XML コマンド

Web サービスやクラウド コンピューティング アプリケーションにより生成された XML 情報を処理するには、[XML] コマンドを使用します。

概要

[XML] コマンドは、XML ドキュメントのツリー構造に基づき、セッション、ノードの編集、XPath 式をサポートします。このコマンドにより、自動化された タスク BotMetaBot のロジックでツリーの移動やさまざまな条件に基づいた選択が可能になります。

[XML] コマンドにより、ユーザーは XML フォーマットのデータをキャプチャし、指定の場所に保存できます。

詳細については、「構造化データの自動化: XML コマンドを使用して XML ストリームおよび 自動化タスクを操作する方法」コース (Automation Anywhere University: RPA Training and Certification (A-People login required) に掲載) を検索してください。

XML セッションを開始
セッション名とデータソース (ファイルまたはテキスト) を指定します。
XML セッションを終了
開いている XML セッションを閉じて、[XML セッションを開始] 操作を補完します。
ノードを挿入
ノード名と値を指定します。ノードの場所は XPath 式の位置に基づきます。
ノード名が登録されている場合のアクション ([構わず挿入][スキップ][上書き]) と、ノードを挿入する位置 ([先頭][末尾][特定の子ノードの前][特定の子ノードの後]) を指定します。
注: [特定の子ノードの前] または [特定の子ノードの後] を選択する場合は、子ノード名を指定します。
Version 11.3.5.1XML コマンドで、XML ファイルにノードを挿入すると、DefaultNSPrefix は追加されなくなります。[ノードを挿入] コマンドの [詳細ビュー] タブでは、xmlns (デフォルトの XML 名前空間) はプレフィックスまたは属性として使用できません。[プレイヤー] > コマンド > xmlcommandAA.settings ファイルで allowaddingdefaultnamespace の値を true に設定することで、DefaultNSPrefix を手動で有効にできます。
注: DefaultNSPrefix が有効で、allowaddingdefaultnamespace の値が true に設定されている場合、問題が発生する場合があります。新しいノードを空のノードとして挿入または更新すると、新しい行文字が追加され、インデントは保持されません。
ノード/属性を削除
XPath 式を指定することで、XML ファイルからノードまたは属性を削除します。
ノードを更新
XPath 式の指定した位置で、セッションのノードを更新します。
属性を更新: チェックボックスをオンにして、属性を追加、更新、削除します。
XML ドキュメントを検証

XML スキーマ ファイル (.xsd)、内部ドキュメント タイプ定義 (DTD)、またはセッション データが整形式であるかどうかを使用して、セッション データを検証します。

検証の出力 (VALID または INVALID) を変数に割り当てることができます。検証中にエラーが発生すると、次のシステム変数名で格納されます。「$Error Line Number$」 および 「$Error Description$」

ノードを取得
XPath 式で指定することで、セッション データから単一のノードまたは属性の値を取得します。
  • 単一ノードを取得: XPath 式で指定した位置で、セッション データから単一のノードまたは属性の値を取得します。この値は変数に割り当てられます。
  • 複数ノードを取得: 指定した XPath 式に基づき、テキスト値、XPath 式、または指定した属性名を使用して、セッション データから複数のノードの値を取得します。
この値は 「$XML Data Node (Node name)$」というシステム変数に割り当てられます。この変数は、[Loop] コマンドと共に使用できます。たとえば、XML Dataset 内の各ノードを検索するために [Loop] コマンドを使用できます。
セッション データを保存
変数にセッション データを保存します。
XML データを書き込む: チェックボックスをオンにして、データを指定の場所に保存します。

データは、UTF-8 形式のエンコードされた XML ファイルで保存されます。

XPath 関数を実行
XPath 関数を実行して、結果を変数に保管します。