Discovery Bot ビジネスプロセスの記録

Discovery Bot レコーダーを使用して、ビジネスプロセスのステップの記録、キャプチャ、および注釈付けを行います。プロセスの記録では、Discovery Bot アナリストは、記録されたすべてのステップを表示して定量分析と比較分析を行うことができます。キャプチャしたメタデータとユーザー アクションとともに、これらのステップは、オポチュニティと Bot の作成に関する意思決定を行う際に役立ちます。

前提条件

  • このタスクは、割り当てられたビジネスプロセスを記録し、レビューと分析のために記録を送信する Discovery Bot ユーザーが実行します。
    注: ユーザーに付与されたロールまたは権限に応じて、複数ロールおよびカスタム ロールを持つユーザーもこのタスクを実行できます。プロセスのタイルには、ユーザーが使用できるメニュー アクション (縦の 3 点リーダー アイコン) が表示されます。
  • Discovery Bot レコーダーを使用する前に、デバイスの認証情報が設定されていること、およびコンピューターに最新バージョンの Bot エージェント がインストールされていることを確認してください。
  • 記録を行うコンピューターが正しく登録されていることも確認してください。

    Discovery Bot の前提条件

手順

  1. ビジネスプロセスの記録:
    1. ローカル マシンから Discovery Bot ビジネス ユーザーとして Control Room にログインします。
    2. [Discovery Bot] > [プロセス] に移動します。
      [プロセス] ページが表示され、記録のためにユーザーに割り当てられたすべてのプロセスが表示されます。
    3. プロセスの記録を開始するプロセスに関連付けられたタイルの [記録を開始] アイコンをクリックします。
      注: 縦の 3 点リーダー アイコンから [記録を開始] を選択してプロセスの記録を開始することもできます。
      画面を記録して共有していることを通知するメッセージ ウィンドウが表示されます。[一時停止] および [停止] オプションを含む [Discovery Bot レコーダー] ウィンドウが表示されます。必要に応じて、記録を一時停止したり再開したりできます。プロセスの記録を初めて行う場合は、レコーダーが起動するまで数分かかります。
    4. 記録するアクションを実行します。
      たとえば、アプリケーションを開いてフォームに入力するか、ブラウザを開いて Web サイトを検索します。オブジェクト コントロール (ボタン、フォーム フィールド、テーブルなど) をクリックします。赤い外枠の上にマウスを置くと、コントロールがハイライト表示され、アクションがキャプチャされます。赤い外枠は、レコーダーによるプロセス記録において次のアクションの実行準備が整っていることを示します。
      記録中に、ダブルクリック、ドラッグ ドロップ、クリックして長押し、テキスト選択などのアクションを実行できます。キーボード ストロークを使用して実行したアクションが、[データ] フィールドに表示されます。
    5. [停止] をクリックして記録を終了します。
      [記録をキャンセル] をクリックすると、いつでも記録をキャンセルできます。
      レコーダーが終了するまで数秒かかりますプロセスのタイルの詳細が増加し、[記録] セクションに新しい記録が追加されます。
      注: 記録を停止した後、記録にステップを追加することはできません。
      注: 1 つの記録に最大 8 時間のユーザー アクションをキャプチャできます。
    6. 表示されたフィールドに記録の名前を入力します。
      最大文字数は 50 文字です。特殊文字もサポートされています。
    7. [保存] をクリックして変更を保存します。
    8. [キャンセル] をクリックして記録を破棄します。
      注: 記録を破棄した場合、それを復元することはできません。
  2. キャプチャしたステップをレビューし、注釈を付けて、プロセスの記録のレビューを行う Discovery Bot アナリストに送信します。
    1. [プロセス] からプロセス名またはプロセス タイル本文内の任意の場所を選択してプロセスを選択します。[プロセス] から、縦の 3 点リーダー アイコンをクリックし、[自分の記録を編集] を選択して、記録を編集および確認します。
      プロセス タイルの本文またはプロセス名をクリックすると、[オポチュニティ] ページが表示されます。アナリストには、[オポチュニティ] タブで承認済みの記録のみが表示されます。
      Discovery Bot の複数のロールおよびカスタム ロールを担うユーザーの場合、縦の 3 点リーダー アイコンをクリックして [自分の記録を編集] を選択し、記録の編集とレビューを行います。プロセス タイルの本文またはプロセス名をクリックすると、[プロセスの表示] ページが表示されます。承認済みの記録のみがアナリストの [プロセスの表示] ページに表示されます。
      [記録] ページが表示され、左側に [記録] テーブル、右側に 1 つの記録の詳細が表示されます。このテーブルには次の情報が表示されます。
      記録 説明
      記録数 (#) (選択されている数) ユーザーがログインした記録の数。
      列をカスタマイズ テーブル アイコンをクリックして列 (ID、ステータス、プロセス サイクル、およびレコーダー) の表示と非表示を切り替えることや、ヘッダー行のレイアウトを編集して、必要に応じて右または左に表示することができます。
      ID データベース内の記録の ID 番号。ユーザーがキャプチャした各記録のインデックスがシステムによって収集され、連番で数字が増えます。
      注: 特定の記録を検索するには、[ID] を選択して検索バーに ID 番号を入力します。
      名前 記録名。
      ステータス 記録のステータス:
      • 保留中: 初期状態:
      • 承認済み: ユーザーが必要な編集をすべて完了し、アナリストによる記録のレビューの準備が整いました。
      • エラー: システムに記録を保存するときにエラーが発生しました。
      • 却下済み: 現在使用されていません。
      注: プロセス ステータスを検索するには、[ステータス] を選択し、ドロップダウン リストからステータスを選択します。
      プロセス サイクル 記録時間 (分および秒単位、レコーダーが一時停止した時間を除きます)。
      レコーダー 記録を作成したユーザーの名前。
      注: 記録に割り当てられたユーザーを検索するには、ドロップダウン リストから [レコーダー] を選択し、検索バーにユーザー名を入力します。検索では大文字と小文字が区別されます。
  3. [記録] テーブルで、記録を選択して、キャプチャされたすべてのステップを表示します。右側のペインには、記録セッション中にキャプチャされた合計ステップ数、記録名、処理時間、現在の記録ステータスなどを含む記録 ID の詳細がヘッダーに表示されます。
    記録された各ステップには、[スクリーン] オプション (アイコン) 付きのスクリーンショット画像、アプリケーション タイプ、データ (キーボード入力テキスト)、ステップの説明 (注釈付きユーザー テキスト) のフィールドが含まれます。
  4. 任意: 記録の説明を入力するには [説明] 領域をクリックします。表示された [説明] フィールドを使用して、記録のコンテキストと目的をアナリストと共有します。
    最大文字数は 255 文字です。入力した説明が PDD に表示されます。
  5. [保存] をクリックして、[説明] フィールドに入力した説明を保存します。
  6. 任意: [スクリーン] アイコンをクリックして、スクリーンショットの画像を表示または非表示にします。
    Discovery Bot アナリスト、複数のロール、またはカスタム ロールを担うユーザーと個人的なイメージ詳細を共有しない場合、[スクリーン] オプション アイコンを使用します。ユーザー名やパスワード認証情報などの個人情報を画像から削除する場合、[データ] フィールドを編集してから送信し、アナリストのレビューを受けてください。
    注: 画像を非表示にして [送信] をクリックすると、その画像を再度表示することはできません。
  7. スクリーンショットをクリックすると、画像がフルサイズで表示されます。
    [スクリーンショット] には、関連するアクションを実行した時点のアプリケーションの状態が表示されます。クリックして長押しやテキスト選択などのアクションを実行した場所は、赤い外枠でハイライト表示されます。スクリーンショットは編集できません。スクリーンショットを拡大表示する場合は、画像をクリックします。モーダル ウィンドウでステップ アクションの詳細を確認できます。画像の下にある改ページをクリックしてステップ番号を選択するか、右矢印または左矢印を使用して、キャプチャしたすべての画像をすばやく表示します。ダブルクリック、ドラッグ ドロップ、クリックして長押しなど、レコーダーでキャプチャされないアクションについては、アナリストの [ステップの説明] フィールドに個々のステップを記録できます。
    記録されたステップの持続時間は、スクリーンショットの下に分と秒で表示されます。この情報を使用すると、どのステップまたは一連のステップがオートメーションの候補として適しているか、優先順位を付けやすくなります。たとえば、一連のステップの実行に時間がかかる場合、手動作業を減らすプロセスについてまずこのステップを自動化できます。
    • [画像を非表示] アイコンをクリックして、画像を非表示にします。

      審査目的で、アナリストに画像が提出されることはありません。[X] をクリックしてフレームを閉じます。[保存] をクリックして、選択を保存します。

    • [画像の表示] をクリックして、画像を表示します。

      審査目的で、アナリストに画像が提出されます。[X] をクリックしてフレームを閉じます。[保存] をクリックして、選択を保存します。

  8. オプション: [アプリケーション] テキスト フィールドでは、プロセス記録に使用したアプリケーション名を更新できます。
    [アプリケーション] フィールドには、アクションが実行されたアプリケーションの名前が表示されます。必要な場合、記録を行ったユーザーはこれを変更することができます。
  9. オプション: [データ] テキスト フィールドでは、プロセスの記録に使用したキーボード入力テキストを更新できます。
    [データ] フィールドには、記録中にそのステップでユーザーが入力したデータが表示されます。
    注: キーボードのデータ入力をマウスの左ボタンまたは右ボタンでクリックする必要があります。データが入力されたすべてのステップで、[データ] フィールドのデータを変更できます。プロセスの実際の記録中にデータが入力されていないステップについては、データを入力することはできません。
  10. オプション: [ステップの説明] テキスト フィールドでは、ステップに関連するコンテキストを更新できます。
    [ステップの説明] テキスト フィールドには、実行するオペレーションに関する追加の説明が表示されます。最大文字数は 2,000 文字です。
  11. 任意: プロセスの記録に含める必要のないステップを削除します。
  12. 必要に応じて、各ステップについて上記の手順を繰り返します。
  13. オプション: [保存] をクリックして変更を保存します。
    キャプチャされた複数の記録間で記録データ (アプリケーション、キーボード入力テキスト、注釈テキスト フィールドなど) を [記録] テーブルで編集および比較する場合は、[保存] オプションを使用します。
  14. 任意: [削除] をクリックして、プロセスの記録を削除します。
    レビューのために記録データをアナリストに送信しない場合は、[削除] オプションを使用します。
    記録と関連データが、そのプロセスの [記録] ページから削除されます。
  15. [送信] をクリックします。
    アナリストのレビューと承認のために記録が送信されます。
    注: 記録を送信した後は、編集して追加の変更を加えることはできません。
  16. [ダウンロード] オプションをクリックして、オポチュニティ データをオポチュニティと同じ名前のプロセス定義ドキュメント (PDD) にエクスポートします。エクスポートしたい PDD のタイプ (Word または PDF) を選択します。PDD には、プロセスの記録のフロー チャートと、各ステップにかかった時間 (時、分、秒) が記載されるようになりました。
    オポチュニティが作成されると、PDD は自動的にバックグラウンドで処理を開始します。PDD が生成されると、フィールドが [PDD の処理] から [ダウンロード] に変わります。これで、ドキュメントをダウンロードできるようになりました。ビジネス ユーザーへの E メール通知もファイルの E メール アドレスに送信されます。PDD のダウンロード時にエラーが発生した場合は、[ダウンロード] をクリックして、PDD の生成をやり直してください。
    注: マルチロール ユーザーの場合は、エクスポートされたデータについて、記録データとオポチュニティ データの 2 つのメール通知が届きます。
    注: オポチュニティをダウンロードするには、そのオポチュニティの所有者である必要があり、そうでない場合はダウンロード オプションは使用できません。
    お使いのマシンでは、ブラウザでダウンロードが設定されているフォルダーにドキュメントが保存されます。

次のステップ

オートメーションのオポチュニティの分析

Discovery Bot アナリストとして Control Room にログインし、記録のレビューと分析を行って、必要に応じてオポチュニティまたは Bot を作成します。