重複した DR サイトを再確立

セカンダリ (バックアップ) サイトがプライマリ (実稼働) サイトとして復旧された後には、新しいセカンダリ DR サイトを確立する必要があります。

前提条件

復旧サイトは、新しい実稼働サイトとして稼働します。

アクティビティをプライマリ (アクティブ) 実稼働サイトやセカンダリ (バックアップ) サイトに返すプロセスは、元のプライマリ サイトの状態によって異なります。

手順

  • 古い実稼働環境が再び利用可能になった場合は、次の手順を実行して元の DR プライマリ サイトに切り替えます。
    1. DR データベースおよびファイル システムをそれぞれ元の実稼働データベースおよびファイル システムに復元/複製します。
    2. 新しい DR プライマリ (実稼働) を立ち上げます。IQ Bot
    3. 新しい DR プライマリ (実稼働) 環境が正常に動作していることを確認します。
    4. DR 復旧サイトで DR の IQ Bot サービスを停止します。
    5. 新しい DR プライマリ (実稼働) と DR セカンダリ (スタンバイ) の IQ Bot (DB と NAS) の間でレプリケーションを確立します。
  • 災害により古い DR プライマリ実稼働環境が完全に使用できなくなった場合は、新しいセカンダリ (スタンバイ) DR サイトを再確立します。復旧 DR のステップを実行して、プライマリとセカンダリの DR サイトを再確立します。
    1. データベースおよびファイルシステムのデータを DR 環境から新しい実稼働環境に復元/複製します。

次のステップ

追加のステップは不要です。DR のプライマリ サイトとセカンダリ サイトが復元されます。

  • bot アクティベーション ユーティリティを再度実行する必要はありません。アクティベーションは、IQ Bot を最初に DR クラスター サイトに導入したときだけに発生します。
  • 以降の災害では、データベース クエリを DR セカンダリ (スタンバイ) IQ Bot データベースに対して実行するだけで済みます。これが必要なのは、DR プライマリ (実稼働) と DR セカンダリ (スタンバイ) の間のレプリケーションにより、DR セカンダリ サイト データベースの DR セカンダリ サイト Bot Runner のデータが、DR プライマリ (実稼働) Bot Runner のデータで上書きされるためです。
  • 同様に、DR プライマリと DR セカンダリの Bot Runner 間のマッピングが確立されます。以降のすべての災害やテストで同じマッピングを使用します。