Bot を構築するアクション

アクションを使用してオートメーション ワークフローを構築し、何をするかを Bot に指示します。使用可能なアクションは、Control Room 内にある Bot エディターアクション パレット内にあります。

アクションパッケージ、および依存関係

アクションは、自動化するテクノロジーに基づいてパッケージにグループ化されます。たとえば、Excel の高度な操作 パッケージには、[ワークブックを開く]、[セルに移動]、[セルを削除] などの Excel 関連のアクションが含まれています。これらを Bot エディター に挿入してスプレッド シートの処理を自動化できます。

パッケージが更新され、個別に有効化されて新しい機能をサポートします。新規の Bot は、デフォルト バージョンで構築されます。既存の Bot は、自動的には更新されません。これらは、Bot Creator で新しいバージョンに手動で更新されるまでは、構築時と同じパッケージ バージョンを使用して実行されます。

Control RoomBot を展開すると、オートメーションの作成に使用された パッケージ が収集され、送り先デバイスの Bot エージェント に送信されます。Bot エージェント は、Bot を実行するたびに更新しなくて済むように、パッケージ をキャッシュします。

デバイスで Bot を初めて実行するときのランタイムを短縮するには、Bot エディター の [パッケージをプリロード] オプションを使用して パッケージ をプリロードします。システムにより、ローカル マシン上の \ProgramData\AutomationAnywhere\GlobalCacheパッケージ がロードされ、実行時にすばやくアクセスできるようになります。

パッケージ からの アクションBot で使用されると、その パッケージBot の依存ファイルになります。

  • パッケージ の管理については、「パッケージ」を参照してください。
  • 開発者はパッケージの作成について、パッケージ SDK で詳しく学ぶことができます。
  • Botパッケージ の依存関係の管理については、「Bot の依存関係」を参照してください。

パッケージと exe ファイル

パッケージ exe プロセス ファイル
DLL Automation.CSharpDLLWrapper.exe
データベース Automation.DatabasePlayer.exe

アクション の操作

重要: パッケージの各アクションには、Bot を作成する際に互換性を持つ Control Room および Bot エージェント の最小バージョンの情報が提示されます。これらに基づき、Bot を更新し、互換性のない Control Room バージョンや Bot エージェント バージョンが原因で発生するランタイム エラーを減らすことができます。

アクションは、Bot エディター で設定できます。アクションをダブルクリックして、設定可能なフィールドと機能を表示し、アクションをダブルクリックまたはドラッグして、オートメーションに挿入します。

アクション アイコンの右上にある縦の 3 点リーダーの上にマウスを重ねて、次の機能にアクセスできます。

アクション をコピー
アクション を複製します。
アクション を切り取り
アクション をコピーし、Bot コードから削除します。
アクション 後に貼り付け
選択した アクション の下に、コピーした アクション を貼り付けます。
注: このオプションは、クリップボードに アクション がある場合にのみ表示されます。
[削除] アクション
Bot コードから アクション を削除します。
アクション を無効にする
実行時、ユーザーが有効化しない限り、Botアクション を無視します。
ブレークポイントを有効化
デバッグのために Bot を一時停止します。
オートメーションのデバッグ
ステップ オーバー
[ステップ オーバー] アイコンを使用して、デバッグ モードで次のアクションに移ります。デフォルトでは、デバッグ モードでの最初のアクションから開始されます。

Bot エディター 上部のツールバーを使用して、一度に複数の アクション を編集できます。

この Bot で探す (検索ボックス)
タスク Bot のフロー、リスト、デュアル ビューで、パッケージ 名、アクション 名、文字列名、変数名などのテキストまたは アクション を検索します。Bot の複数のページに渡ってテキストを検索でき、ページを手動で読み込む必要はありません。この機能は、長いコード行を含む Bot を表示したり編集したりして、検索したテキスト (変数、文字列、アクション など) が使用されている場所と、その行を判断する場合に役立ちます。
  • Bot エディター のコードの行内のみで検索できます。
  • この検索では大文字と小文字は区別されません。
ここから実行
[ここから実行] オプションを使うと、Bot エディター内の特定の行から Bot を実行し、その行より前のコードはすべてスキップします。この機能は、完全な Bot を実行することなく、特定のコード ブロックを素早く簡単に実行するのに役立ちます。
注: Ifループエラー ハンドラー のようなアクションBot の条件パッケージ内で使った場合、[ここから実行] オプションはそのアクションからは利用できません。ただし、Ifループエラー ハンドラー アクションから [ここから実行] オプションを使用することができます。
項目をコピー
クリップボードに アクション をコピーして、Bot 内で複製できるようにします。
項目を切り取り
アクション をコピーし、Bot コードから削除します。
項目を貼り付け
ハイライトされた アクション の後に 1 つまたは複数の アクション を貼り付けます。アクション をハイライトしていない場合は、オートメーション シーケンスの末尾に アクション が追加されます。
注: このアイコンは、クリップボードに アクション がある場合にのみ有効になります。
共有クリップボードにコピー
アクション、トリガー、およびメタデータを、Bot 間で共有されているクリップボードにコピーします。
共有クリップボードから貼り付け
アクション、トリガー、およびメタデータを別の Bot から貼り付けます。
注: このアイコンは、共有クリップボードに アクション がある場合にのみ有効になります。
注: [共有クリップボードにコピー] と [共有クリップボードから貼り付け] オプションは、Bot Creator 権限を持つユーザーにのみ有効になります。

Bot がデバッグモードで、コードの 1 行のみを選択した場合、[共有クリップボードにコピー] オプションは表示されません。このオプションは、コードの複数の行を選択すると表示されます。

Bot エディター のイベントの自動保存機能

Bot エディター では、アクション を使用してオートメーションをビルドする際、Bot を手動で保存しなくても自動保存が実行され、Bot によって特定のイベントに対する変更が自動的に保存されるようになりました。
注: 自動保存機能は現在、特定のイベントでのみ利用可能です。
自動保存機能をサポートしているイベントは次のとおりです。
  • レコーダー: 特定の アクションBot を作成して [レコーダー] をクリックすると、イベントは保存され、録画が完了すると、イベントは自動的に保存されます。
  • 変数マネージャー: 変数を作成または編集して アクション に挿入すると、その変更は保存されます。
    注: 変数を削除するか、F2 を押して変数リストから変数を挿入した場合、自動保存機能はサポートされません。
  • アクション メニュー (縦の 3 点リーダー): このメニューから [パッケージ] などの アクション を選択すると、そのイベントは自動的に保存されます。[パッケージ] ページを変更して Bot エディター に戻ると、そのイベントは保存されます。
  • ファイルの検索: [ファイルを検索] アイコンをクリックすると、Bot は、手動で保存されていない場合に保存されます。[追加] オプションをクリックした後にも、Bot は自動的に保存されます。
  • ダイアログ ボックス: ダイアログ ボックスを開くと、そのダイアログ ボックスは、変更が行われた場合には自動的に保存されます。
    注: 自動保存は、トップレベルのダイアログ ボックスに対してのみ行われ、ネストしたダイアログ ボックスに対しては行われません。
  • 変数の削除: 未使用の変数を削除すると、そのイベントは保存されます。
  • Bot 名の変更: Bot の名前を編集すると、そのイベントは保存されます。

リソース