IQ Bot Version 11.3.5 リリース ノート
- 最終更新日2022/05/17
IQ Bot Version 11.3.5 リリース ノート
Automation Anywhere、IQ Bot の Version 11.3.5 で導入された新機能、変更された機能、修正された機能、既知の制限事項について説明します。このリリースではセキュリティ上の修正はありません。
新機能
新しいラーニングインスタンスを作成するときの OCR エンジンの選択 新しいラーニングインスタンスを作成するときに、特定のドキュメントタイプからのデータ抽出の要件に基づいて、UI からさまざまな OCR エンジンを直接選択できるようになりました。エンジン変更を実装するために、IQ Bot サービスを停止して再起動する必要はありません。 新しい [OCR エンジン] 列は、各ラーニングインスタンスの作成に使用されたさまざまな OCR エンジンを表示する [マイラーニングインスタンス] ページに表示されます。この情報は、ラーニングインスタンスをインポートした後、ドキュメント処理を決定するとき、およびさまざまな OCR エンジンを一目で追跡するときに使用できます。 |
インストール前チェック IQ Bot インストーラーは、インストールプロセスを開始する前に、依存ソフトウェアと必要なポートをチェックします。インストーラーは、互換性のないバージョンを実行しているソフトウェアと、他のサービスで使用されている依存ポートを表示します。 また、インストーラーには、インストール前のチェックを再度実行してインストールプロセスを継続するオプションもあります。 |
(ベータ) Tegaki API OCRエンジンを使用したアジア言語のデータキャプチャと OCR 抽出の有効化 IQ Bot で Tegaki API OCR のベータ バージョンを使用して、特に日本語や韓国語など、アジア言語のトレーニングドキュメントの OCR (光学式文字認識) 結果の精度を向上させることができます。Tegaki API ファイルは、IQ Bot のインストール中にマシンへ自動的にインストールされます。ただし、このエンジンを使用するには、プライベート ライセンス キーを使用する必要があります。 |
変更された機能
PDFBox オプションの有効化または無効化 ラーニングインスタンスの作成時に、UI で直接 [PDF ドキュメントに画像はありません] チェック ボックスを有効または無効にできます。以前は、ユーザーが Settings.txt ファイルを構成する必要がありました。 |
Google Vision API の GA バージョンの使用 アジアの言語の精度向上に加え、この OCR エンジンでサポートされているすべての言語が Google Vision API で使用できるようになりました。 |
ABBYY FineReader Engine バージョン 12.2 および 12.3 のサポート IQ Bot Version 11.3.5 をインストールすると、ABBYY FineReader Engine バージョン 12.3 がデフォルトのバージョンとしてインストールされます。製品は ABBYY FineReader Engine バージョン 12.2 および 12.3 を使用して作成されたすべてのラーニングインスタンスをサポートします。 |
ロール ベースのアクセス制御 (RBAC) 拡張機能 IQ Bot では、さまざまなユーザーグループに対するさまざまなラーニングインスタンス アクションをよりきめ細かくアクセス制御できるようになりました。ユーザーは、カスタム ロールをラーニングインスタンスに割り当てたり、割り当て解除したりすることで、これを実現できます。このアクションを有効にするために、新しい権限 ([ロールの割り当て]) が Control Room Version 11.3.4.3 に導入されました。 |
Validator の機能強化 Validator 機能強化の一部はを以下に示します。
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修正された機能
Service Cloud ケース ID | 説明 |
---|---|
00474578 | 異なる環境間でのラーニングインスタンスの移行中に、各ラーニングインスタンスのグループ説明が正常に引き継がれ、ユーザーは特定の分類グループでグループの詳細とドキュメント タイプを簡単に特定できるようになりました。 |
-- | Control Room で特定のロールに対する権限を変更すると、IQ Bot ページが自動的に更新され、権限の更新が実行されます。 |
00451917 | 変更されたラーニングインスタンスのインポートが失敗した場合、IQ Bot には、適切なエラー メッセージが表示され、ラーニングインスタンスの移行は追加オプションを使用して期待どおりに機能します。 |
00440868 | IQ Bot では、エイリアス名の長さが 75 文字を超えている場合でも、期待されたとりにドキュメントが分類されします。 |
大きなドキュメントの場合、検証ページに適切な内容の CSV ファイルが生成されます。 | |
00492446 | 100 以上のフィールドを持つラーニングインスタンスが高速にロードされるようになったので、ユーザーは遅滞なくインスタンスをトレーニングまたは検証できます。 |
00481720 | サービス アカウントのユーザー パスワードに特殊文字を含めることができるようになりました。パスワードに特殊文字が含まれているかどうかに関係なく、サービス アカウントはロックされず、インストール後にすべての IQ Bot サービスが正常に開始されます。 |
00348696 | ログイン後、UI の表示言語を日本語に変更すると、選択した言語の UI 翻訳が正しく表示されます。IQ Bot Version 6.5 では翻訳が正確に表示されませんでした。 |
-- | クラスターから任意のノードを削除すると、クッキーが環境変数に保存されなくなります。その結果、クリーンな再インストールが可能になります。 |
00248270 | [ラーニングインスタンスの詳細] ページが期待どおりにロードされます。以前は、ページの読み込みに遅延がありました。 |
-- | [同一ロールからラーニングインスタンスを表示] というロールの権限でラーニングインスタンスを作成する場合、ユーザー ロールによって作成されたラーニングインスタンスのみが表示されるようになりました。以前は、他のユーザーが作成したラーニングインスタンスも表示することができました。 |
-- | ラーニングインスタンスの詳細ページには、bot および使用可能なオプションのすべてのデータが正しく表示されるようになりました。以前は、次のメッセージが表示されていました。このインスタンスにはグループがありません。 |
00339407 | フィールド ラベルのボックスの描画機能により、選択した値が個別の文字ではなく単語全体として処理されるようになりました。複数のシステム識別領域 (SIR) または単一の SIR の特定の部分をフィールド ラベルから選択できるようになりました。これにより、IQ Bot Designerで正確なデータ抽出が可能になります。 |
00599162 | アーカイブされたラーニングインスタンスの名前にスペースが含まれている場合でも、API クライアントを使用してエラーなしで正常に処理されたドキュメントのアーカイブ (.iqba) ファイルをダウンロードできるようになりました。 |
既知の制限事項
Control Room で行った権限の変更を適用および更新するには、IQ Bot の [ラーニングインスタンス] ページを手動で更新する必要があります。 |
アップロードされたファイル名にスペースが含まれている場合、 API エンドポイントを削除またはアーカイブし、ラーニングインスタンスを削除またはアーカイブしようとすると失敗し、エラー メッセージが表示されます。 |
IQ Bot のインストール後、ログインしようとすると、Web ページにはダッシュボードではなく、「'X-Authorization' ヘッダーにアクセス トークンが必要です]というメッセージが表示されます。 Recommended: この問題を解決するには、Automation Anywhere Control Room Reverse Proxy サービスを再起動します。 |
IQ Bot インストーラーでは、インストールのためのすべてのポート、サービス、ソフトウェア依存関係のリストを表示する事前チェック画面のスクロールバーは表示されません。 注: これは InstallShield ツールの制限事項です。 |
bot を編集するときに、[テスト実行] をクリックすると、カスタム ロジック スクリプトの実行に失敗し、エラー メッセージは表示されないことがあります。 |
(Service Cloud ケース ID: 00605607) バリデーターでテキストを選択するボックスを描画してドキュメントを保存しようとすると、そのドキュメントが保存されず、対応する .csv ファイルが出力フォルダーに作成されないことがあます。 |