ワークロード キューの作成

キューは、ワークロード管理の主要構成要素の 1 つです。キューは、追加処理を行うためのデータ (作業項目) を保持します。これらの作業項目は、処理を行うためにデバイス プール内の個々の unattended (サーバーから実行を指示) Bot Runner に分散されます。

ワークロード自動化の場合、項目テンプレートを作成して Bot に添付し、デバイス プールを作成し、プールに Bot Runner を追加します。次に、キューを作成して、キューの所有者、参加者、コンシューマーを追加し、作業項目の構造の定義、作業項目の挿入を行います。最後にキューで自動化を実行します。
注: マルチユーザー環境では、A と B の 2 つのキューがあり、複数の作業項目がキュー A にある場合、デバイスはキュー A の作業項目を処理してから、キュー B に移動します。マルチユーザー環境で両方のキューを並行処理するには、以下のいずれかのアクションを実行します。
  • 既存のデバイス プールに別のデバイスを追加する。
  • 同じデバイスに別のデバイス プールを作成する。
キューの所有者、参加者、コンシューマーとして実行できるタスクの詳細については、以下の表を参照してください。
所有者 参加者 コンシューマー
できること
  • キューを表示
  • キューを編集
  • 他の所有者、参加者、コンシューマーをキューに追加
  • 作業項目をキューに追加
できること
  • キューを表示
  • 作業項目をキューに追加
できること
  • キューを表示
  • キューを使用して Bot を実行
できないこと: キューを使用して Bot を実行 できないこと: キューを使用して Bot を実行 できないこと: 作業項目をキューに追加

キューの所有者と参加者: なお、キューの所有者はキューの編集 (キュー名、説明の変更、所有者、参加者、コンシューマーの追加・削除) ができますが、参加者はキューを編集することができません。

ワークロード キューは、次のいずれかのモードで作成することができます。

エクスプレス モード

Control Room でワークロードの自動化のためのデフォルト パラメーターを使用してエクスプレス モードでキューを作成するには。詳細については、「デフォルトのワークロード パラメーターでエクスプレス キューを作成する」を参照してください。

標準モード

次の図では、標準モードでワークロード キューを作成する際のフローを説明しています。
workload-queue-flowchart
標準モードでワークロード キューを作成するには、次を参照してください。
  1. キューを作成

    オートメーション用に期待する特定のデータセット Bot を保持するキューを作成します。キューを作成するには、Control Room 管理者が [AAE_Queue 管理者] のロールに [自分のキューの表示と管理]、[キューの作成]、[すべてのキューの管理]、[進行中のアクティビティの表示] 権限を割り当てます。

  2. キュー所有者を追加

    キューを作成、編集、および表示できるキュー所有者を追加します。

  3. キューへの参加者の追加

    Control Room で定義されているさまざまなロールからキュー参加者を追加します。このステップは任意です。

  4. キューのコンシューマーの追加

    Control Room で定義されているさまざまなロールからキュー コンシューマーを追加します。このステップは任意です。

  5. 作業項目 の構造体の定義

    キューで処理する 作業項目 の構造を定義します。これにより、準備完了データがファイルに含まれていない場合に、システムから作業項目を手動でアップロードできるようになります。

  6. 作業項目 を挿入

    構造を定義した後、CSV ファイルからキューに作業項目を追加します。