オブジェクトベースのオートメーション向けの ユニバーサル レコーダー

ユニバーサル レコーダー を使用して、デスクトップ、タスクバー、またはアプリケーションやブラウザ ウィンドウのユーザー インターフェース (UI) オブジェクトに対するクリック、読み取り (データ抽出)、書き込み (データ入力) などのインタラクションを記録します。

バージョン 11.3 などの以前の Automation Anywhere RPA 製品には、さまざまな環境からオブジェクトをキャプチャするために、3 つの独立したレコーダーがあります。Automation 360 ではこの 3 つのレコーダーの機能を ユニバーサル レコーダー に組み合わせて、記録処理を効率化します。

ユニバーサル レコーダー の使用

ユニバーサル レコーダー は次のように使用できます。
  1. 複数のステップで構成されるプロセスを記録するには、ワークベンチの左上にある ユニバーサル レコーダー ビデオ カメラ アイコンを使用します。
    新たにキャプチャした アクション を既存の タスク Bot のどこに追加するかによって、以下のいずれかの方法で行います。
    • 新たにキャプチャした アクション を既存の アクション の下に追加するには、既存の アクション を選択してから記録を開始します。
    • 新たにキャプチャした アクション を既存の アクション の前に追加して、別の アクション 内で使用可能にするには、他の アクション を選択してから記録を開始します。たとえば、新たにキャプチャした アクション を既存の アクション の前に追加して、ループ アクション 内で使用可能にするには、ループ アクション を選択してから記録を開始します。
    注: アクション を選択しなかった場合は、新たにキャプチャした アクション はデフォルトで タスク Bot の最後に追加されます。

    ユニバーサル レコーダー でのタスクの記録」を参照してください。

  2. 既存の タスク Bot に追加する 1 つのインタラクションを記録するには (タスクを記録するときに手順を入れ忘れた場合など)、[レコーダー] パッケージ の [キャプチャ] アクション を使用します。

    [キャプチャ] アクションの使用」を参照してください。

    一般的な使用例については、「Example of entering data into a web form from a worksheet」を参照してください。

ユニバーサル レコーダーアクション 内で使用して、座標 ([マウス] > [クリック] アクション) またはローカル ファイル パス ([アプリケーション] > [プログラム/ファイルを開く] アクション) をキャプチャすることもできます。

バックグラウンド処理

バックグラウンド処理は、フォアグラウンドでのアプリケーションとの対話 (マウス クリックなど) を伴うオートメーションを、バックグラウンドで実行できるようにするものです。ターゲット オブジェクトの可視性を高め、Bot の精度を向上させるために、バックグラウンドで実行するオプションを使用することをお勧めします。次の アクション はバックグラウンド処理に対応しています。
  • クリック
  • テキストを設定
  • テキストを取得