ターミナル エミュレータの [接続] アクションの使用

[接続] アクション を使用して、タスクを自動化するホスト マシンとの接続を確立します。このアクションを使用すると、ターミナル タイプ TN3270E、TN5250E、ANSI、VT220、VT100 との接続を確立できます。

この アクション を使用すると、ホスト マシンの詳細を指定し、セッション名と関連付けることができます。このアクションで指定したセッション名は他のアクションでも使用できるので、そうしたアクションでホスト マシンの詳細を再度指定する必要はありません。
重要: 接続を確立する前にこの パッケージ から他の アクション を使用した場合は、エラーが発生します。

手順

ホスト マシンとの接続を確立するには、次の手順に従います。

  1. [アクション] パレットの [ターミナル エミュレータ] ノードから [接続] アクションをダブルクリックまたはドラッグします。
  2. [ターミナル エミュレータ セッション名] フィールドにセッション名を指定します。
    注: 複数のターミナル ウィンドウを開く場合は、異なるセッション名を使用します。同じセッション名を使用する場合は、最初のターミナル ウィンドウのセッションを閉じてから、別のターミナル ウィンドウで同じセッション名を使用する必要があります。
  3. 接続するマシンの [ホスト名] を指定します。
    1. [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。
    2. [変数] タブをクリックし、変数を使ってホスト名を指定します。
  4. [ポート] フィールドに値を入力して、ホストに接続するために使用するポートを指定します。
  5. 次のオプションのいずれかを選択して、ターミナル タイプを指定します。
    オプションステップ
    ANSI [接続タイプ] リストからオプションを選択し、確立する接続タイプを指定します。
    • Telnet
    • SSH2
      [SSH2] 接続タイプの場合:
      • [ユーザー認証] の場合:
        • ユーザー名: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
        • [パスワード] の場合: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
      • [キー ファイル認証] の場合: 次のいずれかのオプションをクリックして、ファイルの場所を指定します。
        • Control Room ファイル: フォルダー内の PDF ファイルを選択できます。
        • デスクトップ プロフィール: デバイスで使用できる PDF ファイルを選択できます。
        • 変数: PDF ファイルの場所を含むファイル変数を指定できます。
      • [ユーザー名] の場合: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
    TN3270E
    1. [ホスト名のセキュリティ] リストからオプションを選択して、使用するセキュリティを指定します。
      • なし
      • SSL
      • TLS
    2. 接続方法を選択する場合、[TN3270E のサポートを有効化] チェックボックスを選択します。

      [接続方法] リストからオプションを選択します。

      • 汎用: [デバイス名] を指定できます。
      • 固有: [デバイス名] と [リソース (LU) 名] を指定できます。
    3. [ターミナル モデル] リストからオプションを選択して、接続するターミナル ワークステーションを指定します。
    4. チェックボックスを選択すると、TN3270E 端末で拡張属性が有効になります。
    5. [コード ページ] リストからオプションを選択して、ターミナルに対して使用するエンコードを指定します。
    TN5250E
    1. [ホスト名のセキュリティ] リストからオプションを選択して、使用するセキュリティを指定します。
      • なし
      • SSL
      • TLS
    2. デバイスとリソースに関する詳細を指定する場合は、[TN5250E のサポートを有効化] チェックボックスを選択します。

      [デバイス名] と [リソース (LU) 名] フィールドに値を入力します。

    3. [ターミナル モデル] リストからオプションを選択して、接続するターミナル ワークステーションを指定します。
    4. [コード ページ] リストからオプションを選択して、ターミナルに対して使用するエンコードを指定します。
    VT シリーズ
    • VT100
    • VT220
    1. [ターミナル モデル] リストからオプションを選択して、接続するターミナル タイプを指定します。
    2. [エンコード] リストからオプションを選択して、ターミナルに対して使用するエンコードを指定します。
      • ANSI
      • DBCS
      • UTF-8

      [コードページ] フィールドは、DBCS オプションが選択されている場合に表示されます。[コードページ] は日本の Shift-JIS (932) のみをサポートしています。

    3. [接続タイプ] リストからオプションを選択し、確立する接続タイプを指定します。
      • Telnet
      • SSH2
        [SSH2] 接続タイプの場合:
        • [ユーザー認証] の場合:
          • ユーザー名: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
          • [パスワード] の場合: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
        • [キー ファイル認証] の場合: 次のいずれかのオプションをクリックして、ファイルの場所を指定します。
          • Control Room ファイル: フォルダー内の PDF ファイルを選択できます。
          • デスクトップ プロフィール: デバイスで使用できる PDF ファイルを選択できます。
          • 変数: PDF ファイルの場所を含むファイル変数を指定できます。
        • [ユーザー名] の場合: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
    4. ターミナルがホストからの要求に応じて送信するデバイス属性レスポンスを決めるには、[カスタム DA 文字列] チェックボックスを選択し、文字列型の DA (デバイス属性) レスポンスを入力します。
    Linux
    [接続タイプ] リストからオプションを選択し、確立する接続タイプを指定します。
    • Telnet
    • SSH2
      [SSH2] 接続タイプの場合:
      • [ユーザー認証] の場合:
        • ユーザー名: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
        • [パスワード] の場合: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
      • [キー ファイル認証] の場合: 次のいずれかのオプションをクリックして、ファイルの場所を指定します。
        • Control Room ファイル: フォルダー内の PDF ファイルを選択できます。
        • デスクトップ プロフィール: デバイスで使用できる PDF ファイルを選択できます。
        • 変数: PDF ファイルの場所を含むファイル変数を指定できます。
      • [ユーザー名] の場合: [資格情報] タブをクリックして、Credential Vault からエントリを選択します。[文字列] タブをクリックして、保存場所を手動で入力することもできます。
    注: パブリック キー認証を使用して SSH2 サーバーと接続する場合、SSH クライアントは、サーバー上で認証されたパブリック キーに関連付けられたプライベート キー ファイルを使用します。
    SSH2 プライベート キーの生成に使用するソフトウェアに応じて、次のいずれかのファイル形式を使用して SSH2 プライベート キーを保存することができます。
    • Java KeyStore (JKS) 形式: Java アプリケーションが、プライベート キー、証明書、その他の暗号データを保存するために使用します。プライベート キーは、.jks の拡張子を持つファイルに格納されます。
    • OpenSSH 形式 (デフォルトの形式): ssh-keygen ユーティリティを含む OpenSSH ツール群によって使用されます。プライベート キーは拡張子のないファイルに格納され、通常、id_rsaid_dsaid_ecdsa という名前になります (キーの種類に応じて決まる)。
    • OpenSSL 形式: OpenSSL ライブラリや、Apache、NGINX など OpenSSL を使用するソフトウェアで使用されます。プライベート キーは、.pem または .key の拡張子を持つファイルに格納されます。
    • PKCS8 キー形式: PKCS#8 規格を使用して、プライベート キーを安全に保管するための標準形式として使用されます。プライベート キーは、.pem または .key の拡張子を持つファイルに格納されます。
    • PuTTY 形式: Windows 用 SSH クライアントの PuTTY によって使用されます。プライベート キーは、.ppk の拡張子を持つファイルに格納されます。
  6. Bot がこのアクションを実行するときにターミナル ウィンドウを表示するには、[ターミナル ウィンドウを表示] チェックボックスを選択します。
  7. [カーソル位置を先頭に設定する] チェックボックスを選択して、ターミナル エミュレータ セッションの画面を手動で編集し、最初の編集可能なフィールドにフォーカスを設定することができます。
  8. 接続が確立した後でターミナルの画面にターミナル プロンプトが表示されるまで待つには、[接続中、ターミナル プロンプトが表示されるまで待つ] チェックボックスを選択します。
    1. [ターミナル プロンプト] フィールドに、ターミナルに接続する際に表示するテキストを入力します。
    2. [待機タイムアウト] フィールドに値を入力して、接続要求がタイムアウトするまでシステムが待機する期間 (ミリ秒) を指定します。
  9. 以下のいずれかのタブを選択して、ターミナル エミュレータ セッションを作成します。
    • ローカル セッション: 現在の Bot でのみ使用可能なセッション名を指定します。
    • グローバル セッション: 親 Bot、子 Bot、親 Bot の別の子 Bot など、複数の Bot で使用できるセッション名を指定します。
    • 変数: 他の子 Bot とセッションを共有するために使用できるセッション変数を指定します。