フォームの作成

Automation 360 のフォーム ビルダーでは、ブラウザ インターフェースから使用できるさまざまなフォーム要素を使用してフォームを作成または編集できます。フォームとは、レイアウトをほとんど (またはまったく) 変更せずに構造化コンテンツを提供するドキュメントです。フォームは、事前定義済みの自動タスクを実行する Bot にリンクできます。

フォーム ビルダーは、Bot エージェント に追加でインストールする必要はありません。Bot Creator ライセンスを持っている Control Room ユーザーは、フォーム ビルダーにアクセスし、新しいフォームをデザインしたり、既存のフォームを編集したりできます。

このタスクでは、必要な情報をすべてキャプチャする新しいユーザー登録フォームを作成するシナリオの例を示します。このフォームを Bot にリンクすると、ユーザー情報を保存するサードパーティ アプリケーションをトリガーできます。

フォーム ビルダーには、次の機能が含まれます。
  • フォームのタイトルをダブルクリックで変更できます。
  • フォーム ビルダーに直接要素を追加できるようになりました。要素ごとに列を追加する必要はありません。要素は、キャンバスに合わせて動的にサイズが変更されます。
  • 1 つのフォームに最大 25 個の要素を追加できます。
  • フォーム ビルダーに追加する要素の数に応じて、要素の幅が自動的に調整されます。
  • 要素をクリックしてその角をドラッグすることによって幅を調整することもできます。
  • 要素の幅は 20 以下にはできません。

手順

  1. 左側のペインで [オートメーション] をクリックします。
    使用可能な Bot とフォームのリストが表示されます。
  2. [フォームを作成] をクリックします。
  3. [フォームの作成] ページで、新しいフォームの名前を入力します。
    デフォルトでは、フォームは \Bots\ フォルダーに保存されます。デフォルトのフォルダーを変更するには [参照] をクリックします。
  4. [作成と編集] をクリックします。
    単一行の [] レイアウトで、フォーム ビルダー ページが表示されます。
  5. フォームのプロパティを更新または変更するには、右側の [プロパティ] タブを使用します。
    1. [フォームのタイトル] フィールドにタイトルを入力します。
    2. [フォーマット] フィールドを使用して、フォーム要素の表示フォントまたはフォント サイズを設定します。
      注: [フォント名] ドロップダウン メニューを使用して、フォント (英語のみ) を選択します。

      サポートされている英語以外の言語をフォーム要素に使用した場合は、[フォント名] > [システム デフォルト] を選択します。たとえば、日本語で要素ラベルまたはテキストを追加した場合は、Bot 実行時に日本語で表示するフォーム要素の [フォント名] > [中] を選択します。

    3. [寸法] フィールドを使用して、フォームの幅と高さを設定します。
    4. [表示動作] フィールドを使用して、フォームをユーザーのデスクトップに表示する方法を設定します。
    5. オプション: [フッターのロゴ] フィールドを使用して、次のいずれかのタブを選択します。
      • 1 つのロゴ

        [ファイルを選択] をクリックし、[検索]、[参照]、または [アップロード] タブを使用して画像ファイルを選択します。選択したファイルは、Bot 実行時にフォームのフッターに表示されます。

      • 2 つのロゴ

        それぞれ 2 つの [ファイルを選択] オプションをクリックし、2 つの画像ファイルを選択します。選択したファイルは、Bot 実行時にフォームのフッターに表示されます。

    6. [非表示の要素] を使用して、変数を設定します。
      たとえば、登録フォームが、ユーザーに表示できない社会保障番号 (SSN) にリンクされている場合、非表示の要素の [タイプ] を [数値] として選択します。Bot Creator ライセンスを持つユーザーは、Bot の作成時にこの変数にアクセスできます。
  6. オプション: [プレビュー] をクリックします。
    フォームのプレビュー画面では、フォームの画面の解像度の確認およびデスクトップに表示するフォーム位置の変更を行うことができます。[画面の解像度] オプションで解像度を選択できます。
    画像の解像度の選択肢
    [X] と [Y] の座標の値を入力するか、カーソルを使用してフォームをドラッグすることによって、対応する X と Y 座標を動的に更新できます。
    [フォームのプレビューを中央に配置する] オプションを使用すると、フォームを中央に配置できます。
    フォームのプレビューを中央に配置するオプション
  7. このシナリオでは、次の要素をフォームにドラッグします。
    1. テキストボックス: 最初のテキスト ボックスの [要素ラベル] フィールドに [] を入力し、2 番目のテキスト ボックスの [要素ラベル] フィールドに [] を入力します。
    2. [数値]: [要素ラベル] フィールドに「連絡先番号」と入力します。
      新規ユーザー登録フォームの場合、連絡先番号など、いくつかのフィールドは必須となる場合があります。必須とするには [詳細動作] を使用し、入力フォーマットを設定するには [フォーマット] オプションを使用します。
    3. ラジオボタン: [要素ラベル] を「性別」に更新します。[Radiobutton1] の値を「男性」に変更し、[Radiobutton2] を「女性」に変更します。
    4. 日付: [要素ラベル] フィールドに「生年月日」と入力します。
    5. テキストボックス: [要素ラベル] フィールドに「E メール ID」と入力します。
    6. ドロップダウン: [要素ラベル] を「ニュースレター」に更新します。[ドロップダウン コンテンツを追加] フィールドに、「日ごと」、「週ごと」、「月ごと」、または「なし」と入力します。
      このシナリオでは、[ドロップダウン] 要素を使用して、新規ユーザーのニュースレター オプションを作成できます。これは、選択したオプションに基づいて E メールをトリガーするために使用できます。
    7. ボタン: [ボタンのテキスト (必須)] フィールドに「送信」と入力します。
    8. 別の [ボタン] 要素をドラッグして、[ボタンのテキスト (必須)] フィールドに「キャンセル」と入力します。
      [ボタンのタイプ] ドロップダウン メニューを使用して、[セカンダリ] に設定します。
  8. オプション: [プレビュー] をクリックします。
    この機能を使用して、送り先デバイスの解像度に基づいてフォームの外観をプレビューします。
  9. [保存] をクリックします。
    新しい登録フォームが作成され、Bot にリンクできるようになります。