リモート デスクトップ接続を有効化
- 最終更新日2020/05/06
このトピックでは、リモート デスクトップ アプリケーションを使用した自動プロセスの実行に関する情報を提供します。
最小化したセッションで自動タスクを実行
リモート デスクトップ ウィンドウ (リモート コンピューターのデスクトップが表示されるウィンドウ) を最小化すると、リモート セッションは非 GUI モードに切り替わり、ウィンドウとコントロールは表示されなくなります。
そのため、Automation Anywhere はアプリケーションの GUI とインタラクトできません。この時点で、自動化された GUI タスクは失敗します。
リモート デスクトップ ウィンドウを最小化したままリモート コンピューターで GUI タスクを実行するには、リモートの Automation Anywhere ワークステーションに接続する側のコンピューターでレジストリ キーを変更します。次の手順を実行します。
- リモート コンピューターに接続するコンピューターにログインします。
- 実行中のすべてのリモート デスクトップ セッションを終了します。
- [スタート] > [ファイル名を指定して実行] の順にクリックします (または Windows + R キーを押します)。
- [ファイル名を指定して実行] ウィンドウで、"regedit" と入力し、Enter キーを押します。
レジストリ エディターが起動します。
- リモート デスクトップ設定を現在のユーザーについてのみ変更するか、このコンピューターを使用するすべてのユーザーについて変更するかに応じて、次のレジストリ キーのいずれかに移動します。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Terminal Server Client
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Terminal Server Client
- RemoteDesktop_SuppressWhenMinimized という名前の DWORD 値を作成し、値を 2 に設定します。
コンピューターの [リモート デスクトップ接続] ウィンドウを最小化してもリモート コンピューターの GUI が影響を受けなくなり、自動タスクで GUI を使用できるようになります。
- レジストリ エディターを終了します。
VNC を使用 - リモート デスクトップの代替手段
通常、リモート デスクトップ アプリケーションでは、ウィンドウが最小化されている場合や閉じられている場合、ソフトウェアを自動的に実行およびタスクを実行することもできません。リモート デスクトップでは、リモート マシンとの間に作成される接続ごとに 1 つのセッションが作成されます。このセッションの下で、リモート マシンを制御する全面的な権限が接続元のマシンに与えられます。
ただし、接続を切断するかリモート ウィンドウを最小化すると、リモート デスクトップによってこの権限は回収され、リモート マシンの GUI に対するアクセス権は失われます。これにより、自動タスクはリモート システムを制御できなくなり、想定どおりに実行されなくなります。
- VNC では、リモート デスクトップとは異なる方法でリモート システムとの接続が確立されます。VNC は接続ごとにセッションを作成するのではなく、リモート システムに物理的に接続します。この接続により、VNC ウィンドウが最小化されたり切断されたりしてもリモート GUI の制御が維持されます。
- 自動タスクは、ローカル マシンで実行する場合と同じように実行されます。