以下の理由で失敗します:
      • 関連付けられたユーザータスク Bot を移行していない。
      • 10.x で移行に使用したものと同じデバイスを使用していない。

手順

  1. [フォルダー] リストから、Bot の移行元フォルダーに移動します。
    選択したフォルダーに対応する Bot が [選択可能な Bot] リストに表示されます。
  2. [タイプ] の横のチェックボックスをオンにして、そのフォルダーからのすべての Bot を選択します。
    あるいは、Bot のリストから特定の タスク Bot を選択します。
    すべてのフォルダーを参照して、個々のフォルダーから Bot を選択します。選択したフォルダーにサブフォルダーがある場合、これらは無効としてこのリストに表示されます。サブフォルダーからすべての Bot を移行するには、[フォルダー] リストを展開してそのサブフォルダーを選択し、Bot を個別に選択します。
  3. Bot を [選択済み] リストに追加します。
    Version 11.3.5Enterprise 10 において作成され、Enterprise 11 へ移行された保護されていない Bot は、重複する GUID を持つことができます。Control Room は移行された Bot に新しい一意の GUID を作成し、Bot Insight ダッシュボードにおけるデータ競合を回避します。
  4. [次へ] をクリックします。

次のステップ

データの確認と移行