Bot エージェント とプロキシの設定されているデバイスの接続

Bot エージェント をインストールすると、インストール プロセスの実行時に、デバイスのプロキシ設定がインポートされます。ただし、インストール中にプロキシ設定がインポートされなかった場合には、プロキシ構成の詳細を手動で更新できます。

注: 認証済みプロキシに関するデバイスのプロキシ設定は、Bot エージェントの登録プロセス中に設定でき、Bot エージェント診断ユーティリティを通じて更新することが可能です。デバイス上のすべてのユーザーに同じ資格情報が使用されます。

通常、プロキシ設定を変更すると、プロキシを追加したか認証プロキシの資格情報を変更したかにかかわらず、新しい資格情報を要求するプロンプトが Bot エージェント に表示されます。

次の 2 つの方法を使用して、プロキシ資格情報を手動で追加または更新できます。

  • PSExec -sid コマンドを使用する。
  • netsh winhttp コマンドを使用する。

これらの手順は、Bot エージェント のインストール前またはインストール後に実行できます。

手順

  1. 次のいずれかの方法を使用して、プロキシ資格情報を追加または更新します。
    • PSExec -sid コマンドを使用する。
      1. PSTools をダウンロードします。

        PsExec

      2. ダウンロードした zip ファイルのファイルを展開します。
      3. 管理者モードで Microsoft コマンド プロンプトを開きます。
      4. PSTools ファイルを展開したディレクトリに移動します。
      5. 次のコマンドを実行します。
        .\psexec -i -s -d cmd
      6. 新しいコマンド プロンプト ウィンドウで、次のコマンドを実行します。
        whoami

        システムが次を返します。

        nt authority\system
      7. 次のコマンドを実行します。
        inetcpl.cpl
      8. [インターネット プロパティ] で、[接続] > [LAN 設定] の順に移動します。
      9. [自動構成スクリプトを使用する] オプションを選択します。
      10. プロキシ自動構成 (PAC) ファイルのアドレスを指定します。

        次に例を示します。http://localhost:888/proxy.pac

      11. [OK] をクリックします。
    • netsh winhttp コマンドを使用する。
      1. 管理者モードで Microsoft コマンド プロンプトを開きます。
      2. 次のコマンドを実行して、プロキシ ステータスを一覧表示します。

        netsh winhttp show proxy

      3. コマンドが Direct access を返す場合は、次のコマンドを実行します。

        netsh winhttp import proxy source = ie

        プロキシ設定が構成されている場合は、コマンドによってプロキシ サーバー アドレスが返されます。以下の例を参照してください。
        Current WinHTTP proxy settings:
        Proxy server(s): 123.0.0.4:1234
        Bypass List    : (none)

        設定をインポートする必要はありません。

      注: netsh winhttp import proxy source = ie コマンドで PAC ファイルをインポートする場合、制限事項があるため、Bot エージェント インストーラーを使用してプロキシ設定をインポートすることをお勧めします。
  2. Windows サービスから Bot エージェント サービスを再起動します。
  3. Automation Anywhere 拡張機能が有効になっている Google Chrome ブラウザを開きます。
  4. ログアウトしてから、再度 Control Room にログインします。
    プロンプトが表示されたら、プロキシ資格情報を入力します。
  5. Control Room から、デバイスのステータスを確認し、デバイスが接続されていることを確認します。