Bot editor における資格情報と資格情報変数
- 最終更新日2020/12/18
Bot editor における資格情報と資格情報変数
パスワードやアカウント番号などの機密情報の受け渡しに向けて bots を構築する場合、資格情報を使用します。資格情報を使用すると、機密情報を bots と Bot Runners から分離できるため、データ漏出や不正なユーザー アクセスのリスクを軽減できます。
- 資格情報
- 資格情報は、機密情報を属性において保持します。属性は、すべてのユーザーにおいて標準的な値を持つか、ユーザー入力値を受け入れることができます。たとえば、
E メール
認証情報には、ホスト名
(標準値)、ユーザー名
(ユーザー入力)、パスワード
(ユーザー入力) の 3 つの属性を含めることができます。 - ロッカー
- ロッカーは、資格情報を表示、変更するか、それにアクセスできるユーザーを指定します。たとえば、人事 (HR) ロッカーは、
E メール
、データベース
、およびトレーニング Web サイト
の資格情報を保持し、人事部の特定の従業員のみが自分の bots で資格情報を使用できるようにすることができます。 - 資格情報変数
- 資格情報変数は、ユーザー定義変数に資格情報値を保存します。これにより、ユーザーは bot に対して、また bot から別の bot へ値を安全に渡すことができます。資格情報変数を使用すると、メッセージ ボックスにおける値の表示やファイルへの書き込みが行われることはありません。値は Credential Vault から選択するか、ユーザーが入力します。変数を受け入れる任意のactionフィールドで使用できます。注: このデータ型の値は、別のデータ型に変換できません。次の操作を実行できます。
- ログイン資格情報を子 bot に渡します。
- 口座番号などの機密データを取得し、メインの bot に渡します。
注: [Bot をすぐに実行] ページからメイン bot をデプロイする際、資格情報の値をメイン Bot に渡すことはできません。値は bot でハードコードされるか、Credential Vault から選択する必要があります。
資格情報の操作
- 資格情報を入力できるのは、フィールド名の下に [資格情報] タブがあるフィールドだけです。
- Actionフィールドには、locker、認証情報、属性名が表示されます。Bot editor 内の属性値は表示できません。
- 資格情報変数は、他の変数や文字列に添付できません。