Linux への Control Room のインストール

Automation Anywhere Control Room のインストールを Linux 環境で開始して、Control Room でインストールを完了します。

注: インストール手順には、特定の構成や要件が記載されていないため、お客様のセットアップが異なる可能性があります。Automation Anywhere は、インストール手順がお客様のシステム構成や要件に適合していることを保証するものではありません。
このタスクは、オンプレミス Automation 360 の初回のインストールと更新に適用されます。
注: Linux の外部キー Vault が Automation 360 オンプレミス インストールではサポートされていません。

前提条件

以下を確認してください。

  • Microsoft SQL Server または Oracle Server データベースがインストールされ、実行されています。
  • Automation 360 のインストール サーバーは Microsoft SQL Server または Oracle Server データベースに接続されています。
  • Oracle Server では、Control Room に接続されている Oracle のバージョンに適した JDBC ドライバーがインストールされていることを確認します。
  • Automation 360 ビルド 6463 で、Python 3.6 がインストールされていることを確認します。
  • Oracle Server では、非コンテナ データベースのみがサポートされます。

手順

  1. インストールの前提条件を確認します。
    1. Automation 360 オンプレミス の前提条件 を確認します。
    2. 使用するサーバーに応じて、Microsoft SQL Server または Oracle Server が実行されていることを確認し、次のコマンドを実行します。
      $ sudo systemctl status mssql-server
      Microsoft SQL Server が実行されていない場合は、インストールします。
      注: Microsoft SQL Server または Oracle Server のインストール手順は、Red Hat Enterprise Linux バージョン 8 のものです。バージョン 7 の場合、パスを /rhel/8 ではなく /rhel/7 に変更します。
      クイックスタート: SQL Server のインストール」を参照してください。
    3. 次のファイルを準備します。
      • SSL 証明書
      • ライセンス ファイル
    4. Automation360_el7_Build_<build_number>.bin インストール ファイルを A-People ダウンロード ページ (ログインが必要) から Linux サーバーにダウンロードします。
      注: Linux でのパッチ更新 (同一リリース内のビルド間の更新) には対応していません。パッチ更新を実行する場合、必ずパッチをアンインストールしてから、パッチ リリースの新規インストールを行うことを推奨しています。
    5. Yum 更新を使用して Linux カーネル ファイルおよび OS ライブラリを更新するために、インストール サーバーがインターネットにアクセスできることを確認します。
      インストール サーバーで /etc/yum.conf を構成して、ネットワークに対してローカルの Yum リポジトリを使用することもできます。インストールを開始する前に、Yum リポジトリを最新の状態にする必要があります。
    6. Automation 360 ビルド 6463 以降では、Python 3.6 が必要です。
  2. インストール サーバーにログインします。
  3. Linux シェルからスーパーユーザーとしてインストーラー コマンドを実行します。
    1. $ sudo chmod +x Automation360_el7_Build_<build_number>.bin
    2. $ sudo ./Automation360_el7_Build_<build_number>.bin
    インストール ウィザードがインストール要件を確認して、インストールを開始します。
    ヒント:
    • 前のコマンド ステップに戻るには、[back] コマンドを入力します。
    • [Return キー] を押してデフォルト値を受け入れるか、別の値を入力して [Return キー] を押します。
  4. 使用許諾契約を受け入れるには、「Y」と入力します。
  5. [トランスポート レイヤー セキュリティ (TLS)] 画面で、以下を構成します。
    1. Control Room HTTP Port (Default: 80)
    2. Control Room HTTPS Port (Default: 443)
    3. Self Signed Certificate を有効にするには、1 を入力します。2 を入力すると無効になります。
      このオプションを無効にすると、カスタム証明書をインストールできます。
      1. Enter Certificate Path: 証明書パスを入力します。
      2. Enter Certificate Password: 証明書のパスワードを入力します。
      3. Use Intermediate Certificates で、1 を入力して有効にするか、2 を入力して無効にします。

        このオプションを有効にすると、[Enter path to Intermediate Certificates .zip File] オプションで中間証明書のパスを入力して、中間証明書をインストールすることができます。

    4. Force HTTP Traffic to HTTPS には、1 を入力して無効にするか、2 を入力して有効にします。
  6. [クラスター設定] 画面で、クラスター設定を無効にするには「1」、有効にするには「2」と入力します。
    • クラスター設定を有効にする場合は、クラスター ノードの IP アドレスを入力します。複数の IP アドレスを指定する場合は、カンマ (,) で区切ります。IP アドレスの間にスペースを追加しないでください。例: 192.168.0.1,192.168.0.2,192.168.0.3
    • リポジトリの場所は、クラスター内のすべての Control Room ノードからアクセス可能な共有の場所である必要があります。
    • Control Room の他のノードと通信するために使用される IP アドレスを選択していることを確認します。
  7. [データベース タイプ] 画面で、次のサーバーのいずれかを選択します。
    • Microsoft SQL Server
    • Oracle
  8. [サービス起動オプション] 画面で、次のオプションのいずれかを選択します。
    • [デフォルト (すべてのサービスを開始)]: 起動時にすべての Control Room サービスを自動的に実行できるようになります。
    • [カスタム (起動オプションを選択)]: 起動時に自動的に実行する Control Room サービスを選択できるようになります。すべてのサービスがデバイスにインストールされます。ただし、選択したサービスのみが起動時に自動で実行されます。必要に応じて、[手動] に設定されたサービスを手動で実行できます。
      各サービスについて、以下のいずれかのオプションを選択します。
      • [自動]: 起動時に、選択されたサービスを自動的に実行できるようになります。
      • [手動]: 必要なときに、選択されたサービスを手動で有効化できるようになります。
    注:
    • 選択したデータベース タイプによっては、そのタイプの一部のサービスがまだサポートされていないために、選択できない場合があります。
    • Automation 360 オンプレミス Control Room のインストール時に、起動時の実行に含めなかったサービスについては、設定ファイル ディレクトリに products.notinstalled ファイルが作成されます。このファイルは、テキスト エディターを使用して開くことができます。このファイルには、Automation 360 オンプレミス Control Room のインストール時に選択されなかったサービスの名前が含まれます。ディレクトリ構造の詳細については、「インストールする Control Room のディレクトリとファイル」を参照してください。
  9. 選択したデータベース サーバーに応じて、次の設定をサーバーに構成します。
    Microsoft データベース構成 Oracle データベース構成
    Database Server address (default: localhost) Database Server (default: localhost)
    Database port (default: 1433) Database port (default: 1521)
    Control Room Database (default: Automation360-Database) または名前を入力します。 Connect with SID or Service Name
    注: テキスト フィールドに入力された SID とサービス名は、お客様の Oracle データベースに固有のものです。
    SQL Server Login credentials: ログイン ID と SQL サーバー パスワードを入力してください。 Database User/Schema Password: パスワードを入力します。
    Password prompt for elasticsearch: 任意のパスワードを入力または定義します。 (任意) Use Secure Connection: 指定された CA 証明書を使用して、CA 証明書を選択できます。
    注: 証明書やデータベース接続には、同じホスト名を使用します。

    HTTPS および CA 証明書のインポート

  10. [データベース設定] 画面で、以下を構成します。
    1. Database Server address (default: localhost)
    2. Database port (default: 1433)
    3. Control Room Database (default: Automation360-Database) または名前を入力します。
    4. SQL Server Login credentials: ログイン ID と SQL サーバー パスワードを入力してください。
    5. Password prompt for elasticsearch: 任意のパスワードを入力または定義します。
  11. インストール前の概要を確認します。
  12. Enter キーを押して、デフォルト ディレクトリに Automation 360 をインストールします。
    Linux のインストーラー バージョン デフォルトのディレクトリ パス
    インストール ファイル パス バージョン .22 以前のバージョン /opt/automationanywhere/enterprise
    以前のバージョンから .22 への更新
    バージョン .22 以降の新規インストール /opt/automationanywhere/automation360
    インストールが正常に完了したことを示すメッセージが表示されます。Control Room のアセットの場所については、「インストールする Control Room のディレクトリとファイル」を参照してください。
  13. インストール後の設定を構成します。
    インストール後、Control Room グループ controlroom が自動的に作成されます。以下のユーザーは、それぞれの Control Room サービスを実行するこのグループの一部です。
    crkerneltraefikigniteactivemqcrelasticsearchcriqbotcrbotinsightcraaricrdiscoverybotcrstoragecrdiscoverybotml
  14. Automation 360 サービスが正常に開始したことを確認します。
  15. Control Room アクセスを設定します。
  16. ライセンスを設定します。
  17. Control Room インストールのログ ファイルは、次の場所で入手できます。
    Linux のインストーラー バージョン ログ ファイル パス
    ログ パス バージョン .22 以前のバージョン /var/log/automationanywhere/enterprise
    以前のバージョンから .22 への更新
    バージョン .22 以降の新規インストール /var/log/automationanywhere/automation360

次のステップ

Control Room のインストールと構成が完了したら、デバイスを登録して Bot の作成と実行ができるようになります。

デバイスの登録と Bot エージェント のインストール

メモリ不足管理 (OOM Killer) の詳細については、「Linux Automation 360 Control Room サービス停止 (A-People のログインが必要)」を参照してください。