カスタムロジックの追加による本番環境での自動抽出の改善
- 最終更新日2022/05/17
カスタムロジックの追加による本番環境での自動抽出の改善
IQ Bot Designer にロジックを追加してテキストの抽出および検証を改善し、RPA の後処理が必要な Validator に入るドキュメントの数を減らします。
開始前
この機能を有効にするには、<installation path>\Automation Anywhere IQ Bot 6.5\Configurations フォルダーの features.json ファイルを編集し、fieldLogic
、tableLogic
、および logicEditor:fullscreen
を true
に設定します。
概要
カスタムロジック機能は、Version 11.3.3 以降の標準 IQ Bot パッケージリリースに含まれています。IQ Bot では、カスタム スクリプトを追加し、以下を実行できる Python v3.5.4 および 30+ Python ライブラリを自動的にインストールします。
- 実稼働環境での抽出と検証を改善します。
- 場合によって Validator をスキップし、STP を増やします。
- 以前にフラグが付けられなかったエラーにフラグを付けます。
- IQ Bot 出力の後処理を減らします。
pip install<package name> を使用して、コマンド ライン インターフェイスから新しいパッケージをインストールできます。
Automation 360 IQ Bot Cloud については、カスタム ロジック機能に使用しても安全な Python ライブラリとパッケージの特定リストがあります。クラウド インフラストラクチャ、ファイルシステム、データベース、およびネットワーク リソースのセキュリティを確保するために、次のパッケージのみを使用します。List of Pandas Libraries which are supported and not supported on Automation 360 IQ Bot (A-People login required)
以下の点に注意してください。
- カスタム ロジックは、すべてのテーブルとフィールドにわたって順番に実行されます。
- カスタム ロジックを適用すると、ドキュメントごとの抽出時間が長くなる場合があります。
- Automation 360 IQ Bot 検証ルールは、カスタム スクリプトによって処理された抽出された値に適用されます。
- カスタム スクリプトは抽出されたデータでのみ機能し、OCR 抽出の品質には影響しません。
リソース
詳細については、Automation Anywhere University: RPA Training and Certification (A-People login required) で「Using Custom Logic in IQ Bot」(IQ Bot でカスタム ロジックを使用する) コースを検索してください。