Workflow Designer を使用
- 最終更新日2020/05/06
Workflow Designer を使用
Automation Anywhere は、ビジネス ワークフローの設計と改善を可能にする Workflow Designer ツールを提供します。Workflow Designer は、グラフィカル環境でワークフロー フロー図を作成し、これらのワークフローを使用して Automation Anywhere で自動化されるワークフローを構築、実行するのに役立ちます。
概要:
ワークフローは、ビジネスまたは IT のワークフローの概要レベルのグラフィカルな表示を、条件付きロジックやワークフローの流れの表現と共に表示したものです。ワークフローには、単純なものも複雑なものもあります。
Workflow Designer は直感的なドラッグ アンド ドロップ インターフェースを備えており、ワークフローを素早く設計できます。
ワークフローを作成しますか。
新しいワークフローを作成するには、次の手順を実行します。
- [ツール] メニューをクリックして [Workflow Designer] を選択します。Workflow Designer には、次の設計オブジェクトがあります。
- 開始: ワークフローの開始点です。各ワークフローでは、開始オブジェクトを 1 つだけ使用できます。
-
タスクを実行: 以前に作成されたタスク (.atmx ファイル) を実行します。次のワークフロー ステップに進む前に、[タスク実行] コマンドが完全に終了するまでワークフローは停止します。
[タスクを実行] オブジェクトを挿入すると、成功および失敗の矢印が 1 つずつ表示されます。両方の矢印は、ワークフローを完了させるために必要です。誤っていずれかの矢印を削除してしまった場合は、[タスクを実行] オブジェクトの上にマウスを移動し、他方の矢印を引っ張って目的のオブジェクトに接続させます。
注: タスクを右クリックしてメニューを表示させることで、[タスク実行] リストからタスクを編集できます。 -
条件 (IF): 次のワークフロー ステップを左右する、イベント条件を提示します。条件の結果 (True または False) に基づき、ワークフローは適切なパスに沿って次のステップに進みます。
条件付きオブジェクトを挿入すると、True と False の矢印が 1 つずつ表示されます。両方の矢印が必要です。誤っていずれかの矢印を削除してしまった場合は、オブジェクトの上にマウスを移動し、他方の矢印を引っ張って目的のオブジェクトに接続させます。
[複数の AND または OR 条件を使用する]* - 同じコマンドに複数の条件を含める場合は、AND または OR 条件を含めることができます。
* バージョン 7.5.2 以降で使用可能
「IF/ELSE コマンド」を参照してください。
- 終了: ワークフローの終了です。ワークフローがこのオブジェクトに到達すると、実行が停止します。
- 矢印: ワークフロー内のオブジェクトとパスを接続します。オブジェクトから矢印を挿入するには、マウスのアイコンが手のアイコンに変わるまで、オブジェクトの上にマウスを移動させます。
ワークフローの実行
Workflow Designer からワークフローを実行するには、[実行] をクリックするか、タスク リストでワークフロー ファイルをダブルクリックします。
Workflow Designer 内でワークフローを実行した場合、ワークフローで辿ったパスが Automation Anywhere に表示されます。たとえば、True または False の条件が発生しているかどうかを簡単に確認できます。
ワークフローの実行が完了すると、Workflow Designer には完全なパスが色で強調表示されます。
ワークフローの繰り返し
ワークフローを繰り返すには、[リピート] プロパティを使用します。ワークフローが再び実行されます。
ワークフローの E メール通知の送信
ワークフローの実行が完了したときに E メール通知を送信するには、[通知] プロパティを使用します。
ワークフローを画像として保存
ワークフローを画像として保存するには、[ファイル] メニューをクリックして [画像として保存] を選択します。
ワークフローの印刷
ワークフローを印刷するには、[ファイル] メニューをクリックして [印刷] を選択します。
実行するワークフローのスケジュール設定
Automation Anywhere スケジューラーを使用して、実行するワークフローのスケジュールを設定できます。「実行するタスクをスケジュール設定」を参照してください。
実行するワークフローのトリガー
トリガーを使用して、実行するワークフローのスケジュールを設定できます。「トリガー」を参照してください。
ワークフロー変数とタスク変数の関連付け
ワークフロー変数は、さまざまなタスクに関連付けることができます。関連付けられた変数は、[タスク実行] コマンドに明確に表示されます。
関連付ける変数はタイプのみが同じであればよく、変数名は異なっていてもかまいません。
ワークフロー変数とタスク変数を関連付けるための手順:
- [タスク実行] コマンドをクリックします。
- [タスクを選択] で [参照] を使用してタスクを選択します。
- アクションとして [変数を選択] オプションを使用します。
- [変数を関連付ける] セクションが表示されます。
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リストから [ワークフロー変数] を選択し、[タスク変数] のリストに関連付けます。
関連付ける変数がたくさんある場合は、[クイック マップ] ボタンを使用します*。
* バージョン 8.1 以降で使用可能
「タスクを実行コマンド」を参照してください。
- [タスク実行] > [変数] オプションを使用して、ワークフロー変数をタスク変数に関連付けます。
どちらのドロップダウンも、定義された変数の値型のみが表示されます。
- [追加] ボタンを使用して、ワークフローとタスクの変数の関連付けをさらに追加します。
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関連付けを選択して削除するには、[削除] ボタンを使用します。
- タスクの変数型やソースに変更があると、関連付けが無効になります。
- タスクのアプリケーション パスに変更があると、関連付けが自動的に更新されます。ただし、ワークフローを手動で保存する必要があります。
- これらのワークフローでは、適切なメッセージと共に [保存] ボタンが有効になっています。