マルチユーザー デバイスについて

マルチユーザー デバイスは、複数のユーザーが同時に単一のデバイスにログインできるウィンドウ ターミナルサーバー デバイス (Windows 2019、Windows 2016、Windows 2012、Windows 10 Enterprise on Azure) です。

マルチユーザー デバイス サーバーでは、複数のユーザーが同じオペレーティング システムにアクセスし、ハードウェアを共有して、各ユーザーのタスクを同時に実行できます。マルチユーザー デバイスでは、Bot は RDP を使用してデプロイされます。

マルチユーザー デバイスの利点

マルチユーザー デバイスは、組織内の各マシンを十分に活用し、異なるユーザーが同じデバイスにアクセスできるようにすることで、ハードウェアとソフトウェアのコストを削減します。Bot Creator ユーザーと Bot Runner (Attended または Unattended) ユーザーをマルチユーザー デバイスに設定することができます。また、マルチユーザー デバイスは、すべてのユーザーにセキュリティと認証を提供します。各ユーザーには、デバイスの一意のログイン認証情報が割り当てられます。ユーザーは、自分が割り当てられたアプリケーションおよびデバイス設定にのみアクセスできます。
注: マルチユーザー デバイスで、同じデバイス認証情報を持つ 2 つのユーザー セッションが Bot をデプロイしようとすると、いずれかのユーザー セッションでデプロイが失敗します。適切なエラー メッセージが監査ログに記録されます。

デバイス プール内のマルチユーザー デバイス

マルチユーザー デバイスは、デバイス プールの一部にすることができます。デバイスは、Bot Creator ユーザーおよび Bot Runner (Attended または Unattended) ユーザーのデフォルト デバイスとして設定できます。

デフォルトのデバイスとして設定

ライセンスされているユーザーは、デフォルト以外のデバイスにログインして、そのデバイスをデフォルト デバイスとして設定できます。デフォルト デバイスとして登録されていない別のデバイスを設定する場合は、[すべてのデバイスを表示および管理] 権限が必要です。これをデフォルトのデバイスとして設定するには、次の手順に従います。
  1. 画面右上のデバイス アイコンをクリックします。
  2. メニューから [デフォルト デバイスに設定] オプションを選択します。

必要な権限がない場合は、現在のデフォルト デバイスへのアクセスを失うことを示すメッセージ プロンプトが表示されます。