Automation 360 v.25 Community Edition リリース ノート

リリース日: 2022 年 21 月 6 日

Automation 360 v.25 (ビルド 14304) リリースの Community Edition で最新情報をご確認ください。

重要: このリリースには、オプションBot エージェントの更新が含まれています。Bot エージェント を更新しなくても、既存の Bot はそのまま実行できます。ただし、Automation 360 v.25 の新機能を使用する場合、このリリースで利用可能な Bot エージェントを更新する必要があります。
このリリースへの更新の詳細については、以下のリソースを参照してください。

Automation Workspace

最新情報
Citrix Workspace アプリでサポートされるアプリケーションの自動化のサポート (Service Cloud ケース ID: 01758063)

Automation 360Citrix Workspace アプリがサポートされるようになりました。[レコーダー] > [キャプチャ] アクションまたは [記録を開始] オプションを使用して、Citrix Workspace アプリからアクセスするアプリケーションを自動化できるようになりました。

Enterprise 11 Enterprise クライアントがインストールされているデバイスに Bot エージェントをインストール

Automation 360Bot を作成する場合に、既存の Enterprise 11 Enterprise クライアント がインストールされているデバイスに、Bot エージェント をインストールできるようになりました。両方の Control Room インスタンスから、Bot を作成または実行できます。

デバイスの登録と Bot エージェント のインストール

IE 11 のサポート終了通知バナーを Control Room に表示

Automation 360 v.25 のリリース以降、Microsoft Internet Explorer ブラウザを使用して Control Room にアクセスすると、Google Chrome または Microsoft Edge (Chromium) などの代替サポート ブラウザを使用するように求められます。Control Room にログインすると、Internet Explorer 11 のサポート終了を示す通知バナーが表示されます。

Automation Anywhere Control Room にログイン

AISense Recorder: 韓国語および複雑なテーブル操作のサポート
  • AISense Recorder を使用して、韓国語インターフェースおよび韓国語と英語のインターフェースの組み合わせを使用するアプリケーションを自動化できるようになりました。

    リモート アプリケーションからタスクを記録する AISense

  • AISense Recorder により、複雑なテーブルから表形式のデータを抽出できるようになりました。列幅の広いテーブルや、チェック ボックスやオプションなどのコントロールがある列を持つテーブルを、キャプチャして自動化できます。また、テーブルから特定の列をキャプチャすることもできます。
    注: テーブルが自動検出されない場合は、[定義] オプションを使用して、テーブルを検出します。

    AISense Recorder によるテーブル データ抽出

レコーダーの機能強化
  • [レコーダー] > [キャプチャ] アクションを使用して、Bot を実行した際に Bot ランタイム ウィンドウの背後に表示されるオブジェクトを自動化できるようになりました。(Service Cloud ケース ID: 00684306、00770636、01146672)
  • レコーダー を使用して、特定のテクノロジーでオブジェクトをキャプチャし、自動化できるようになりました。[オブジェクトをキャプチャ] タブに、特定のテクノロジーを選択し、そのテクノロジーを使用してキャプチャできるオプションが追加されました。以下のテクノロジーを使用して、オブジェクトをキャプチャすることができます。
    • Microsoft Active Accessibility (MSAA)
    • UI オートメーション
    • Microsoft (MS) COM UI オートメーション

    特定のテクノロジーを使用したキャプチャ

    (Service Cloud ケース ID: 01760871、01865823
  • レコーダー を使用して、Google Chrome または Microsoft Edge ブラウザのサードパーティ プラグイン ウィンドウ オブジェクトを、特定の技術で自動化できるようになりました。
PDF パッケージの [データ損失の軽減] オプション

[PDF] > [テキストを抽出] アクションの [構造化テキスト] タイプ フィールドで、新しい [データ損失の軽減] オプションが使用できるようになりました。このオプションを使用すると、文字の重複を最小限に抑えた完全なテキストを抽出できます。

PDF からの [テキストの抽出] アクションの使用

文字列パッケージの機能強化 (Service Cloud ケース ID: 00770822)

[文字列] > [テキストを抽出] アクション で、新しい [抽出時] オプションが使用可能になりました。このオプションを使用すると、抽出された従属文字列とソース文字列で、大文字と小文字を区別して一致するかどうかを指定できます。

文字列 パッケージの [テキストを抽出] アクションを使用する

NTLM 認証が必要な URL からのファイル ダウンロード (Service Cloud ケース ID: 01189873)

ブラウザ パッケージの強化により、[ブラウザ] > [ファイルをダウンロード] アクションを使用して、NTLM 認証が必要な URL からファイルをダウンロードできるようになりました。

[E メールを送信] アクションの複数添付ファイル オプション機能強化 (Service Cloud ケース ID: 00800976、00817136、00821405、00936080、01256523、01256320、01262069、01259369、00936080、01801928)

Bot から E メールを送信する場合、複数の添付ファイルをファイルのリスト、またはファイル オブジェクトのリストを含む変数として送信できるようになりました。この機能により、データ ファイルやスプレッドシート、ワープロ ドキュメントなどのファイルを E メールに添付できます。ローカル ドライブやネットワーク ドライブから複数のファイルパスを添付したり、ファイルパスを含む変数を使用できます。

[送信] アクション の使用

SOAP Web サービス パッケージの機能強化

SOAP Web サービス パッケージの Xpath 式で SOAP レスポンスを作成する場合、Xpath 式の結果は文字列のリストとして保存されます。

[SOAP Web サービス] アクションの使用例

non-Bot ファイル依存関係のバージョン履歴の表示 (Service Cloud ケース ID: 01615105)

Bot ファイル以外の依存関係のバージョン履歴を表示できるようになりました。特定の日時に他のユーザーがファイルに行った変更を、チェックイン メッセージとともに確認するのに役立ちます。

Bot 以外のファイル依存関係のバージョン履歴を表示

非公開ワークスペースで空でないフォルダー名を編集する (Service Cloud ケース ID: 00535388、00730075、00786633、00791528、01615295、01820406)
非公開ワークスペースで、空でないフォルダー名を編集できるようになりました。この機能により、フォルダーをより簡単に管理できるようになりました。フォルダー名を変更する場合は、次のことを確認してください。
  • サブフォルダー レベルでもチェックアウトされた、またはクローン作成された Bot を含んでいない。
  • サブフォルダーやファイルを含め、100 件以上のアイテムを含んでいない。

フォルダーの作成と名前変更

Bot の依存関係マップを表示する

公開ワークスペースおよび非公開ワークスペースの両方で、Bot の依存関係マップを表示できるようになりました。依存関係マップは、選択された Bot の直接の親/子 Bot を表示します。RPA の開発者の場合、依存関係マップを使用して、Bot がどこで呼び出されるか、および Bot によりどの子 Bot が呼び出されるかを把握できます。この情報により、Bot の変化の影響を判断して、Bot を効率的に使用できます。また、優れた Bot コードと再利用性を維持して、競合を回避できます。

Bot の依存関係マップの表示

Automation Co-Pilot for Business Users

最新情報
新しいタブでリクエストを作成

初期フォームで [新しいタブでリクエストを開く] を選択すると、新しいリクエストを別タブで開いて実行できるようになりました。このオプションを使用すると、現在のページ ナビゲーションを変更することなく、同時にリクエストを作成できます。

リクエストの作成とタスクの完了

テーブル要素の行の複製

Web インターフェースで、[テーブル] 要素を使ってフォームに行を追加する場合、新しい [行の複製] オプションでテーブルの行を簡単に複製できます。複製された行は、選択してハイライトされた行の下に配置されます。

インターフェース トリガーがより多くのテクノロジーをサポート
以下のテクノロジーでインターフェース トリガーを使用できるようになりました。
  • Windows ネイティブ
  • SAP デスクトップ
  • Google Chrome および Edge Chromium ブラウザ

インターフェース トリガーの追加

フォーム ルールの強化
  • カスタム フォーマットの使用

    ルールを追加する際に、[テキスト ボックス] または [テキスト領域] のような特定の要素にルールの条件を設定するために [If] メニューを使用する場合、ドロップダウン メニューから [Is] を選択すると、追加オプションが有効化されるようになりました。[カスタム] オプションを選択し [正規表現を追加] をクリックすると、選択した要素にカスタム フォーマットの要件が適用されます。

    全従業員のユーザー ID のプレフィックスが AV である場合を考えてみましょう。たとえば、Adam という名前の従業員の場合、ユーザー ID は AVAdam となります。[正規表現を追加する] オプションで、[正規表現] フィールドの値を ^AV とします。ユーザーがユーザー ID の欄に Adam を入力した場合、アラートが表示されます。

  • カスタム値の設定または要素値の追加
    ルールを追加する際、[Then] メニューを使用してフォーム要素を選択します。このフォーム要素に対して、[値を設定] または [値を追加] を使用して対応するアクションの 1 つを設定できます。
    • : [値を入力] フィールドに入力したデータが、選択した要素に適用されます。
    • フォーム要素: [要素を選択] ドロップダウン メニューで選択されたフォーム要素のデータが追加されます。
    ユーザー登録フォームに「名」フィールドと「従業員 ID」フィールドがあるシナリオを考えてみましょう。従業員 ID フィールドの値には、以下のいずれかのルールを設定できます。
    • [] を選択し、Emp1013 をプリセット値として入力します。

      Bot を実行すると、この値が「従業員 ID」フィールドに表示されます。

    • [フォーム要素] を選択し、[要素を選択] ドロップダウン メニューで「名」要素を設定します。

      Bot を実行すると、「名」フィールドの値が「従業員 ID」フィールドに追加されます。

    Bot エディター で変数を使用するのと同じ方法で要素を使用できます。[$] を入力して、要素のリストを表示できます。

フォーム要素へのルールの追加

Document Automation

IQ Bot Extraction360 (プレビュー) は、現在 Document Automation です。Community Edition を使用すると、最大 5 つのラーニングインスタンスの作成、Automation 360 IQ Bot でのラーニングインスタンスとの接続、処理用のドキュメントのアップロード、Automation Co-Pilot タスク マネージャーを使用したドキュメントの検証など、さまざまな Document Automation の機能を試すことができます。

Document Automation Community Edition

変更内容
[Document Workspace] フォルダーには、ラーニングインスタンスのアセット (Bot、プロセス、およびフォーム) を格納できるようになりました。従来は、これらのアセットは [IQ Bot プロセス] フォルダーに配置されていました。
ドキュメント処理をサポートする アクションドキュメント抽出 パッケージ に配置されるようになりました。従来は、これらの アクションIQ Bot Extraction360 (プレビュー) パッケージ に配置されていました。
ビルド 14304 へのアップグレードを可能にするため、以前のリリースのラーニングインスタンスは削除されました。
制限事項
Document Automation は、21 文字以下のデバイス ユーザー名をサポートしています。
[ドキュメントを検証] リンクのそばに、ラーニングインスタンスの検証を待機しているドキュメント数を示す値が表示されないことがあります。
ドキュメントの検証時に、ボックスを描画してズームインし、それから [画面に合わせる] をクリックすると、クリックした位置とは別の場所にボックスが表示されます。
デフォルト値が設定されたオプション フィールドとマッピングされていないフィールドがある Automation 360 IQ Bot からラーニングインスタンスに接続する場合、Document Automation でそのラーニングインスタンスのドキュメントを処理すると、マッピングされていないフィールドにデフォルト値が表示されます。
ドキュメント抽出 パッケージから Botアクションを実行すると、[アクティビティ] > [進行中] ページに項目名が IQBotAutoExtract と表示されます。
ラーニングインスタンスのページでは、ユーザーはラーニングインスタンスを削除できないとされていますが、ラーニングインスタンスの右側にあるアクション メニューにカーソルを合わせて [削除] アイコンをクリックすることで、ユーザーはラーニングインスタンスを削除することができます。