ラーニングインスタンスからのドキュメントのダウンロード

ドキュメントをラーニングインスタンスにアップロードすると、ファイルに応じて処理される場合と、正常に処理されない場合があります。

注: Automation 360 IQ Bot サーバーからドキュメントをダウンロードするには、 IQ Bot package [すべてのドキュメントをダウンロード] actionを使用します。

処理されても、人間によるレビューのためにバリデーター キューに入ったドキュメントの場合、オプションを使用してドキュメントのデジタル化と抽出を [無効] としてマークします。シナリオに応じて、これらのファイルをラーニングインスタンスからダウンロードして削除します。IQ Bot のダイアログ ボックスに [成功] および [無効] と表示されたパスをクリップボードにコピーします。

出力フォルダー構造

コピーした出力パスをタスク エディターの変数として使用します。出力パスは以下の形式になります。

  • インストール時にパスを選択しなかった場合は、IQ Bot は次のパスをデフォルトのパスとして設定します。C:\Users\Public\Documents\Automation Anywhere IQBot Platform\Output\
  • ファイルが処理のためにアップロードされた後、すべてのラーニングインスタンスの出力は、次のように分類されます。
    成功フォルダー
    <output path>\<learning instance name>\Success\
    IQ Bot が本番環境のドキュメントをトレーニング済みのグループに正常に分類し、次の検証ルールに一致すると、ドキュメントはこのフォルダーに入ります。
    • ドキュメントは、ドメイン (初期状態またはカスタム) に基づくラーニングインスタンスの下のグループに関連付けられます。グループは、ドキュメントのレイアウトまたは形式に基づいて作成されます。ドキュメントの形式またはレイアウトの 60% が一致したドキュメントは、同じグループに分類されます。
    • ドキュメントから抽出するフィールドは、トレーニング中に設定されたパターンまたはルールに一致します。

    正常に抽出されたフィールドは、.csv 形式で保存されます。

    未分類のフォルダー
    <output path>\<learning instance name>\Unclassified\
    IQ Bot が分類できない場合、ドキュメントはこのフォルダーに入ります。これは次のようなさまざまな理由によって発生する可能性があります。
    • ドキュメントにノイズが多いか、1 インチあたりのドット数 (DPI) が少ない(300 DPI 以上を推奨)。
    • インスタンスの作成中に間違った言語が選択された。
    • ドキュメントに濃い色の背景が含まれている。この場合は、色を削除してから再試行してください。
    無効なフォルダー
    <output path>\<learning instance name>\Invalid\

    このフォルダ内のドキュメントは IQ Bot の検証にパスなかったドキュメントです。

    IQ Bot は、そのドキュメントのフィールド エラーを処理してフラグを設定してからバリデーターで表示します。バリデーターでは、フラグが設定されたフィールドを修正および検証できます。IQ Bot はバリデーターで表示する前にドキュメントのフィールド エラーを処理してフラグを設定します。バリデータでは、バリデーターでフラグが設定されたフィールドを修正および確認できます。

    グループに分類されず、bot に関連付けられていないファイルは、[未処理フォルダー] で使用可能になります。

    未処理フォルダー
    <output path>\<learning instance name>\Unclassified\

    このフォルダー内のドキュメントはグループに分類されますが、bot と関連付けられていません

    これは次のような理由によって発生する可能性があります。
    • ドキュメント レイアウトはまだトレーニングされていないので、新しいグループが作成される。
    • トレーニングは完了しているが、関連する bot がまだステージング中のドキュメントである。

      このフォルダーでは、グループに基づいてサブフォルダーが作成される場合があります。たとえば、Group_123 というサブフォルダーが作成されます (123はグループ番号)。これらのサブフォルダでは、そのラーニングインスタンスに対して IQ Bot によって処理されたドキュメントを表示できます。