E メール プロパティでディクショナリ変数を使用

メール関連のタスクを自動化すると、RPA Workspace は E メールのさまざまなプロパティを取得し、これらのプロパティの値をディクショナリ変数に格納します。これらのプロパティは、ループ アクション内でメール アクションを使用すると、ディクショナリ変数に格納されます。

RPA Workspace が取得する E メール プロパティには、件名、受信者、送信者、メッセージ、受信日時などがあります。メール プロパティは、次のディクショナリ キー内のディクショナリ変数に格納されます。
  • emailSubject
  • emailFrom
  • emailTo
  • emailCc
  • emailBcc
  • emailMessage
  • emailReceivedTime
  • emailReceivedDate
  • emailSentTime
  • emailSentDate

システムは、E メールのプロパティに適切なディクショナリ キーを自動的に関連付けます。これらのディクショナリ キーに格納されている値は、別のタスクで使用する、データベースに格納する、その他の目的で使用できます。これらのキーはシステムで使用できるため、上記で示されたとおりに使用する必要があります。たとえば、ディクショナリ変数の「Test」を作成し、メッセージ プロンプトに E メールの件名と送信者を表示する場合は、適切なフィールドに Test{emailSubject} および Test{emailFrom} を入力する必要があります。

F2 キーを押してフィールドで変数を使用する場合は、[変数を選択] リストから [Test] を選択し、[変数を挿入] ダイアログ ボックスの [ディクショナリ キー] フィールドに emailSubject を入力することで、E メールの件名をそのフィールドに保管します。同様に、[ディクショナリ キー] フィールドに emailFrom を入力することで、フィールドで E メール送信者の E メール アドレスを使用できます。

ディクショナリ キー変数は、E メール プロパティを使用する場合、Microsoft Outlook や E メール サーバーから自動化するすべての E メール関連のタスクに必要です。ディクショナリ キー変数は、次の E メール アクションに使用できます。
  • ステータスの変更
  • 削除
  • 転送
  • 返信
  • 添付ファイルを保存
  • E メールを保存
    注: E メールの保存に必要な時間は、その E メールで使用可能な添付ファイルのサイズによって異なります。