バージョン 11.3.4 リリース ノート

このリリース ノートでは、Automation AnywhereControl RoomEnterprise クライアント、および Bot Insightバージョン 11.3.4 で導入された新機能、変更された機能、修正された機能、セキュリティ上の修正、廃止予定の機能、既知の制限事項について説明します。

新機能

Control Room の新機能
機能 説明
Control Room にログインするための 2 要素認証

管理者は、2 要素認証 (2FA) を使用した Control Room へのログインを、特定のロールを持つユーザー向けに有効に設定できるようになりました。

2 要素認証は、Active Directory および非 Active Directory のユーザー環境でのみサポートされています。SSO 環境ではサポートされません。「2 要素認証を有効にする」をご覧ください。

2FA を必要とするロールを割り当てられたユーザーは、モバイル デバイス上で Authenticator アプリケーションを設定して、そのアプリケーションと Control Room との間の接続を確立する必要があります。以降のログインでは、ユーザーは Control Room のログイン プロセスを完了するために、Authenticator から時間ベースのワンタイム パスワード (OTP) を入力するよう求められます。

Control Room のログイン画面で複数のドメインを非表示にするか、いずれかのドメインをデフォルトに設定する 管理者は、Control Room のログイン画面と [ユーザーの作成] ページで単一ドメインまたは複数ドメインを非表示にできるようになりました。
注: ただし、Control Room で追加したユーザーのドメインを非表示にすることはできません。
また、使用可能な (非表示になっていない) ドメインのいずれかをデフォルトに設定することもできます。

ドメインの管理」をご覧ください。

新規ユーザー アカウント作成時の認証用 E メールの無効化 管理者は、新規ユーザー アカウント作成時に認証リンクを無効にできます。その後、ユーザーは認証リンクのないウェルカム E メールを受信し、以下の資格情報を使用して Control Room にログインできます。
  • 管理者によって提供される資格情報 (Control Room DB 認証環境の場合)
  • Windows 資格情報 (Active Directory 環境の場合)
  • SSO 資格情報 (SAML 対応環境の場合)
SSO 構成: Control Room から IdP への署名済み認証リクエストの選択 管理者は、SSO 構成を選択した場合、Control Room から IdP に署名済み認証リクエストを送信するように SAML を構成できるようになりました。Control Room から IdP に送信されるすべての認証リクエストには、IdP で検証できる署名があります。

Control Roomバージョン 11.3.4 以降にアップグレードすると、SAML 構成ページを表示するよう求めるメッセージが自動的に表示され、このページを使用して設定を更新できるようになります。ただし、SAML 構成の変更を適用できるのは、管理者ロールを割り当てられたユーザーだけです。

コールバック URL 拡張機能を Bot デプロイ API でサポート Control Room での [コールバック URL] のホワイトリスト作成が必要となるのは、親ドメインの場合だけです。ホワイトリストを作成した親ドメインの拡張機能は、Bot デプロイ API で [コールバック URL] として使用できます。