[メッセージ ボックス] アクションと変数を使用して、基本的な Bot をビルドします。次の手順に従って、「Hello World!」の Automation Anywhere バージョン、「Go be great!」のメッセージを出力する最初の Bot を作成してください。

前提条件

Bot をビルドするには、以下の項目を実行済みである必要があります。

手順

すでに「初めての Bot を作成する」の手順を完了している場合は、手順 6 に進みます。

  1. 新しい Bot を開きます。
    1. 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。
    2. [新規作成] > [Bot] をクリックします。
      新しい Bot を作成
    3. [TaskBot を作成] ウィンドウで、Bot 名を入力します。Bot 名の選択についての詳細は、「Bot 命名規則」を参照してください。
    4. 次のデフォルトのフォルダーの場所をそのまま使用します。 \Bots\
      Bot の保管場所を変更するには、[選択] をクリックしてプロンプトに従います。
    5. [作成して編集] をクリックします。
  2. [メッセージ ボックス] アクションを挿入します。
    1. [アクション] をクリックします。
    2. メッセージ ボックス パッケージを検索します。
      [アクション] の検索ボックス内をクリックし、「message」と入力します。矢印をクリックして、メッセージ ボックス オプションを展開します。
    3. [メッセージ ボックス] アクションをダブルクリックするか、Bot エディター (右側の空き領域) にドラッグします。
  3. 右側のダイアログ ボックスで、[メッセージ ボックス] アクションの条件を指定します。
    1. [メッセージ ボックスのウィンドウ タイトルを入力] フィールドに、「My first bot!」と入力します。
    2. [表示するメッセージを入力します] フィールドに、「Go be great!」と入力します。
    3. [スクロールバーを表示する行数] フィールド、および [メッセージ ボックスを閉じる秒数] チェックボックスではデフォルト値をそのまま使用します。
  4. [保存] をクリックします。
    これで Bot を実行する準備ができました。
    Bot の作成に要した時間を表示するには、[オートメーション] > [ホーム] > [指標] の順に移動します。[アクティブな TaskBot] テーブルには、すべての Bot の作成時間が表示されます。また、Bot が編集されると、Bot の総所要時間が表示されます。
    たとえば、Bot を 10 分かけて作成し、保存した場合、[アクティブな TaskBot] テーブルには、所要時間が 10 分と表示されます。同じ Bot にさらに 5 分の編集時間が加わると、[アクティブな TaskBot] テーブルには、総所要時間として 15 分が表示されます。
    同様に、[指標] ページの [TaskBot の作成に費やした平均時間] フィールドには、すべての Bot ですべてのユーザーが要した平均時間が表示されます。
    たとえば、ユーザー 1 は Bot A に 120 分かかり、ユーザー 2 は Bot B に 2 分かかり、ユーザー 3 が Bot C に 4 分かかった場合、平均時間は、(120+2+4)/3 = 42 分となります。
    重要:
    • Bot を作成する際、Bot の名前に以下の特殊文字を含まないようにしてください。
      スラッシュ (/) アスタリスク (*) コンマ (,)
      バックスラッシュ (\) 小なり記号 (<) 左または右の中括弧 ({})
      疑問符 (?) 大なり記号 (>) 左または右の大括弧 ([])
      パイプ (|) 二重引用符 (") プラス記号 (+)
      パーセント記号 (%) -- --
    • Bot 名は、一意である必要があります。公開ワークスペース内のアクセスできる同じフォルダーの場所に同じ名前の Bot が存在する場合、非公開ワークスペースで、この名前を使用して Bot を作成したり名前を変更したりすることはできません。
    • Windows オペレーティング システム用に予約済みの Bot 名を使用しないでください。予約済みの Bot 名は次のとおりです。
      CON PRN AUX NUL COM1
      COM2 COM3 COM4 COM5 COM6
      COM7 COM8 COM9 LPT1 LPT2
      LPT3 LPT4 LPT5 LPT6 LPT7
      LPT8 LPT9 -- -- --
    • Bot 名は、ピリオド (.) やスペースで終わらないようにしてください。
    • ファイル命名の詳細については 「Microsoft のガイドライン」を参照してください。
  5. Bot をテストします。
    右上の [実行] をクリックします。
    Bot は、「Go be great!」というテキストを含むメッセージ ボックスを表示します。

以下の手順で変数を設定し、メッセージ ボックスに挿入します。

  1. 変数を作成します。
    1. 左側パネルのアコーディオン メニューから [変数] をクリックします。
    2. [変数を作成] (+ 記号) をクリックします。
    3. 名前フィールドに「vHelloWorld」と入力します。
    4. [出力として使用] オプションを選択します。
    5. [デフォルト値] フィールドに「Say Go be Great! with a variable」と入力します。
    6. [作成] をクリックします。
  2. 変数「vHelloWorld」を [表示するメッセージを入力] フィールドに割り当てます。
    1. Bot エディター の [メッセージ ボックス] アクション をクリックします。
    2. ダイアログ ボックスで、[表示するメッセージを入力] フィールドのテキストを削除します。
    3. F2 キーを押すか、[変数を挿入] アイコンをクリックします。
      [変数を挿入] アイコンは、テキスト フィールドの右側にあります。
    4. ドロップダウン リストから「vHelloWorld」を選択します。
    5. [はい、挿入します] をクリックします。
  3. [保存] をクリックします。
  4. [実行]をクリックします。
    Bot は、「Say Go be Great! with a variable」というテキストを含むメッセージ ボックスを表示します。

次のステップ

Bot を正常に実行した後、デスクトップ アプリケーションを使用する基本的な Bot のビルド に進みます。