基本的な Bot の作成時の学習事項

「基本的な Bot の作成」のチュートリアルでは、Automation Anywhere の基礎と Bot の作成方法について説明します。

基本的な タスク Bot の作成からは次の点が習得できます。

レコーダー

このチュートリアルで使用する Web レコーダーは、Web ページを記録し、クリックとテキスト入力をすべてキャプチャします。このウェブ レコーダーを含め、タスクを記録する方法は 4 つあります。
Web レコーダー
Web のみのタスクを記録します。ページ上の Web サイト コントロールが場所を変更した場合、タスクはエラーなしで実行されるように調整されます。Web コントロールのプロパティが変更された場合は、タスクが正常に実行されるように自動タスクを更新できます。
ヒント: Web レコーダー は、Internet Explorer のみで動作します。Google Chrome や Microsoft Edge などの他のブラウザの場合は、ワークベンチ を使用して Web アプリケーションを自動化します。
スクリーン レコーダー
マウス クリックやキーボード操作で記録することによって、タスクが作成されたのと同じマシン上で実行されるタスクを記録します。スクリーン レコーダーは、以前は標準レコーダーとも呼ばれていました。
重要: スクリーン レコーダー は最も基本的なレコーダーです。記録されるタスクは、UI の場所と画面の解像度によって異なります。ターゲット アプリケーションに関連して条件が変わると、記録されたタスクが機能しなくなる場合があります。
スマート レコーダー
Windows ベースのアプリケーションと Web ベースのアプリケーションの両方で使用される、共通の UI オブジェクトをキャプチャします。オブジェクトには、ボタン、テキスト フィールド、コンボ ボックスなどの一般的な UI コントロールが含まれています。関連テクノロジーには、HTML、.Net、WPF、Java、Flex、Silverlight などがあります。UI オブジェクトは、一連の [オブジェクト クローニング] コマンドとして保存されます。
ヒント: スマート レコーダー は自動化された Web アプリケーションをキャプチャしますが、Web レコーダー を使用して Web ベースのコンテンツをキャプチャするよう強くおすすめします。
ワークベンチ
手動でタスクを作成します。エディターにあるコマンドを使用して、タスクに関連するアクションを割り当てます。

ワークベンチ について理解する

レコーダーを終了すると、記録されたステップがコマンドとして 1 つのタスク ファイルに保存されます。特定のレコーダーでは、次のコマンドのみが出力されます。

  • Web レコーダー Web レコーダー コマンド
  • スマート レコーダー オブジェクト クローニング コマンド
  • スクリーン レコーダー キーストロークの挿入、マウスの移動/クリック/スクロールの挿入の各コマンド

既存のタスクを編集するには、タスクの名前をダブルクリックするか、名前を右クリックして [編集] を選択します。ワークベンチ スクリーンに、そのレコーダーが作成した個別の行のリストが表示されます。各行は、記録された 1 つのステップを表します。1 つのステップを編集すると、その機能が強化されます。ワークベンチ エディターでタスクを編集すると、記録されたコマンドを変更して、フル機能の タスク Bot を作成できます。

タスク Bot の変更と更新には ワークベンチ エディターを使用します。ワークベンチ では、次のような操作を行うためのツールが提供されています。
  • [コマンド] タブから [アクション リスト] にコマンドをドラッグ アンド ドロップする。
  • ループ内にステップを移動するなど、フロー制御ステートメント内にステップを移動させます。
  • 変数の追加と管理を行います。

基本的な タスク Bot を理解する

この演習で作成した タスク Bot について理解しておく必要があります。これには、Web レコーダーを使用してキャプチャされた静的データが格納されています。

  1. アクション リストの最初の 2 項目は、この Web サイトにユーザーを追加するという比較的一般的なタスクに関するものです。
  2. アクション リストの項目 3 ~ 9 は、静的なユーザー情報を入力するステップです。このタスクを使用すると、Web レコーダーがキャプチャした操作を正確に繰り返すことができます。複数のユーザーによる動的な入力はありません。

次のチュートリアルの Enterprise クライアント を使用して基本的なBotを編集 では、 この演習で記録された内容を変更して、CSV ファイルから動的にデータを読み取り、そのデータを Web ページに入力するようにします。