Bot
- 最終更新日2020/08/25
Bot
IQ Bot Portalの [Bot] ページには、ラーニングインスタンスで利用可能なすべての bots が一覧表示され、実行、ステータスの変更、IQ Bot Designer の起動などのタスクを実行できます。
bot を作成してドキュメントからテキストを抽出します。ドキュメントのフィールドでラベルや値を定義することで、システムはそこから学習し、ドキュメント グループ内の他のドキュメントを自動的に処理します。
ラーニングインスタンス用に作成されたすべての bots の進行状況とステータスを監視し、ステージング環境から本番環境までステータスを設定できます。
- 更新された文書やフィールドの精度を表示するには、[Bot] ページを更新して bot 名をクリックします。更新されたドキュメントやフィールドの精度が詳細領域に表示されます。
- 他のユーザーがすでに編集している bot を編集することはできません。
Bot のステータス
Bot のステータスは、ラーニングインスタンスの状態と Bot 状態によって異なります。次の表は、ラーニングインスタンスの状態、Bot の状態、および Bot のステータスの関係を示しています。
ラーニングインスタンスの状態 | Bot の状態 | Bot のステータス |
---|---|---|
ステージング | ステージング | トレーニング |
ステージング | 本番 | 作動可能 |
本番 | ステージング | トレーニング |
本番 | 本番 | アクティブ |
作成済み | 未作成 | リストなし |
bot の削除
Automation 360 IQ Bot Build 5322、および IQ Bot Version 11.3.5.1 以降では、Bot の編集権限を持つユーザーには、IQ Bot Designer ページの [Bot を削除] ボタンが表示されきます。これをクリックすると、bot を削除できます。
- [Bot を削除] ボタンをクリックすると、Bot を削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。[はい] を選択すると、ラーニングインスタンスの詳細ページに処理が成功したことを示すメッセージが表示されます。[概要] タブには、[検出されたグループ] および [作成された Bot] フィールドの [ステージング] および [本番環境] の結果セクションに更新された情報が表示されます。
- 削除できるのは、ステージングの Bot だけです。削除した Bot はラーニングインスタンスの詳細ページや Bot リストページに表示されなくなります。
- 関連付けられているすべてのステージング ドキュメントがシステムから削除されます。
- 関連付けられた未処理の本番環境ドキュメントはすべて、処理のために Validator に移動します。
注: ドキュメントがステージングまたは本番環境で再度アップロードされると、新しい Bot が作成されます。 - 削除されたドキュメントをラーニングインスタンスから再アップロードする際、システムはドキュメントを分類し、各グループの [Bot を作成] オプションを使用してグループを再度表示します。[Bot を作成] オプションをクリックすると、 Bot が作成され、[Bot を作成] の詳細ページで確認できます。
- サービスの中断などのバックエンド例外の場合、Bot は削除できません。代わりに、予期しないエラーが発生したことを示すエラー メッセージが表示されます。
IQ Bot でのグループの作成の制御
新しい機能を使用して、IQ Bot でグループの作成を制限します。Bot Creator は、特定のドキュメントタイプのグループをいつ作成するかを定義するしきい値を構成できるようになったため、時間を節約できます。ラーニングインスタンス (本番環境) にアップロードされた新しいドキュメントは、しきい値に達していないときに新しいグループを作成する代わりに、Validator に直接送信されます。これにより、ユーザーは、本番環境での発生頻度に基づいて、新しいドキュメント タイプのトレーニングに優先順位を付けることができます。
- [ラーニングインスタンス] タブに移動し、ラーニングインスタンスを選択して、[編集] をクリックします。
[新しいグループ作成の設定] セクションが編集ページに表示されます。
- 次のいずれかを選択して、グループの作成を制御します。
オプション 説明 [新しいグループを作成しない] チェック ボックスを選択します。 ドキュメントのアップロード数に関係なく、新しいグループは作成されません。アップロードされたドキュメントは、Validator に直接送信されます。 - このチェック ボックスはデフォルトで選択されてません。
- このオプションを選択すると、[新しいグループを作成するためのしきい値] フィールドが無効になります。
- 新しいグループは、ステージングのラーニングインスタンスにアップロードして手動で作成できます。
[新しいグループを作成するためのしきい値] フィールドの値を設定します。 しきい値を設定する場合、IQ Bot は、定義済みの値に達するまではアップロードされたドキュメントのグループを作成しません。設定されたしきい値に達するまで、すべてのドキュメントは Validator に送信されます。 - デフォルトでは、この値はすべての新しいラーニングインスタンスに対して 10 に設定されます。
- 最大 10 桁までの値を設定できます。
- IQ Bot では、数値以外の文字、ゼロ、浮動小数点を入力することはできません。
- 更新内容を保存すると、[概要] タブに反映されます。注: [概要] タブには、ステージングと本番環境のすべての詳細が表示されます。情報は、[新しいグループ作成の設定] セクションで適用された設定に基づいて更新されます。
新しいラーニングインスタンスの場合、[新しいグループ作成の設定] セクションで最小しきい値を設定しない場合、IQ Bot はデフォルトの設定値である 10 を適用し、アップロードされた最初の 9 個のドキュメントのグループを作成しません。
- 既存のラーニングインスタンスの場合は、
既存のすべてのラーニングインスタンスは、アップグレード後もしきい値 1 で継続されます。
すべての変更は、設定が編集された後、本番環境にアップロードされたドキュメントに対してのみ有効になります。設定を新しいしきい値に変更するか、既存のラーニングインスタンスで新しいグループを作成しない場合、このチェックは本番環境にアップロードされた次のドキュメントに対してのみ実行されます。
ページで最小しきい値を設定できます。新しいしきい値は、それ以降のすべてのドキュメントに適用されます。
本番環境では、どのグループにも属さず、最小しきい値要件を満たしていないすべての分類されたドキュメントが Validator に送信されます。値を更新し、必要な修正を行うことができます。ただし、すべてのフィールドはオプションであり、テキスト データ タイプです。修正せずに現在のドキュメントを保存するか、[無効としてマーク] オプションを選択することができます。