システムの IQ Bot Version 11.3.5 へのアップグレード

システムを IQ Bot バージョン 5.3.x、6.x、Version 6.5.x、および Version 11.3.x から Version 11.3.5 にアップグレードする方法について説明します。

前提条件

IQ Bot Version 11.3.5Control Room Version 11.3.4.3 以上とのみ互換性があります。

注: 以下の前提条件は、IQ Bot Version 11.3.4 以降からのアップグレードの場合には適用されません。
  • マシンの SQL バージョンが SQL Server Native Client 2012 以前の場合はダイアログ ボックスが表示され、アップグレード オプションを選択できます。services.msc を開いて SQL Server (MSSQLSERVER) を停止します。インストール プロセスを続行します。
  • アップグレード中にインストーラーは、IQ Bot の以前のバージョンのラーニングインスタンスが存在するかどうかを検出します。ドロップダウン リストから IQ Bot 以前のバージョンを選択し、既存のラーニングインスタンス用にクラシファイア バージョンを維持します。
    • バージョン 1 (IQ Bot 5.3 / 6.0.1)IQ Bot バージョン 5.3.0 または Version 6.0.1 からアップグレードする場合。
    • バージョン 2 (IQ Bot 5.3.1 / 6.5 ベータ)IQ Bot バージョン 5.3.1、6.5 ベータ、または 6.5 からアップグレードする場合。
  • インストール後に作成された新しいラーニングインスタンスについては、IQ Bot バージョン 5.3.1/Version 6.5.x のクラシファイア バージョンが使用されます。
  • IQ Bot バージョン 5.3.1 からアップグレードする際に、5.3.1 チェックボックスまたはリンクされたテーブル機能に依存するラーニングインスタンスがある場合は、IQ Bot Version 11.3.5 にアップグレードする前に検証キューを消去してください。
  • IQ Bot Version 11.3.5 にアップグレードすると、すべてのグループ情報が新しいテーブル ContentClassification に格納され、インストールのプロセス中にはすべてのデータがアップグレードされるか、このテーブルに転送されます。
  • データベース内の特定のファイルの設定または構成をカスタマイズした場合は、別のバージョンの IQ Bot にアップグレードする前に、これらのファイルのバックアップを作成する必要があります。

手順

  1. アップグレードプロセスを開始する前に、IQ Bot ハードウェア/ソフトウェア要件 を参照してください。
  2. 必要なすべてのポートを開きます。「IQ Bot の前提条件ステップ」をご覧ください。
    注: さらに、ポート 4369 と 25672 を開き、これらのポートへのトラフィックを許可するため、ファイアウォールの受信規則を追加します。
  3. インストールを実行するターゲット サーバー上の IQ Bot データベースをバックアップします。(これは新規インストールには適用されません)。
  4. カスタマー ポータルから Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5.zip をターゲット マシンにダウンロードします。
  5. Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5.zip ファイルを「Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5」フォルダーに解凍します。
  6. 現在の IQ Bot バージョンをアンインストールします。IQ Bot のアンインストール方法については、以下のメモを参照してください。(これは新規インストールには適用されません)。
    注:IQ Bot のアンインストール」をご覧ください。
  7. 互換性対応表を参照して、インストールする Control RoomEnterprise Client のバージョンの互換性を確認します。「IQ Bot バージョンの互換性対応表」をご覧ください。
    重要: IQ Bot 5.x からアップグレードする場合は、最新バージョンの Control Room および IQ Bot をインストールする前に Cleanup_Components.bat を実行します。
  8. Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5 フォルダーを開いて、Cleanup_Components.bat ファイルを実行します。.bat ファイルは、RabbitMQ と Erlang 関連の IQ Bot Python ファイルをアンインストールし、必要なレジストリ エントリを削除します。その他の Python バージョンは影響を受けません。
  9. マシンを再起動します。
  10. Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5 フォルダーを開いて、Cleanup_Components.BAT ファイルを再度実行します。これにより、RabbitMQ と Erlang から空のフォルダーが削除され、システムから Python が削除されます。
  11. Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5 フォルダーを開いて、Automation_Anywhere_IQ_Bot_11.3.5.exe を起動します。
  12. 次に、要件に従って IQ Bot Version 11.3.5 をインストールします。
    重要: インストール チェックリストを使用しても移行の問題が原因でインストールが失敗した場合はサポートに連絡してください。
  13. ロード バランサーのポートを 8100 から 3000 に変更します。デフォルトのポート番号は前の画面から選択されます。
    外部ロード バランサーがインストールされている場合は、ポート番号を変更します。
  14. インストール中には自動設定されるため、残りの設定を保持してインストールを完了させます。
    これでアップグレードが完了しました。

次のステップ

IQ Bot をインストールした後、以下を確認してください。
  1. IQ BotControl Room に登録します。「Control Room への IQ Bot の登録」をご覧ください。
  2. 構成設定を完了して、Control Room への登録を確認します。詳細については、「IQ Bot インストール後の設定」をご覧ください。
  3. インストールを検証します。「IQ Bot インストール後の検証」をご覧ください。