Microsoft Internet Explorer EOL の概要

Microsoft は、特定のバージョンの Windows オペレーティング システムにおける Internet Explorer (IE) の廃止を発表しており、影響を受けるユーザーに、IE で動作しているアプリや Web サイトを IE モードが搭載された Microsoft Edge に移行することを推奨しています。

IE における Control Room (Automation 360 v.25) のサポートは終了しますが、Automation 360 v.24R2 パッチには、代替ブラウザでサポートされる新機能と高度な機能が追加される予定です。

IE モードが搭載された Microsoft Edge など、マイクロソフト推奨のブラウザで既存の IE Bot を確実にサポートするため、インストールしているリリースに応じて、Automation 360 v.24R2 パッチに更新することをお勧めします。IE Bot から IE モードが搭載された Microsoft Edge への変換に対応するため、このパッチには以下のツールが用意されています。

  • Enterprise 11 Bot で IE の使用状況をスキャンするための Bot Scanner。これにより、Enterprise 11 の使用を続ける場合も Automation 360 に移行する場合も、IE Bot の変換プロセスを計画的に行うことができます。

    Bot Scannerの概要 | Bot Scanner を使用して Enterprise 11 または 10 の Bot をスキャン

  • IE Bot から IE モードが搭載された Microsoft Edge への変換をサポートするための Bot 移行ウィザード。これによって、Enterprise 10 または Enterprise 11 ユーザーは、BotAutomation 360 に移行し、同時に IE Bot を変換できます。

    Bot 移行ウィザード

  • Enterprise 10 または Enterprise 11 から移行し、IE Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換したいと考えている新しい Automation 360 ユーザーをサポートする Bot 更新ウィザード

    IE Bot を変換するための Bot 更新ウィザード

IE EOL 用のオートメーションの準備については、次のビデオを参照してください。

更新シナリオ

  • Enterprise 10 を使用している場合、IE Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に更新するには、以下のいずれかの方法を選択できます。
    • IE Bot から IE モードが搭載された Microsoft Edge への変換をサポートする Automation Anywhere Enterprise バージョン 11.3.5.6 にアップグレードし、IE Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換した後、最新の Automation 360 リリースに移行します。
    • Automation 360 v.24R2 パッチにアップグレードし、IE Bot を移行した後、IE Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に更新します。
  • Enterprise 11 を使用しており、Automation 360まだ移行していない場合、IE モードを搭載が搭載された Microsoft Edge をサポートする Automation Anywhere Enterprise バージョン 11.3.5.6 に更新します。その後、Automation 360 に移行することができます。

    移行をサポートしている Control Room のバージョン

  • Enterprise 11 を使用しており、IE EOL のAutomation 360 への移行を完了する予定の場合、IE モードが搭載された Microsoft Edge をサポートする最新の Automation 360 v.24R2 パッチに移行できます。
  • Enterprise 11 を使用しており、IE EOL のAutomation 360 への移行を完了する予定の場合、以下のいずれかの方法を使用することができます。
    • Automation 360 の最新リリースに更新し、IE で作成された移行済みの Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換します。
    • IE モードが搭載された Microsoft Edge をサポートする Enterprise クライアント の最新バージョンに更新し、IE で作成された保留中の BotEnterprise 11 で IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換した後、それらの BotAutomation 360 の最新リリースに移行します。
  • Automation 360 v.24 オンプレミス またはそれ以前を使用しており、IE Bot を作成している場合、Automation 360 v.24R2 パッチに更新し、IE Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換できます。
注: EOL の後も BotInternet Explorer で確実に動作するようにするため、Microsoft では Internet Explorer で実行されているサイトやアプリケーションを Microsoft サイト リスト マネージャーに登録することを推奨しています。「Enterprise モードと Enterprise モード サイト リスト」を参照してください。

各種アップグレード シナリオの追加情報については、「Enterprise 11 と今後の Internet Explorer 11 EOL に関するよくある質問 | Microsoft Internet Explorer 11 EOL に関するよくある質問」を参照してください。

IE Bot の更新ワークフロー

Automation 360 から Automation 360 オンプレミス への更新
IE モードが搭載された Microsoft Edge への Internet Explorer Bot の変換をサポートする、Automation 360 から Automation 360 の最新リリースへの更新シナリオ
  1. Automation 360 の最新リリースに更新します。

    Automation 360 を最新バージョンに更新

  2. Automation 360Bot RunnerBot の更新の設定を行います。

    デバイスの登録と Bot エージェント のインストール

  3. Control Room レポジトリをバックアップします。

    Git リポジトリからの Bot の復元

  4. Bot Scanner を使用して、Internet Explorer で作成された Bot を識別します。

    Bot Scanner を使用して Enterprise 11 または 10 の Bot をスキャン

  5. Bot 更新ウィザード を使用して、IE で作成された Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換します。

    IE Bot を変換するための Bot 更新ウィザード

  6. Bot 更新ウィザード を使用して、更新された Bot レポートを分析します。

    Internet Explorer Bot の変換の詳細の表示

  7. 更新された Bot を実行またはデプロイできることを確認します。

    Bot をスケジュール設定 | Bot を実行

    重要: Bot をデプロイする前に、Internet Explorer で実行するサイトやアプリケーションを、Microsoft サイト リスト マネージャーに登録します。詳しくは、「Enterprise モードと Enterprise モード サイト リスト」をご覧ください。

    一方の環境 (DEV など) で IE Bot を IE モードが搭載された Microsoft Edge に変換した後、各環境で Bot を更新せずに、それらの Bot をもう一方の環境 (UAT や PROD など) に移行することができる点に注意してください。

Enterprise 11 から最新の Automation 360 オンプレミス へのアップグレード
IE モードが搭載された Microsoft Edge への Internet Explorer Bot の変換をサポートする、Enterprise 11 から最新の Automation 360 への更新シナリオ
  1. Enterprise 11 から、IE モードが搭載された Microsoft Edge をサポートする最新の Automation 360 にアップグレードします。

    Enterprise 11 から Automation 360 オンプレミス への移行の準備

  2. Automation 360Bot RunnerBot の更新の設定を行います。

    デバイスの登録と Bot エージェント のインストール

  3. Control Room レポジトリをバックアップします。

    Git リポジトリからの Bot の復元

  4. Bot Scanner を使用して、Internet Explorer で作成された Bot を識別します。

    Bot Scanner を使用して Enterprise 11 または 10 の Bot をスキャン

  5. Bot Runner と IE BotEnterprise 11 から Automation 360 に移行します。

    Bot 移行ウィザード

  6. Bot 移行レポートを参照します。

    移行レポートを表示

  7. 移行した Bot を実行またはデプロイできることを確認します。

    Bot をスケジュール設定 | Bot を実行