スケーラビリティ パフォーマンスの計画

導入に必要な容量とパフォーマンスを計画するには、同時接続ユーザー数、ドキュメント処理速度、および必要なインフラストラクチャを決定する要件、制限、デフォルト値を理解することが大切です。

以下に、導入時の最適なシナリオを計算するために役立つ情報を示します。

ハードウェア/ソフトウェア要件

IQ Bot ハードウェア/ソフトウェア要件

ユーザー同時接続

IQ Bot Version 11.3.4.2 は、1 つのシステムで最大 20 人の同時接続ユーザーをサポートします。

ドキュメント処理性能ベンチマーク

このテストの目的は、構成が垂直および水平アプローチでスケーリングされた場合に、IQ Bot Version 11.3.4.2 によって一定期間に処理できるドキュメントの最大数を検証することです。

テスト パラメーター
パラメーター
OCR エンジン Tesseract4 (デフォルト)
ドメイン 請求書
ドキュメント タイプ TIFF (画像)
処理されたドキュメント総数 8604 (8K)、40416 (40K)
ドキュメントごとのページ数 1 (ドキュメントごとに 1 ページ)
特記事項
パラメーター
マッピングされたフィールド数 6 つのフィールド (3 つのフォーム フィールドと 3 つのテーブル フィールド)
ドキュメント解像度 300 DPI 以上
ドキュメント密度 低密度

ファイル処理ベンチマーク結果

40,000 個のドキュメントのベンチマーク結果
下表は、スケーリング構成と約 40,000 個のドキュメントを処理する所要時間を示しています。指定した合計時間には、ドキュメントのアップロード、分類、および抽出が含まれます。
注: 記載されている処理時間には、後処理、前処理、および追加のカスタム ロジックは含まれません。
垂直スケーリング 処理時間
1x8 (8 コアの単一マシン) 57 時間 40 分
1x16 (16 コアの単一マシン) 29 時間 20 分
1x32 (32 コアの単一マシン) 31 時間 10 分
水平スケーリング 処理時間
2x8 (各 8 コアの 2 台のマシン) 34 時間
4x8 (各 8 コアの 4 台のマシン) 14 時間 40 分
8x8 (各 8 コアの 8 台のマシン) 7 時間 40 分
2x16 (各 16 コアの 2 台のマシン) 15 時間 50 分
4x16 (各 16 コアの 4 台のマシン) 10 時間
8,000 個のドキュメントのベンチマーク結果
下表は、スケーリング構成と約 8,000 個のドキュメントを処理する所要時間を示しています。指定した合計時間には、ドキュメントのアップロード、分類、および抽出が含まれます。
注: 記載されている処理時間には、後処理、前処理、および追加のカスタム ロジックは含まれません。
構成 処理時間
1x8 (8 コアの単一マシン) 16 時間 20 分