初めての Bot を作成する

以下のステップを実行して、「Hello World!」の Automation Anywhere バージョン、「Go be great!」メッセージを出力する最初の Bot を作成してください。

前提条件

このタスクは、Bots を構築およびデプロイするユーザーが実行します。このタスクを完了するために必要な権限と許可、およびライセンス ユーザーとして Control Room にログインする権限が必要です。

  • Control Room で Bot を作成するには、Bot Creator ライセンスが必要です。
  • 次の権限が必要です。
    • チェックイン
    • パッケージを表示
    • フォルダーを作成
  • Bot 命名規則: Bots の作成と命名時には、以下の点に留意してください。
    • Bot を作成する際、Bot の名前に以下の特殊文字を含まないようにしてください。
      スラッシュ (/) アスタリスク (*) コンマ (,)
      バックスラッシュ (\) 小なり記号 (<) 左または右の中括弧 ({})
      疑問符 (?) 大なり記号 (>) 左または右の大括弧 ([])
      パイプ (|) 二重引用符 (") プラス記号 (+)
      パーセント記号 (%) -- --
    • Bot 名は、一意である必要があります。公開ワークスペース内のアクセスできる同じフォルダーの場所に同じ名前の Bot が存在する場合、非公開ワークスペースで、この名前を使用して Bot を作成したり名前を変更したりすることはできません。
    • Windows オペレーティング システム用に予約済みの Bot 名を使用しないでください。予約済みの Bot 名は次のとおりです。
      CON PRN AUX NUL COM1
      COM2 COM3 COM4 COM5 COM6
      COM7 COM8 COM9 LPT1 LPT2
      LPT3 LPT4 LPT5 LPT6 LPT7
      LPT8 LPT9 -- -- --
    • Bot 名は、ピリオド (.) やスペースで終わらないようにしてください。
    • ファイル命名の詳細については 「Microsoft のガイドライン」を参照してください。
注: 以下の手順では、初めてのユーザー向けのガイド付きワークフローについて説明します。ガイド付きワークフローは、これらの手順を初めて完了したときにのみ表示されます。

手順

  1. Automation Anywhere Control Room のインスタンスにログインします。
  2. 新規 Botを作成します。
    1. 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。
    2. [+ 作成] > [タスク Bot] をクリックします。
    3. [タスク Bot を作成] ウィンドウで、Bot名を入力します。
    4. 次のデフォルトのフォルダーの場所をそのまま使用します。\Bots\
      デフォルトのBotの保存場所を変更するには、[選択] をクリックしてプロンプトに従います。
    5. [作成と編集] をクリックします。

  1. [メッセージ ボックス] アクションを挿入します。
    1. [アクション] をクリックします。
    2. メッセージ ボックス パッケージを検索します。
      [アクション] の検索ボックス内をクリックし、「message」と入力します。矢印をクリックして、メッセージ ボックス オプションを展開します。
    3. [メッセージ ボックス] アクションをダブルクリックするか、Bot エディター (右側の空き領域) にドラッグします。
  2. 右側のダイアログ ボックスで、[メッセージ ボックス] アクションの条件を指定します。
    1. [メッセージ ボックス ウィンドウのタイトルを入力] フィールドに、「My first bot!」と入力します。
    2. [表示するメッセージを入力] フィールドに、「Go be great!」と入力します。
    3. [スクロールバーを表示する行数] フィールド、および [メッセージ ボックスを閉じる秒数] チェックボックスではデフォルト値をそのまま使用します。
  3. 上部の 3 点リーダーをクリックし、[想定外のポップアップを無視] チェックボックスをオンにします。
    Bot のビルド中にポップアップ処理機能をテストし、オートメーションの実行中にシステム ポップアップ (ウイルス対策アラート、Windows 更新通知など) が無視されることを確認できるようになりました。このオプションは、[すぐに実行]、[デバッグ]、[ここから実行] オプションに適用され、デフォルトでは選択されません。これは、タスク Bot を作成または変更するたびに有効にする必要があります。
    注: [想定外のポップアップを無視] オプションは、管理者が有効にしている場合にのみ選択できます。

    詳細については、「ポップアップ処理の設定」を参照してください。

  4. [保存] をクリックします。
    これで Bot を実行する準備ができました。
    Bot の作成に要した時間を表示するには、[オートメーション] > [ホーム] > [指標] の順に移動します。[アクティブな TaskBot] テーブルには、すべての Bot の作成時間が表示されます。また、Bot が編集されると、Bot の総所要時間が表示されます。
    たとえば、Bot を 10 分かけて作成し、保存した場合、[アクティブな TaskBot] テーブルには、所要時間が 10 分と表示されます。同じ Bot にさらに 5 分の編集時間が加わると、[アクティブな TaskBot] テーブルには、総所要時間として 15 分が表示されます。
    同様に、[指標] ページの [TaskBot の作成に費やした平均時間] フィールドには、すべての Bots ですべてのユーザーが要した平均時間が表示されます。
    たとえば、ユーザー 1 は Bot A に 120 分かかり、ユーザー 2 は Bot B に 2 分かかり、ユーザー 3 が Bot C に 4 分かかった場合、平均時間は、(120+2+4)/3 = 42 分となります。
  5. Bot エディター のオプションをクリックして Bots の表示と編集を行います。
    これらのオプションは Bot エディター の上部に表示されています。
    注: [フロー]、[リスト]、[デュアル] ビューの検索ボックスを使用し、Bot で、テキスト、変数、アクション を検索できます。この機能は、コード行が長い Bot を表示または編集する際に役立ちます。
    • [フロー:]オートメーションで使用されるアクションをフロー図で表示 (デフォルト)
      注: Bot を作成または編集する際に Bot のコードが 500 行を超えている場合は、フロー ビューは使用できません。[リスト ビューを表示] オプションを使用して、リスト ビューに移動します。

      flow_view
    • [リスト:]オートメーションで使用されるアクションをリストで表示
      注: タスク ロジック内で選択した アクション をドラッグします。

      list_view
    • [デュアル:]オートメーションに使用されるアクションを、[フロー] と [リスト] ビューの両方で表示
      dual_view
  6. デバイスから Bot を実行します。
    最初の Bot を実行する」を参照してください。