オペレーション ダッシュボード

Bot Insight のオペレーション ダッシュボードには、さまざまな Bot Runner マシンにデプロイされている Bot に関する情報、およびパフォーマンスに基づく Bot の統計が表示されます。この情報を生産性の向上に役立て、RPA のデプロイに関するリアルタイムの情報に基づいて対策を講じることができます。

オペレーション ダッシュボードは、Bot のさまざまなオペレーションに関する視覚的な洞察を提供し、以下のダッシュボードへのハイパーリンクが表示されます。

  • Bot ダッシュボード
  • 監査ダッシュボード
  • デバイス ダッシュボード
注: オペレーション ダッシュボードですべての Bot 情報を表示するには、AAE_Admin ロールがあることを確認します。

これらのダッシュボードはデフォルト ダッシュボードとして表示され、Bot で使用される変数に基づいて Bot Insight によって自動的に作成されます。[名前を付けて保存] 機能を使用すると、デフォルト ダッシュボードをカスタム ダッシュボードとして保存することができます。また、[可視化] メニューからカスタム ダッシュボードにウィジェットを追加することもできます。

ウィジェットの使用

Bot ダッシュボード

さまざまな Bot Runner マシンで作成、デプロイ、スケジュール設定、および実行されている Bot に関する情報を確認できます。

ダッシュボードには、以下の Bot 情報が表示されます。

  • [Bot の実行総数]: チェックインした Bot が Bot Runner マシンから実行された回数の合計が表示されます。(この数字は、実行に成功した Bot と失敗した Bot の合計数を示します)。
  • [Total Completed (Success)]: 正常に実行された Bot の数が表示されます。
  • [Total In Progress]: 進行中の Bot の数が表示されます。
  • [Total Failed]: デプロイまたは実行に失敗した Bot の数が表示されます。
  • [Weekly Bot Status]: 実行がスケジュール設定されている Bot の週ごとのステータスが表示されます。
    ヒント: ウィジェット上にカーソルを合わせると、正常に実行された Bot の数、デプロイに失敗した Bot の数、実行に失敗した Bot の数が表示されます。週ごとの Bot 統計の割合も表示されます。
  • [Failure Reasons]: 失敗した Bot に関する原因を表示します。
    注: [エラー メッセージ] フィールドには、元のエラー メッセージのスナップショットが表示され、Bot が失敗した原因に関する詳細が表示されます。エラー メッセージとログは CSV ファイルにエクスポートして、後でトラブルシューティングに使用することができます。

また、Bot ダッシュボードには、各 BotBot 所要時間 (最小、最大、平均、合計など) も表示されます。独自のダッシュボードを作成し、任意のウィジェットを追加し、Bot 実行時間の最小、最大、平均、および合計を計算できます。

監査ダッシュボード

このダッシュボードには、Control Room イベントに関する情報を提供するさまざまなウィジェットが表示されます。View everyone's audit log actions 権限を持つユーザーは、Control Room でキャプチャされた監査情報を閲覧することができます。

システム ロール

ダッシュボードには以下の情報が表示されます。

  • [アクティビティ タイプ別イベント分布]
  • [ユーザー名別イベント分布]
  • [ソース別イベント分布]
  • [Control Room ソース別イベント分布]
  • [ワークベンチ ソース別イベント配信]
オペレーション ダッシュボードでは以下の アクション を実行できます。
  • ダッシュボードにアクセスするには、[検索] テキスト ボックスにダッシュボードの名前を入力します。
  • ダッシュボードにブックマークを設定するには、[お気に入り] タブをクリックします。
  • ブックマークを削除するには、[お気に入り] メニューをダブルクリックします。
以下のタブで情報を閲覧できます。
  • [合計表示数]: 特定のダッシュボードを閲覧したユーザーの数が表示されます。
  • [最終更新]: 特定のダッシュボードが最後に更新された日時が表示されます。
オペレーション ダッシュボード タブの横にある矢印をクリックすると、要件に合わせてダッシュボードを整理できます。
オペレーション ダッシュボードでウィジェットをカスタマイズできます。実行できる機能は以下のとおりです。

デバイス ダッシュボード

デバイス ダッシュボードには、Bot が実行されるマシンのリソース使用率に関する情報を提供するさまざまなウィジェットが表示されます。

ダッシュボードには、デバイスのステータスと使用率を分析するための主要な指標が表示されます。マシンにデプロイされている Bot のアクティビティ履歴も表示されます。

ダッシュボードには以下の情報が表示されます。

  • [Online Devices (オンライン デバイス)]: ある時点においてアクティブまたはオンラインであった Bot Runner マシンの数が表示されます。
  • [Offline Devices (オフライン デバイス)]: ある時点において非アクティブまたはオフラインであった Bot Runner マシンの数が表示されます。デバイスは、Bot がデプロイされていなくてもオンラインである場合があります。
  • [Bot Schedules on Devices (デバイス上の Bot スケジュール)]: すべての Bot Runner マシンで実行するようにスケジュール設定されている Bot の数を表示します。
  • [Device Utilization% (デバイス利用 %)]: すべての Bot Runner マシンで実行される Bot の使用時間の総計を示します。次の基準で日付ごとの使用情報を表示して、分析できます。
    • Bot 所要時間
    • 単位: %
    • グループ 1: Bot の開始時間 (間隔: 日)
    • グループ 2: デバイス名

    ダッシュボードに表示できるデバイス数に制限はありません。

  • [Device Activity History (デバイス アクティビティ履歴)]: 各 Bot Runner マシンにデプロイされている Bot の実行履歴に関する情報を提供します。[Device Activity History (デバイス アクティビティ履歴)] テーブルには、以下の情報が表示されます。
    • デバイス名
    • Bot
    • Bot 所要時間 (ミリ秒)
    • Bot の開始日時
    • Bot の終了日時
    • ステータス

    [グループ 1] および [グループ 2] フィールドに日付タイプ変数があり、指標として [Bot 所要時間] が選択されている場合、[Bot 所要時間単位] の追加オプションとして [割合 (%)] オプションが表示されます。選択したグループ間隔に基づいて、Bot 所要時間の割合が計算されます。

    例: 各フィールドではパラメーターを次のように選択します。
    • [グループ別] または [サブグループ別]: 日付
    • [間隔]: 年
    • [指標]: Bot 所要時間
    • [Bot 所要時間単位]: 割合 (%)
    • Bot 所要時間に対して計算された割合は、次のようになります。

      (10,000/1,000 ミリ秒 × 60 秒 × 60 分 × 24 時間 × 365 日) × 100 = %

    注: Bot 所要時間の割合計算は、データ テーブルとマップを除くすべてのウィジェットで利用できます。
  • [主なエラー メッセージ]: Bot に障害が発生した場合のエラーメッセージと発生頻度に関する情報を提供します。