If パッケージ
- 最終更新日2022/09/12
タスクの条件に基づいて実行順序を制御するには、If パッケージ の アクション を使用します。
アプリケーションが実行中であるか、フォルダーまたはファイルが存在するか、変数が指定された値と一致するか、アプリケーション ウィンドウが存在するか、マシンまたはサーバーが実行中であるかを確認するには、アクション セットを実行する前に If パッケージ の アクション を使用します。
If パッケージ の アクション
If パッケージ には以下の アクション が含まれています。
アクション | 説明 |
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If | 条件を指定し、条件が真の場合に実行する一連の アクション を保持します。「[If] アクションの使用」を参照してください。 1 つの [If] アクション 内に複数の条件を構成できます。
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Else if (オプション) | [If] アクション で指定した条件が偽かどうかをテストする代替条件を指定します。この代替条件が真である場合、[Else if] アクション 内に含まれる アクション のシーケンスが Bot によって実行されます。 1 つの [Else if] アクション 内に複数の条件を構成できます。
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Else | [If] アクション および [Else if] アクション (使用されている場合) が偽の場合は、アクション の代替シーケンスを指定します。 |
[If] アクション の条件
自動化タスクの実行フローを制御するには、[If] アクション で以下の条件を使用します。
条件 | 説明 |
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アプリケーション | アプリケーションが実行中かどうかに基づいてアクションを実行するには、[アプリケーションは実行中です] または [アプリケーションは実行されていません] の条件を使用します。 アプリケーション パスを入力するか、変数を使用してパスを指定し、条件が真になるまで待機する時間 (秒) を指定します。 |
Boolean | Boolean 変数に含まれる値 ([True] または [False]) に基づいて アクション を実行するには、[Boolean 変数] の条件を使用します。 この条件を使用すると、[変数の挿入] ウィンドウから第 2 の変数を選択して 2 つの Boolean 変数値を比較することもできます。 |
データ テーブル | 指定したテーブルに値が含まれているかどうかに基づいて アクション を実行するには、[データ テーブルは空です] 条件を使用します。 列または行の数の値が [等しい] かどうか、[より大きい] かどうか、または [より小さい] かどうかに基づいて アクション を実行するには、[行数] および [列数] の条件を使用します。 |
日時 | ターゲットの日時変数の値に比べてソース日時変数の値が [等しい] か [等しくない] か、[より大きい] か [等しい] か、または [より小さい] か [等しい] かに基づいて アクション を実行するには、[日時変数] 条件を使用します。 |
ディクショナリ | 指定したキーの値がターゲット値と [等しい] か [等しくない] か、またはターゲット値を [含む] か [含まない] かに基づいて アクション を実行するには、[キーを確認] 条件を使用します。 注: キーの比較では大文字と小文字が区別されます。 特定のキーにターゲット値が含まれているかどうかに基づいて アクション を実行するには、[シングル値をチェック] 条件を使用します。 |
DLL | [DLL セッションが存在します] と [DLL セッションが存在しません] という条件を使用し、Bot で DLL セッションが開いているか閉じているかに基づいて アクション を実行します。 |
ファイル | 以下の条件を使用して、アクション を実行します。
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フォルダー | フォルダーが存在するかどうかに基づいて アクション を実行するには、[フォルダーが存在する] または [フォルダーが存在しない] の条件を使用します。 |
画像認識 | これらの条件を使用して以下を確認します。
[ウィンドウ] 条件では、[ウィンドウのサイズ変更] オプションを使用してウィンドウの寸法を指定できます。このオプションによって、より信頼性の高い Bot を実現できます。これによってウィンドウのサイズは、タスクが記録された寸法に変更されるため、Bot におけるターゲット オブジェクトの識別能力が高まります。 注: このオプションは、サイズ変更可能なウィンドウに対してのみ使用できます。これは [デスクトップ] または [タスクバー] オプションでは使用できません。 [ウィンドウ] の条件では、[プレビュー] オプションを使用して、キャプチャされた特定のオカレンスを選択し、画像を基準にしてクリック位置を設定できます。 |
JavaScript | 指定した JavaScript のステータスに基づいて アクション を実行するには、[スクリプトが正常に実行されました] または [スクリプトが正常に実行されませんでした] の条件を使用します。スクリプトが含まれているファイルを選択し、オプションでリスト変数を選択してパラメーターを指定します。 |
レガシー オートメーション | [レガシー オートメーション] 条件は、移行した Bot が Automation 360 でシームレスに実行することを確認するためだけに使用します。これらの条件を使用して新しい Bot を開発することは推奨されません。以下を検証するには、以下の条件を使用します。
For the Window control conditions, you can use the Resize window option to specify the window dimensions. This option delivers a more reliable Bot. It resizes the window to the dimensions at which the task was recorded, which enhances the bot's ability to identify the target object. |
リスト | 指定したリスト変数に特定の値が含まれているかどうかに基づいて アクション を実行するには、[List 変数] 条件を使用します。値には [数値]、[文字列]、または [Boolean] データ タイプを指定できます。 |
数字 | 指定した数値変数が特定の値と [等しい] か [等しくない] か、特定の値 [より大きい] か、[等しい] か、または特定の値 [より小さい] か、[等しい] かに基づいて アクション を実行するには、[数値変数] 条件を使用します。 |
Ping | マシンやサーバーが実行中かどうかを確認し、その結果に基づいて アクション を実行するには、[Ping が成功] または [Ping が失敗] の条件を使用します。条件が真になるまで待機する時間 (秒) を入力します。 |
レコーダー |
注: [オブジェクトが存在します] と [オブジェクトが存在しません] というレコーダーの条件は、Internet Explorer モードの Chromium ベースの Microsoft Edge に対応しています。
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サービス | サービスが実行されているかどうかに基づいて アクション を実行するには、[サービス実行中] または [サービス非実行中] 条件を使用します。[サービス リスト] を選択して、使用可能なサービスのリストからサービスを選択します。 |
文字列 | 指定したソース文字列の値がターゲット値と [等しい] か [等しくない] か、ターゲット値を [含む] か [含まない] かに基づいて アクション を実行するには、[文字列変数] 条件を使用します。 [大文字と小文字を区別] オプションを指定すると、2 つの文字列の大文字と小文字が一致する場合にのみ アクション を実行できます。 When you extract text from a Microsoft
application, the extracted text contains the
文字列が空かどうかに基づく条件を作成するには、[等しい] 演算子を使用してソース値と空のターゲット フィールドを比較します。 「条件付きステートメントの使用例」を参照してください。 |
タスク Bot | 指定した タスク Bot のステータスに基づいて アクション を実行するには、[タスクが正常に完了しました] または [タスクが正常に完了しませんでした] の条件を使用します。 |
VBScript | 指定した Visual Basic スクリプトのステータスに基づいて アクション を実行するには、[スクリプトが正常に実行されました] または [スクリプトが正常に実行されませんでした] の条件を使用します。スクリプトが含まれているファイルを選択し、オプションで変数を選択してパラメーターを指定します。 |
ウィンドウ | [ウィンドウ タイトル] を入力するか変数を使用して、特定のアプリケーション ウィンドウが開いているかどうかを確認するには、[ウィンドウが存在する] または [ウィンドウが存在しない] の条件を使用します。条件が真になるまで待機する時間 (秒) を入力します。これらの条件は、ウィンドウのタイトルが変わらない場合に、特定のウィンドウが開いているかどうかを確認し、その出力に基づいてさらに アクション を実行するために使用されます。 同じタイトルのウィンドウが存在するか、またはウィンドウのタイトルが変更されたかどうかを確認するには、[同じタイトルのウィンドウは存在しません] または [同じタイトルのウィンドウが存在します] 条件を使用します。条件が真であるかどうかを検証し続ける時間 (秒) を入力します。これらの条件は、ウィンドウ タイトルが動的である場合に使用されます。たとえば、Google アカウントの Web ページを開き、ユーザー名とパスワードを入力してアカウントにログインすると、ウィンドウ タイトルが変わります。次の アクション として新しいメールを作成する場合、次の アクション を実行する前に、これらの条件を使用して、同じタイトルのウィンドウが存在するか、タイトルが変更されているかを確認することができます。 |
例
デスクトップ アプリケーションを使用する基本的な Bot のビルド[If] パッケージ を使用する基本的な TaskBot をビルドする方法の例。