ログの管理
- 最終更新日2020/08/05
ログの管理
Automation Anywhere Bot のログ データを効果的かつ効率的に使用するには、すべてのログ データを 1 か所に集める必要があります。
ログ データは Automation Anywhere 製品全体にわたって生成されます。ログを使いやすくするために、すべてのログを 1 台のマシンまたは領域に統合することをお勧めします。
生成されたログについての詳細は、監査とログ記録 を参照してください。
Windows 組み込みのログ機能を使用する方法
Windows にはログを一元管理するための機能が組み込まれています。サブスクリプションを使用して他のマシンからすべてのログ データを 1 か所に集める 1 台のマシンをセットアップするには、次の手順に従います。
- ログの一元管理に使用するマシンでイベント ビューアーを開きます。
- 他の各ソース コンピューターからの [ログ イベント] にサブスクライブします。
Splunk を使用する方法
実用的で使いやすくするには、ログ記録ではすべてのシステムとアプリケーションからログ イベントを収集し、環境全体の状況を 1 箇所で把握できるようにして、収集したログを 1 つの領域またはツールで確認できるようにする必要があります。Splunk などのツールを使用すると、さまざまなソースからさまざまな種類のログを収集して、1 箇所にまとめることができます。
注: Automation Anywhere では、Splunk 固有の構成は提供しません。ただし、Control Room データベース アクティビティ テーブルをソースとして構成することで、Control Room アプリケーション監査ログを Splunk にインポートできます。
ログ イベントのタイプ
3 つのイベント タイプがあります。
- インフラストラクチャ ログ
- ネットワーク、ルーター、スイッチ、ファイアウォール、ゲートウェイなど
- システム ログ
- Windows イベント ビューアー、Web サーバー ログ、マシン ログ。
- アプリケーション ログ
- Control Room
- Bot Runner
- Bot Creator (開発者用 Client)
- BotFarm
- 資格情報 Vault
- アナリティクス用 Bot Insight
ログの保持
収集されたログを保持する期間は会社の方針によって決定されるのが一般的で、通常は現在アクティブなレコード (ホット)、すぐにアクセスできるバックアップ レコード (ウォーム)、過去のレコード (コールド) という観点で分類されます。
- ホット ストレージ
- 現在のアクティブなログ ファイルです。ログ ファイルが生成されたサーバーまたは収集元のサーバーに保存されます。これらのファイルは、最低 1 か月間、ローカル マシンまたはサーバー上に保存されます。
- ウォーム ストレージ
- すぐにアクセスできる状態で最低 1 年間保存される全社規模のバックアップです。通常、これらのログは 5 年経過するとウォーム ストレージからコールド ストレージに移動されます。
- コールド ストレージ
- 長期保存用のアーカイブ ストレージです。長期間の保存に耐える磁気テープなどを使用します。このストレージには、生成日から 5 年後にウォーム ストレージから移動されたファイルが含まれます。
ログ ローテーション
古いログ ファイルがアーカイブされている場所では、ログ ローテーションを行うことを強くお勧めします。これにより、ログのサイズをファイル システム内で管理可能な規模に保つことができます。推奨されるローテーション間隔は 24 時間で、24 時間ごとにログ ファイルをアーカイブすることをお勧めします。大量のログ データが生成されている場合は、ログ ローテーションの頻度を調整してください。あるいは、環境に適した方法を組み合わせて使用してください。以下に例を示します。
- 時間別のログ ローテーション
- 24 時間ごとに新しいログ ファイルを 1 つだけ作成します。
- サイズ別のログ ローテーション
- ログ ファイルのサイズを基準として新しいログ ファイルを作成します。
- Bot 別のログ ローテーション
- ログ ファイルのサイズ制限と時間制限の両方を組み合わせます。