E メール プロパティでのディクショナリ変数の使用

E メール関連のタスクを自動化すると、Automation Workspace は E メールのさまざまなプロパティを取得し、これらのプロパティの値をディクショナリ変数に格納します。これらのプロパティは、ループ アクション内で E メール アクションを使用すると、ディクショナリ変数に格納されます。

Automation Workspace が取得する E メール プロパティとしては、件名、受信者、送信者、メッセージ、受信日時などが挙げられます。E メール プロパティは、次のディクショナリ キー内のディクショナリ変数に格納されます。
メールのプロパティ データ タイプ 説明
emailSubject 文字列 メールの件名の値を取得します。
emailFrom 文字列 受信したメール ID を取得します。[送信元アドレス] は受信者に表示されます。
emailTo 文字列 受信者のメール ID を取得します。
emailCc 文字列 CC リストから受信者のメール ID を取得します。
emailBcc 文字列 BCC リストから受信者のメール ID を取得します。
emailMessage 文字列 メール本文からテキストを取得します。
emailReceivedTime 文字列 メールを受信した時刻を取得します。
emailReceivedDate 文字列 メールを受信した日付を取得します。
emailSentTime 文字列 メールが送信された時刻を取得します。
emailSentDate 文字列 メールが送信された日付を取得します。
emailNoOfAttachments 文字列 添付ファイル数を取得します。添付ファイルがない場合、表示されるカウントは 0 です。
注: 受信した E メールと送信した日時は、次の形式で取得されます。
  • 日付: dd/MM/yyyy HH:mm:ss

    サンプル出力: 22/09/2022 17:07:13

  • 時刻: HH:mm:ss Z

    サンプル出力: 17:07:13 +0900

E メールのプロパティには、適切なディクショナリ キーが自動的に関連付けられます。これらのディクショナリ キーに格納されている値は、別のタスクで使用したり、データベースに格納したりすることができます。これらのキーはシステムで使用されるため、上記で示されたとおりに使用する必要があります。たとえば、ディクショナリ変数「Test」を作成し、メッセージ プロンプトに E メールの件名と送信者を表示する場合は、適切なフィールドに Test{emailSubject} および Test{emailFrom} を入力する必要があります。

F2 キーを押してフィールドで変数を使用する場合は、[変数を選択] リストから [Test] を選択し、[変数を挿入] ダイアログ ボックスの [ディクショナリ キー] フィールドに「emailSubject」と入力することで、E メールの件名をそのフィールドに保管します。同様に、[ディクショナリ キー] フィールドに「emailFrom」と入力することで、フィールドで E メール送信者の E メール アドレスを使用できます。

ディクショナリ キー変数は、E メール プロパティを使用する場合、Microsoft Outlook や任意の E メール サーバーから自動化するすべての E メール関連のタスクに必要です。ディクショナリ キー変数は、次の E メール アクションに使用できます。
  • ステータスの変更
  • 削除
  • 転送
  • 返信
  • 添付ファイルを保存
  • E メールを保存
    注: E メールの保存に必要な時間は、その E メールで使用可能な添付ファイルのサイズによって異なります。