配列型変数を使用
- 最終更新日2020/05/07
配列型変数を使用
配列変数は、行と列で構成されたテーブルで複数の値を保持する 2 次元の変数です。配列は、プロセスを実行してデータを取得するために必要なステージング領域を作成する際に大きく役立ちます。
配列変数の一般的な用途は次のとおりです。
- Web ページからデータを抽出する
- Excel スプレッドシートまたはデータベースから、大量の行を含むデータを抽出する
- レガシー システム、ERP システム、または他のアプリケーションとの間でデータの読み書きを行う
- Excel からデータベースへと、さまざまなフィールドを含む注文フォームに入力する
値は、テキストと数値いずれかのデータを表します。
作成した変数は、いくつかの MetaBot コマンドに挿入することによって使用できます。
変数の値を変更すると、値の変更はタスクで以降に実行するすべてのコマンドに反映されます。
配列型変数の作成
配列型変数は、次の 2 つの方法で作成できます。
直接割り当て
配列変数の値を直接定義する必要がある場合は、[値] 配列型変数を選択することができます。これは "直接割り当て" と呼ばれます。
直接割り当てを使用して配列型変数を作成するには、次のステップに従います。
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ロジック エディターで、右側の [変数マネージャー] タブをクリックします。
- [追加] ボタンをクリックします。[変数を追加] ウィンドウが表示されます。
- [配列] を選択します。
- 変数名を入力します。名前はアルファベット文字から始める必要があり、空白を使用することはできません。
- 配列の作成方法を選択します。デフォルトでは [値] が選択されます。これは、変数値を直接定義することを意味します。
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表示されたフィールドで、行と列の数を指定します。デフォルト値は、1 X 1 です。
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[値を初期化] ボタンをクリックします。ステップ 6 で指定した行と列の数に基づき、[配列値の詳細] ウィンドウが表示されます。
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各セルに値を入力します。
ヒント: [行を追加]、[列を追加]、[行を削除]、[列を削除] の各ボタンを使用して、配列の次元を変更できます。 - [保存] ボタンをクリックして値を保存します。
- [変数を追加] ウィンドウで [保存] ボタンをクリックして、配列変数を保存します。
保存した変数は、変数マネージャーの [ローカル変数] セクションに表示されます。
変数の作成時に変数の値を指定しない場合、MetaBot Designer ではテキスト ファイルを使用して変数の値を設定できます。これについて、次のセクションで説明します。
テキスト ファイルからの読み取り
タスクの実行中に、指定したテキスト ファイルから値を配列変数に読み取る場合は、テキスト ファイルの割り当てを使用して配列型変数を作成します。このテキスト ファイルを使用して配列変数を定義します。
テキスト ファイル割り当てを使用して配列型変数を作成するには、次のステップに従います。
- 値の割り当てに使用するテキスト ファイルを決定します。
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- [行] では、データを新しい行に入力します。
- [列] では、カンマ区切りの値を使用します。
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例: sports_team.txt
- タスク エディターで、右側の [変数マネージャー] タブをクリックします。
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[追加] ボタンをクリックします。[変数を追加] ウィンドウが表示されます。
- [配列] を選択します。
- 変数名を入力します。名前はアルファベットから始める必要があり、空白を使用することはできません。
- リストから [テキスト ファイルから読み取る] を選択します。
- [ファイルを選択] フィールドで、必要なテキストファイルを参照するか、そのファイル パスを入力します。[ファイルを開く] ボタンを使用して、選択したテキスト ファイルを表示または変更します。
- [保存] をクリックします。
スクリーンおよび DLL への配列変数の挿入
ロジック エディターでロジックを作成するときに、配列変数を挿入できます。これを使用して、スクリーンまたは DLL に値を割り当てることができます。
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スクリーンへの配列変数の追加 - メッセージ ボックス、文字列操作、変数操作などの MetaBot コマンドを使用することにより、配列変数をスクリーンに追加できます。また、次のようにプロパティ ウィンドウを使用して変数をスクリーンに直接割り当てることもできます。
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DLL への配列変数の追加 - 値を入力しているとき、F2 ファンクション キーを押すことで次のように配列変数を挿入できます。