動的データを処理するよう基本的な Bot を変更

Web ページの自動化を完了するために、CSV ファイルからのデータを動的に処理できるように タスク Bot を変更できます。CSV ファイルの読み取りは、動的データを処理する一例です。Bot は、CSV、テキスト、Microsoft Excel、PDF、SQL データベース、Web ページなどからファイルを読み取ることができます。

前提条件

メモ帳を開き、コンマ区切り値を使用して 3 つ以上の名前を入力し、.CSV ファイルとして保存します。ファイルをnames.csvという名前で保存します。
John,Doe,Example LLC,john.doe@example.com,123-123-1234,john.doe,sample0domain
Karen,Smith,Example LLC,ksmith@example.com,123-321-7654,ksmith,domain123
Mike,Lee,Example LLC,mike-lee@example.com,123-456-7890,mike-lee,domainsample

このタスクは、基本的な Bot 設計を理解することを目的としています。どのレコーダーを使用したかにかかわらず、記録されたタスクは完全なプロセスではありません。レコーダーは最初のステップとして効果的ですが、Bot の開発者は、ビジネス ロジックを追加し、記録されたコマンドを編集して、Bot Runner によって正しく再生されるようにする必要があります。

この タスク Bot がファイルからデータを読み取り、そのデータを Web フォームに保存するようにするには、ここに示すタスクを実行します。このタスクでは、Bot 開発者は次の操作を実行します。
  • CSV ファイルの各行を処理するためのループを作成します。
  • 各ステップで CSV ファイルからの入力を受け入れて、Web フォームに出力を書き込みます。

手順

基本的な タスク Bot で CSV ファイルからデータを受け取るには、次の手順を実行します。

  1. [Automation Anywhere Enterprise クライアント] を開きます。
  2. MyFirstTaskBot.atmx を開きます。
    タスクをダブルクリックしてワークベンチで開くか、右クリックして [編集] を選択します。
    タスク Botワークベンチ で開きます。[アクション リスト] の各行は、Web レコーダー によってキャプチャされた各ステップを表します。
  3. [アクション リスト] で 2 番目の行をクリックして選択します。
  4. 左の [コマンド] タブで、[CSV/テキストから読み取り] コマンドをドラッグして [アクション リスト] の 2 行目の上にドロップします。
  5. CSV/テキストから読み取り ウィンドウで、[ファイルを選択] フィールドの末尾にある省略記号ボタンをクリックします。
  6. 前提条件の一環として作成したファイル names.csv を見つけて選択します。
  7. [開く] をクリックします。
  8. [保存] をクリックします。
    また、 [アクション] リストに [開始ループ] および [終了ループ] コマンドが追加されます。緑の行は Automation Anywhere によって追加されたコメントです。アクション リスト内のコメントは、どのシステム変数がファイルから情報を取得するかを示しています。
  9. [終了ループ] コマンドを [アクション リスト] の一番下にドラッグします。
  10. それぞれの[テキストの設定 $Filedata Colums$] ステップを変更して、変数を $Filedata Colums$ に割り当てます。
    1. コメント の後の行 6 をダブルクリックします。
    2. [Web レコーダー] ウィンドウで [詳細ビュー] をクリックします。
    3. [設定するテキスト] フィールドをクリアします。
    4. F2 キーを押して [変数の挿入] ダイアログを開きます。
    5. Filedata 列までスクロールし、その列を選択して [挿入] をクリックします。
    6. ここで開いたウィンドウから [列番号/変数を選択] フィールドをクリアして「1」を入力します。
    7. [OK] をクリックします。
    8. [保存] をクリックします。
      行 7 から行 12 に対して、ステップ a ~ h を繰り返します。各行に適切な列番号を入力します。
      注: names.csv ファイル内の各行は、1 つのステップまたは 1 行に相当します。各ステップには 7 列あります。たとえば、です。
      • 列 1 = John
      • 列 2 = Doe
      • 列 3 = My company
      • 列 4 = john.doe@mycompany.com
      • 列 5 = 212-555-1212
      • 列 6 = jdoe
      • 列 7 = Developer
  11. ワークベンチ ウィンドウの上部にある [保存] をクリックします。
  12. [実行] をクリックして Bot をテストします。

次のステップ

Enterprise クライアント を使用して Web ページへの入力を自動化するための基本的な MetaBot の構築: このシリーズの次のタスクでは、MetaBot を作成して使用し、Web フォームへのデータの追加に使用する方法について学習します。