レコーダーの使用を始める

Automation 360 において、ユニバーサル レコーダーAISense Recorder の 2 つのレコーダーを使用し、クリック、読み取り (データ抽出)、書き込み (データ入力) などのオブジェクトとのインタラクションを記録してタスクを自動化できます。

統合された レコーダー

バージョン 2.0.9-20201105-164103 以降では、レコーダー パッケージ には ユニバーサル レコーダー および AISense Recorder の両方が含まれています。これには次のメリットがあります。
  • 機能の更新はデルタ更新として配信されるため、最新の レコーダー パッケージ の各リリースのダウンロードにかかる時間が短縮されます。
  • [記録を開始] アイコンは、両方のレコーダーの共通エントリ ポイントとして機能します。
注: バージョン A2019.16 以前のビルドを持つ Control Room に統合型の レコーダー パッケージ (バージョン A2019.17 以降) を含む Bot をインポートするなど、レコーダー パッケージ のバージョンを手動でアップグレードすると AISense Recorder は失敗します。レコーダー パッケージ は常に Control Room 経由でアップグレードしてください。.jar ファイルまたは Bot のインポートによる手動アップグレードは実行しないでください。

タスクに使用するレコーダーの選択

Bot のビルドを開始する前に、要件に最も適したレコーダーを選択してください。

ユニバーサル レコーダー
ユニバーサル レコーダー は、クリック、読み取り、書き込みなどのインタラクションをビジネス アプリケーションのユーザー インターフェース オブジェクトとともに記録する場合に使用します。オブジェクトをキャプチャした後、そのオブジェクトで実行する アクション に関する要件を指定できます。

たとえば、ハイパーリンクをキャプチャした場合、リンクをクリックしたり、リンク テキストを取得するアクションを選択できます。同様に、テーブル オブジェクトをキャプチャした場合は、テーブル オブジェクトから行の総数を取得するか、各行を 1 つずつ取得してそこにある アクション を実行するかを指定できます。これは、座標、画像、キーストロークなどではなく、ユーザー インターフェース オブジェクトで実行されるため、最も信頼性の高いオートメーション形式です。

AISense Recorder
AISense Recorder は、Citrix を通じて公開されるアプリケーションまたは RDP を通じてアクセスされるアプリケーションで Bot を構築および自動化する場合に使用します。また、オブジェクトベースのオートメーションが困難なレガシー アプリケーションの Bot を構築およびオートメーションにかかる時間を短縮することもできます。

画面解像度、ブラウザ、ユーザー インターフェースの変更に対するレコーダーの復元性により、ビジネス アプリケーションにわたってタスクを記録する際の制限と障害が軽減されます。